〜©日本ピンサロ研究会〜

ストリップ「池袋ミカド劇場」(池袋)

by ダミュ氏


店名:池袋ミカド劇場
業種:ストリップ
HP:http://www.mikadogekijyo.com/
住所:東京都豊島区東池袋1-41-16
費用:3千5百円(シニア割)
調査時期:2024年2月
調査員:ダミュ

20代の頃、歌舞伎町の小屋へ行きました。あの頃は過激で、客がジャンケンで舞台に上がり、スルのです。あの当時は見る場所ではなくスル場所でした。若者だらけで活気がありました。流石におカミからお叱りを受けたようで30代で見に言った頃は見るだけで、500円でポラロイド写真を撮らせてくれました。姫様も撮影OKでしたが、ガラガラでした。あれから30年、シニア割扱いとなり、ミカド劇場をレポートします。
夕方5時頃入場、満員で立ち見もいます。客層は半分以上がシニア、70歳以上も3割ほどでしょうか。若者はわずかで、女性も1人いました。ショーの展開は昔と変わらず、ダンス、脱ぎダンス、姫様ご開帳の3部構成、その後、500円でデジカメを撮り、後でプリントしてもらうようです。40人程度の劇場ですが、デジカメには10人ぐらい並びます。女性も並んでポーズの注文をつけていました。ただ嬢は胸は出していますが、姫様は撮影禁止らしく、パンテーは着たままです。それが6人続くわけです。健全ちゃあ健全ですが・・・なんか立たなくなったご老人が若い子の香りを求めて集まっているように思えました。
5時半からの第3部も満席、ショーの最中におひねりの千円札を胸に挿むご老人も多く(お年寄りは結構カネ持ってる)、ショーは盛り上がっています。舞台では嬢がスッ裸で踊り、髪の毛スカスカ(私はまだ残ってますが)の客が見入っている。異様な光景です。でもこれが現代のストリップ。踊り子はアラサーで結構可愛く、踊りの技術も昔より上がっています。でもイヤラシさ、卑猥さに欠けています。このご老人たちが卒業(天に召された)された後、次世代は見てくれるのでしょうか?パソコンにはハードにスル動画が反乱しています。ナマならではのイヤラシさがストリップの真骨頂、見知らぬ男達にあられも無い姿を晒す嬢の愛おしさがソソルのです(私も古い)。キレイな裸などバーチャルで十分。このままでは絶滅するかもしれません。今はレッドリストの段階。この文化をなんとか残せないものか。
会場の後ろにお酒の自販機(ビール350mで500円ぐらい)があり、ゴミ箱も完備、ただ売っているお酒とゴミ箱に入っているカンが違うので、持ち込んでいると思われます。一度入場すると再入場は自由で、近くに酒のスーパーもありましたので。私もお茶飲むフリしてウィスキー飲んでました。私にとっては夜行バスまでの時間つぶし、エアコンが効いていて原価でお酒が飲め、嬢が脱いでくれるショーに利用価値はありますが、ストリップ界の将来を思うと、今のスタイルでは若者をひきつけることはできないカモ。
家の帰ってタンスの底を探すと、昔撮影したポラが出てきたので、即処分しました。自分が死んだあと、こんなもん出てきたら、ハズいなんてもんじゃありません。あのデジカメ撮影していたおじいちゃんたち、いつ処分するつもりですかね。孫娘に「なにコレ」なんて見つかったらシャレになりませんよね。娘に「父さん元気だったのぇ〜」って微笑まれ、カミさんに「なにお父さん恥知らず!私ならタダなのに」って怒られるんでしょうか?楽しい思い出は証拠をのこさず、あの世の土産としたいものです。

 (R06.03.04)

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調査部から補足事項
本店舗は他に, 四号機パイロット氏(H18.06.19), kikkawa氏(H19.03.14), えせ男爵氏(H26.05.11)(R04.01.16), 田中のグルメ氏(H27.06.21) がレポートしております。
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