【風俗奥の細道　其の十五】

＜調査店舗＞
【店名】ビックワン
【業種】ピンサロ
【ＨＰ】なし
【場所】巣鴨駅徒歩2分
【料金】5000〜7000円　指名料1000円

【調査日】1月下旬　夕方
【調査時間】30分
【調査費用】5000円（フリー）
【総合評価】★★★☆☆

　松尾金作は夕刻の山手線に乗りながらウトウトしていた。ふと目を上げると正面に真矢ミキに似た大人の女性がひざを組んで座っている。スカートの隙間から見えそうで見えない、そんな大人の女性のエロスをぼんやりと眺めている。
　そんな松尾の気持ちを知ってか知らずか、車内アナウンスで「巣鴨」の声が聞こえてきた。松尾は反射的に電車を降りるのだった。

　大人の女性を見ていたからだろうか？松尾は濃厚なテクニックを感じたくなっていた。『そうだ！！マドンナかビックワンに行こう！！』何かのCMのようなことを考えながら、以前気に入った姫君がいたビックワンへと歩を進めた。

　ビックワンの階段の前で店員氏に「ご指名は？」と聞かれたので「Aちゃん」と答えると「退店しました」の返事。非常に良い姫だっただけに残念だったが、気を取り直しフリーで入ることにした。

　店内に入ると松尾は驚いた。久々に足を踏み入れたビックワンは、それほど早い時間でもないのに店内に閑古鳥が鳴いているのである。『これは…？！』。松尾は常連ではなかったものの、これほど空いているのは初めてだった。嫌な予感が胸を突いたが、いまさら引き返すことも出来ず、正面一番前の席についた。

　店員氏にコート、上着を脱がせてもらいしばらく待つ。店員氏のサービスが落ちている感じは受けず、少しほっとする松尾。しかし周りに木霊する店員氏のコールは人数が少ないためか虚しく聞こえてしまう。

　しばしパラパラを聞きながら待っていると一人目の姫君が登場。その姿を見て松尾は胸を撫で下ろした。見た目純朴そうな姫君で、外観もかわいらしい。「はじめまして」とかわいらしく笑う姫君。話していてもややぎこちなさを感じたため、色々聞いて見ると入店間もないとのこと。一抹の不安を覚えながらも松尾はサービスを受ける準備を整えた。

　松尾の不安は的中した。濃厚なサービスを期待して巣鴨にやってきたが、一定水準のレベルではあるものの、残念なことに期待していたような技術は持ち合わせていなかった。ただし、短い時間ながら一所懸命に気持ち良くしようとするのが伝わり、悪い気はしない。
　松尾は何気なく姫君のヴァギナに指を滑らせた。そこには当たり前のようにローションが塗られており、いつものようにやや興ざめするのだが、そのローションでクリトリスを丁寧に撫で回した。
　しばらく続けていると姫君の生暖かい鼻息が松尾の腹部に当たっていることに気づく。それでもクリトリスを撫で回していると突然姫君が松尾の手を掴んだ。

「だめ…。」

松尾はぎこちない笑顔とその短い言葉で姫君が本気で感じていることを察し、そのことに興奮を覚えていた。姫君は松尾の手を自分の腿に置きなおし再び股間に顔を埋める。当然S心をくすぐられた松尾は再びクリトリスを撫で回す。すぐに姫君の鼻息が荒くなり、そのことに松尾は興奮するのだった。
『これなら逝くことが出来そうだ・・・』
そう松尾が思った途端、顔を上げる。気持ちを集中していた松尾は何事かと姫君の顔を見た。そこには恍惚とした表情をした姫君が再びぎこちない笑顔を作っていた。

「お願い…。だめ。」

その短い言葉に再び興奮したとき、一人目の終わりを告げるコールが無情にも響き渡った。
　「逝かせられなくてごめんなさい」と謝る姫君を見送り、次の姫君を待つ。

　続いてやってきた姫君は、ある種仕事人のオーラを纏った姫君だった。松尾は期待に胸を膨らませる。そしてその期待していた通りのサービスを受けるのだった。
『これだよ！！これなら逝けそうだ。』
そう思った矢先、すぐに二人目の終わりを告げるコールが聞こえる。
『えっ！！もう終わりかよ！！』
二人目が短いことは知っていたが、松尾の予想よりも早く終わってしまったことに残念に思っていた。

『三人目は外せない…。』
焦りにも似た感情を抑えながら三人目を待つ松尾。次にやってきたのは、一人目と同じ姫君だった。
　やはりテクニックはないものの、そのひた向きさと感じやすさに気を良くした松尾は時間ギリギリで果てるのだった。
　「逝ってくれてよかった。」と、はにかむ姫君に新鮮な感情を感じながら松尾は一人巣鴨の町に消えるのだった。

【キャスト】
松尾金作：芭蕉

それでは評価です。

【店舗評価】★★☆☆☆
　驚くほど空いていました。店員さんも少なく、なんだかレベルダウンした印象を持ってしまいました。

【姫評価】★★★☆☆
　今回の姫君は、１・３人目(同一姫君）は技術的には今ひとつでしたがビック・ワンでは新鮮な感じを受けました。個人的には箱ヘルなんかで働くと人気が出るのでは？？？と思ってしまいました。
　２人目はまさしくプロでした。ただし、客観的に見るとたまたま当たりで、周りを見渡すと姫君のレベルの低下を著しく感じました。次回行くかは・・・。

　特殊強襲調査隊　B(ブラボー)中隊　先任隊員　芭蕉　(H20.03.07)