〜©日本ピンサロ研究会〜

ピンサロ「セクシービーム」(小山)

by 19の昼氏


 19の昼です。

 日ピン88か所をめぐる旅 85

 今回調査したお店は

【店名】セクシービーム
【業種】ピンサロ
【場所】小山
【HP】無
【料金】30分10,500円

 今回はちょっと長めのレポです。

 プロローグ
 2013年のある日、まだあの時は冬がまだ訪れる前くらいであろうか。私はとある喫茶店でコーヒーを飲みながら仕事をしていた。仕事はそんなに急を要さない内容ではあったが、性格上仕事が溜まることに対するストレス耐性の無い私は、やり残した仕事に対して過度に神経質になることが多々ある。この日も不急の仕事をさっさと終わらせるためにPCに向かって入力をしていた。

男「いやー、あそこは一度行ってみたほうがいいですよ」
隣のテーブルから声が聞こえてきた。見ると壮年の男性が二人。一人は感情を表情に表さずに淡々としている。もう一人は至極ニヤニヤとしている。前者を男性V,もう一人を男性Pとでもしよう。
 男性Vが程よい小声で話す。その声の絶妙な小ささが、隣のテーブルにいる私を何となく刺激する。もう少し声が小さければ聞き流していただろう、もう少し大きければうるさく感じ、興味を持たなかったかもしれない。それぐらい絶妙な声の大きさで男性Vは話を続けた。

男性V「地方ならではのサービスがあってね、それがまたいいんですよ」
男性P「え?ていうことは生とかできちゃうんですか?」
男性V「それは無理。全国どこでも無理だと思う。むしろそういう店はやめておいた方がいい」
私は仕事の手を止めてふと考えた。この話には二つのシチュエーションが想定される。男性Pの発言が
生とか できちゃうんですか?  であれば、生で本番ができる店
生とかで きちゃうんですか?  であれば、生でユッケが食べれる店
どちらにも解釈できる。どちらか気になる。私が彼と同じ会社であればすぐさま質問するのであるが、何せ知らない御仁である。いきなりこういうテーマの質問を聞くこと自体が憚られるので、もう少し会話を聞き続けることにした。

男性P「で、都内からだとどれくらいかかるんですか?」
ここで男性Vがチラリと私の顔をみた。私がそば耳立てて話を聞いているのに気が付いたようだ。私は止めていた手を再び動かす。男性Vも会話を途切れさせないようにと、私を少し意識した素振りで口ごもりながら話を続けた
男性V「???時間くらいかな」
男性P「こりゃ遠いですね!」

男性Vの声が聞きとれなかった。聞き取れたのは男性Pの発言のみ。ここから男性Vの発言を推測しようと思うがここでまた迷ってしまった。
これは遠いですね の意味なら 郊外の風俗店
Korea遠いですね の意味なら 焼肉やユッケの本場韓国
文脈はわかる。とはいえ会話に乗りきれない。本来なら仕事に集中しなくてはならない私が、隣テーブルの会話に気を奪われている。これはいけない。仕事に集中しよう。

男性V「飲み物は飲み放題っぽいですよ。最後にコーラくれるんですよ」
男性P「料金はどれくらいですか」
男性V「10.5Kかな。」
男性P「交通費入れて2万くらいで見ておいた方がいいでしょうかね」
男性V「そんなにしないと思いますけどね」
うーん・・・。2万あれば風俗店にも行けるが、アベノミクス効果で韓国ツアーは15kあれば行ける時代だ。焼肉込みで2万でもなんとかいける。私は話に参加したくなってきた。

男性V「で、いつ行くの?」
男性P「倍返しだ」
私「いやいや、「今でしょ」でしょ?」
思わず私は立ちあがって男性Pに突っ込んでしまった。呆然とする男性VとP。赤面していたたまれなくなった私に向かって、男性Vは至極冷静に話を続けてきた
男性V「来月はいつ空いています?小山駅集合で良いですか?セクシービームへ!」
男性P「あ、その日は僕、ビデボに行くんで行けないっす」

チャプター1 駅から店舗への行き方
 2月の小山市はとても寒かった。日本全体を襲った大雪のせいだろうか、あちらこちらに除雪済みの雪の山がある。電車も最高速度を抑えた運転だ。気のせいか、生足を出している女子高生の数も減ったように見える。シミパン氏はさぞ悔しがっているだろうが、これもぜんぶ雪のせいだ。
 武蔵小杉から乗車した私を乗せてJR快速は、到着予定時間を少し遅れ気味に小山駅についた。通常なら103分で到着するらしい。しかし、私にとって103という数字はどうやら相性が悪いようだ。これは雪のせいではない。
 地方駅の場合、電車に接続する路線バスの座席を確保するために、電車のドアが開いた瞬間に一部の乗客は改札方面に向かって駆けていく光景を見かけるが、大雪が降った今日に限ってはどの乗客も「うさぎとかめ」の亀のようにのそりのそりと転ばぬようにホームを進んでいく。これもぜんぶ雪のせいだ。

「フェルさん、お疲れ様です」
改札を出て私は男性Vに声をかける。男性Vはどうやらフェルメールと自称している。いわゆるHNというやつだ。実際の彼の風貌は「牛乳を注ぐ女」でもなければ「真珠の耳飾りの少女」でもない。普通の壮年である。彼がなぜそのHNを名乗るかはわからないが、そのテーマに関して今は興味がない。今の私にとって一番関心があるのは、数日続く異常な寒波が続いているにも関わらずフェルメール氏が薄着であることだ。その姿からは小山駅まで車で移動したことは容易に想像がついた。しかし、これから行く風俗店は駅から離れている。その服装でここから目的地に移動するには寒すぎるのではないか。老婆心ながら心配になり尋ねた。
「フェルさん、今日のこの寒さでその服装、大丈夫ですか?」
「寒いよ。でも仕方がない。ぜんぶ雪のせいだ」
「じゃあ行きましょうか」
彼は歩き始めた。小山駅西口を出て、右側(北側)にまっすぐ線路にそったような形で歩く。寒さは厳しいが、その先にはとても楽しいことが待っている。寒さなんて気にならない。そんな雰囲気で彼は目的地に向かって歩く。
「外国人はいませんよ。日本人だけです。」
フェルメール氏は店について語り始めた。彼はその店の状況を体系的に理解をしている。店のレイアウト、スタッフの名前や容姿など。彼が店の経営者かと錯覚しそうだ。
 「セクシービーム以外のお店は、「日本人で」と言わない限り外国の嬢がでてくるケースが多いんですよ。中には「日本人●●●円!」と謳っているお店もありますよ。」
 なるほど。小山地区というのは風俗産業においては外国人対日本人の嬢が鬩ぎ合っている地区のようだ。
 こういう地区は大抵日本人の嬢が高齢化して競争力を失い、外国人に駆逐されるケースが多いのだが、セクシービームはいかがなものであろうか。それを問おうとフェルメール氏に声をかけようと思った矢先、彼は私の言葉を制してこういった
「彼は多分、店員ですよ。小声で話しましょう」
彼とは私たちの先30メートルくらいを一人で歩いている男性である。彼の存在自体は気が付いていたが、駅から自宅に徒歩で帰るサラリーマンと思っていた。しかし、フェルメール氏の慧眼によると彼は店員のようだ。
 しばらく歩くと、信号にたどり着く。右折すれば店である。ここで私たちは彼の後に店に入ろうと思い、青信号を見過ごした。彼は店に向かわず直進方向に向かって歩き始めた。どうやら彼は店員ではなかったようだ。
「いやぁ、あれはわざと違う方向に行っているんでしょうね。なんかありますよ、きっと」
フェルメール氏は強気だ。その時、私たちの横に1台の見慣れた車が。栃木県警の巡回車(パトカー)だ。フェルメール氏はこうつぶやいた
「たぶん、これでしょうね」
彼より厚着の服装をした私だが、彼以上に背筋が凍る思いをした。

チャプター2 店員の応対
 セクシービームに突入した。私の調査時には既にレポが66本も掲載されている北関東の人気店。私は初のお手合わせだ。フェルメール氏は常連らしく、スムーズな手続きで店内に入っていく。少し強面の店員が私に向かって
「指名は?」と聞いてきた
「フリーで。初めて来ました」と返す私
「10,500円」
会話はそれだけである。私は財布からお金を取り出して強面の店員に渡そうとしたとき、背後から私のお金を奪う男性が。あわてて振り返ると先ほど交差点で直進していった男性である。何か、すべてを見透かされたような気分である
 真っ暗な店内に誘導される。席数は20くらいあるのだろうか。とにかく広い。席に座ってから店員が「はい、麦茶」と言って麦茶とおしぼりを置いていく。初めての訪問と言ったが、システムの説明は無い。事前にフェルメール氏からの説明が無ければ戸惑っていたことであろう。座って1分くらいで一人目の嬢が現れた。

チャプター3 調査開始
 年齢は30代であろうか。体型はスレンダーである。はにかみ気味な笑顔である。よく見るとかわいい。とも氏なら手土産に塩大福を買って手渡しするのではと思うくらいだ。
 私がシステムが良くわからない旨を説明すると、ズボンをおろすように指示をしてくる。言われたとおりにズボンをおろす。嬢はそそくさとゴムを取りだし、おしぼりで拭いた後にゴムフェラを1分。そのあと嬢の名前、特徴などを説明してくる。しかし小声で良くわからない。小声なのか、店の音楽のボリュームが大きすぎるのかはわからない。が、良く聞こえなかった。
 そそくさと嬢は退席する。その後すぐに店員がきて「もう一人呼びます?」と聞いてきた。私は「お願いします」とだけ答えると3分後くらいにもう一人の嬢が現れた嬢は30代前後。いわゆるアラサ―だろう。可愛い。cassis氏ならプッシュしまくって全裸にさせるかもしれない。ただ、私とは相性の悪さを感じた。私がズボンをおろすと、やはりゴムフェラを1分。そして嬢はすぐに退席していった。
「どちらにします?」
間髪入れずに店員が現れた。
「では最初の嬢で」
「わかりました」
2人とも悪くない。割と嬢のレベルは高いのではと思った。しかし、改正遺失物法氏にとっては「勝てない」お店かもしれない。

 ほどなくして最初についた嬢が来た。
 嬢は慇懃に礼をする。ハンガーらしきものにタオルをかけ、それブース入口にかける。ちょうど目隠しの様になり、通路側とブース内を遮断するような形になる。嬢も私も全裸になる。非日常的な光景だ。
 調査の時は徹底的に受け身になる私は、ブースに寝転ぶ。嬢が私に覆いかぶさり、DK,リップを始める。そしてG着してフェラーリの開始、そしてスマタという流れでサービスは進んでいく。嬢は事務的に物事を進めるが、情熱的な演技をする。いわゆる「ベテラン嬢」と呼ぶにふさわしい接客だ。私もこの嬢が本気でイッているとは思わないが、本気でイッていると思ってしまうような錯覚に陥ることが多々あった。
 プレイが終わってから聞くと5回はイッたらしい。これが真実ならミタオア氏並みだ。非日常的だ。
 お掃除をし、嬢は離席する。この時点でブースに着席してから15分だ。私は相変わらず速射だ。これは日常的だ。

チャプター4 サービス終了から退店まで
 嬢が離席してから数分後、ちがう嬢が突然現れる。どうやらつなぎの嬢である。最初に来てくれた2人よりも、かわいい。ももクロ系のかわいさだ。もののふが黙っていられない可愛さだ。k_爺氏なら欣喜雀躍しているだろう。この嬢にサービスを受けたかったと一瞬思ったが、既に賢者モードになっていた私は、この嬢と懇意になりたいという気持ち以上に早く店を出たい気分であった。
「お客さんのお名前、なんて呼べばいいですか?」
私は一瞬混乱した。ここで名前を聞かれるとは思わなかったのである。
「じゃあ、花咲で」
「え?花咲?」
「そう、花咲カニの花咲で」
「カニはお好きなんですか?」
失敗した。なんで「おはぎ」でもなく「もののけ」でもなく「花咲」にしたんだろう。「ヨゴ」でも良かったかもしれない。後悔したがもう引き下がれない。ひとまずカニの話題を引っ張った。数分我慢して談笑したが、そろそろ耐え切れなくなり退店したい旨を伝えた。ヘルプ嬢は戸惑いながら、サービスをしてくれた嬢を呼びに行った。
 サービスしてくれた嬢が飲み物を持って到着。私はその飲み物を一気に飲み干して退店したい旨を嬢に伝える。その時、嬢が立ち上がり大声で叫んだ
「GO! TO GO!」
私は驚いた。細身の嬢から出た声とは思えないほど大きい声だ。こんなに大きい声でGOと叫ぶのは彼女とヒロミゴーしかいないのではないか。そう思えるくらい大きい声だ。彼女は大きい声で叫び続ける
「GO TWO GO!」
「GO TSU GO!」
「ご都合!」
なるほど、客都合による時短の退店をスタッフに伝えているのか。すぐさま店員が現れる

「お時間、まだございますがよろしいですか?」
「はい、帰ります」
「そうですか。かしこまりました」

エピローグ 総合評価
 私はそそくさと店の外に出た。店を出たら駅前の喫茶店でフェルメール氏と待ち合わせをする事になっている。私は携帯を触りながら駅に向かった。携帯でブログを見ると、男性Pがビデボでの武勇談をタイムリーにアップしていた。とても気に入ったDVDがあったらしい。男性Pとはパンパースとガムテープをくっつけたような名前の人だ。下剤の人ではないらしい。
 歩くこと数分、駅の近くまでたどり着いたときに、寒空の中、一人で寒さ我慢大会をしているような男性がいた。フェルメール氏である。時短を申し出た私より先に店を出ているとは、彼もご都合なのか。しかし、それを訪ねたとき、彼は時短の認識が無いようであった。どうやら店の体質的に時短の傾向があるようだ。
 2人で駅前の喫茶店に移動したところ、店は既に閉店していた。その割には閉店したショッピングセンターには女子高生が多数タムロしていた。バスの時間までひまなのであろうか。甘酸っぱいにおいが漂う。Pe-rosso氏ならこの匂いを嗅ぎながらワインがぶ飲みで悪酔いするのではないか、と思うくらいのシチュエーションである。
 地方都市の夜遅い時間ということもあり、私はフェルメール氏の愛車に乗り込んだ。もちろん、彼はエンジンをかけてすぐに車の室内温度をMAXまで上げていたことは説明するまでもない。2時間ほどの時間を費やし、食事をとりながら帰路に着いた。途中、フェルメール氏とはたくさん話をしたが、彼は会話ではオヤジギャグとか、「バイヤー」とか「もうだめかもわからんね」を言わないことがわかって安心した。
 フェルメール氏曰く、私についた二人の嬢は両人ともあまり人気の無い嬢だったらしい。しかし、氏(もフリーで入店)のところについた嬢は人気嬢だったらしく、フリーは悪い嬢を付けるという方針でもなさそうだ。数回の調査が必要だと感じた。

 春以降の再調査を胸に誓った、冬のある1日であった。

 では評価です


1人目
ルックス C
サービス B

2人目
ルックス B
サービス D

店員 C
CP B

 長文を読んでくださいましてありがとうございます。
 以上、19の昼でした。

 調査部 中央情報課長 19の昼 (H26.03.10)

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調査部から補足事項
本店舗は他に, おさむ氏(H18.02.17), れびとら氏(H19.09.02)(H19.10.24)(H21.06.26), フェルメール氏(H19.10.16)(H19.12.15)(H19.12.15)(H20.01.04)(H20.02.08)(H20.03.12)(H20.03.19)(H20.08.12)(H20.08.15)(H20.08.19)(H20.10.06)(H20.11.03)(H20.11.30)(H20.12.14)(H21.01.21)(H21.03.03)(H21.03.24)(H21.03.31)(H21.04.13)(H21.05.04)(H21.06.05)(H21.06.21)(H21.08.04)(H21.09.01)(H21.09.18)(H21.10.26), ブルース氏(H19.12.23), 勝太郎氏(H20.01.17)(H21.02.16)(H25.07.14), レプソル氏(H20.10.22), チンカーベル氏(H21.01.31)(H21.08.04)(H22.04.25), ATC氏(H21.02.24)(H21.04.14), やっほー氏(H21.02.28), キタススム氏(H21.03.13), ジーニ氏(H21.04.06), よっしー氏(H21.04.21), Ver6氏(H21.05.08), ゼッツー氏(H21.05.08), e-rosso氏(H21.11.09), ヌクート氏(H22.05.10)(H22.09.20)(H23.01.23)(H23.10.08)(H24.06.24), B長氏(H22.08.16), ばってんアラサー氏(H22.08.22), hunter氏(H23.10.18), まそじ氏(H23.11.21), ネオ鳩麦茶氏(H24.03.16)(H25.06.16), A・サンチェス氏(H24.05.08), 赤ドンちゃん氏(H24.12.30), シミパン氏(H25.09.17), K_爺氏(H25.09.23), サンチェス氏(H26.01.05) がレポートしております。
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