by クフィル氏
今回は、四国での活躍を余所に、岡山で開かれた合同調査では連続で地雷を引き話題を提供してくれたマニー氏(現富山事務所長)の転属に伴う壮行を兼ねた調査である。
以前から移動することは聞いていたのだが、「今年中の移動はないかも?」とも聞いていたので少し残念に思う。
調査当日、仕事を終え岡山に向かう車中、調査対象について考える。前回8月の合同調査の際は、40分の所要時間内に全くサービスを受けられず、レポート提出を断念した彼に如何やって満足してもらうか(実はクフィルも諸般の事情により岡山合同調査レポは作成していない。間にキャバを挟み二軒調査したのだが。。。。)・・・・思案のしどころである
岡山駅西口でマニー氏をピックアップし移動する。
「私は“二度あることは三度ある”でもイイッスよ〜(彼は前々回の調査も外していた)」と捨て鉢になっているマニー氏を諭しながら車を走らせる。彼にとって相性の悪い岡山市内を離れ南西に進路をとり一路水島へ向かう。
渋滞に巻き込まれることもなく、40分程で何時もの駐車場に到着。翌日から三連休ということもあるのだろう、歓楽街を歩く人の数も心なしか多い様に感じた。
街の雰囲気を解ってもらうため少し広範囲に散策しながら情報収集を行う。店の佇まい、暗い裏通りの雰囲気などから、初めて訪れる誰もが感じるのと同じく「やばそう!?」という感覚をマニー氏も抱いた様だ。
調査後の動きを考慮し、早めに店の選定を行う。マニー氏は、
「最近、高松でイイ思いしたんで、今日は地雷でもいいですよ」
と未レポ店への突入を口にしていた。見かけによらず強気な男のようだ。しかし、ここで外してもらってはクフィルの面目が立たないので、出来るだけ安全な店に案内することに。マニー氏を『VIP水島店』まで送り、クフィルの店選びを再開する。
当初から未レポ店訪問を考えていたので、此方から積極的に声を掛けていく。メインの通りを進み『ボディスタイル』の店長と言葉を交わす。隣に開店予定の『ボディスペシャル(セキキャバ)』が何時になってもオープンしないので訊ねてみる。如何も許認可の関係で先延ばしになっているらしい。
「代わりと言っては何ですが、ボディスペで働く予定の女のコ(19歳)がボディスタにいますよ、遊んでってください」
相変わらず愛想の良い受け答えと的を得たトークに心が揺らぐ。ここはグッと我慢して先へ進む。
ボディスタの店長に別れを告げると隣接する『KOOL』の呼び込みがすかさず寄ってきてアピールしてくる。
「本日の出勤は6人です。今なら6人とも空いているので、タイプを言ってもらえれば出来るだけ近いコを付けさせてもらいます」
雑誌等メディアでの宣伝はないが、悪い噂を聞くことはないので試してみる気なる。通りを挟んだ先の『PANCHI』も気になるところであったが如何しようか。
実は調査を行う前週、様子見のため水島を訪れたクフィルは、『PANCHI』の厳つい呼び込みの兄ちゃんとの間に、面白いやりとりがあったことを思い出していた。
「お客さん、うちで抜いてってくださいよ」
『PANCHI』の店員なのにリーゼントな兄ちゃんは扇子をしきりに動かしながら恫喝気味の呼び込みであった。うぅ〜ん、まるで横山や○しが呼び込んでるみたいだ。少しからかってやろうと思い、その時、呼び込みが居なかった隣の店『KOOL』の前に立ち、
その店の説明を求めた。
「この店ってどんな具合?」、「このポスターみたいなコはいるの?」、「どんなシステムか知ってる?」
『PANCHI』のリーゼント兄ちゃんは怪訝そうな顔をしながた履き捨てる様に答えた。
「余所の店のことなんか知るか!冗談じゃねぇよ!!」
通りを行き交う人が注目するくらいの喧嘩腰の口調?であった。
大人気ない質問で兄ちゃんを怒らせたか?と思い様子を見ると、顔は怒っておらず、逆に「うちに来て下さいよ」という表情であった(役者やのぉ〜)。
「寄ってって下さいよ〜、たのんますよ〜、ほんとに行っちゃうんですか〜」
その日は様子見だけと決めていたクフィルは次回立ち寄ることを告げその場を離れた。哀しそうな兄ちゃんの声が通りに響いていた。
そんなやりとりが有り、何となく『PANCHI』も気になったのであるが。。。。。肝心の兄ちゃんが見当たらないのだ。マニー氏との時間差を考えると無駄に時間を過ごせない。リーゼント兄ちゃんとの交流はまた今度として、ここでは『KOOL』を選択することに。
【調査店舗】 ピンサロ:[ KOOL ]
【場 所】 倉敷市水島常磐町 「とらや」裏
【料 金】 40分10K その他は不明
【指 名 料】 1K
:今回は40分10K HP無し
如何見ても煙草のロゴをそのままパクった看板が印象的であった。
ヴィトンのネクタイをした呼び込みの兄ちゃんから丁寧な説明を受け入店。店は元喫茶店と思しき佇まいであった。店内には物腰の柔らかな小父さんが控えており、待ち合いに案内される。ちゃんとした待ち合いではなく、サービス区の一角を流用しているらしかった。
直ぐにシステムの説明がなされるが、掲示したものは見当たらず口頭での説明のみであった。次に好みのタイプを言うように促される。
「胸の大きいコとか、細身のコとか、若いコとか、言ってもらえればそのコを付けます」
う〜ん、クフィルは風俗で好みのタイプを言うというのは苦手である。単純に何処か秀でた点があるだけでは好みとはいえないし、此方の意向にそった娘が出て来ることは皆無である(当たり前か)。それが分かっていて敢えて言うのは如何も気が引けるのだ。何か言わないと先に進めそうになかったので、今回は「美人タイプ」を要望した。メディアへの露出も無く、写真も無い店で「美人タイプ」は難しい要望と思われるが、さて如何なるだろう。
その場で10K(40分)を支払い、サービス区へ案内される。店内は他店と同様に照明が落とされ、ベッドの周りを敷居とカーテンで覆う地域標準のサービス区であった。
ただ、この店は待ち合いも含め各スペースに液晶TVが配されていて、野球が映し出されていた(TVがある分、サービス区内は明るい)。クフィルが入店した際、客は一人もいなかったが、TVの音声、BGM、控えている娘の話し声、色々な音が入り混じり集中し辛い環境にあった。それともう一つの特徴として、サービス区には監視カメラが装備されていた。
待ち時間は殆ど無く、サービスドリンクを持って娘が現れた。ビジュアルはBBといったところで、“美人”とはいえないまでも到って普通で若さが感じられた。実際に年齢は若く学生だといっていた。コスチュームはレトロで古臭い感じであり、もう少し考えた方がいいだろう。レトロなコスチュームが全く似合っていない彼女はRちゃんとする。
場所柄スーツ姿の客は珍しい様で、仕事についての質問が相次いだ。続いて「攻め派」or「受け身派」、感じるポイントを聞かれたので、“攻め派の不感症”と答えると少し退かれた。聞くと攻めが大好きらしく、客が善がっていると勝った気がするとのこと。それでは攻めが上手いのか訊ねると、好きなのと上手いのは違うと切り返された。
話の流れで此方の受け身からサービスINとなる。最初から下半身への攻めがなされる。バット扱いは丁寧であったが、攻め自体は素人に毛が生えた程度で、そのままでは往けそうにレベルであった。5分ほど様子見でRちゃんに時間を与えたが、特筆すべき攻めはないままであった。
見切りを着けて攻守を入れ替わり、Dキスからやり直す。攻めに比べ受け身は天性のモノがある様で、何処を攻めても良い反応が返ってきた。栗を触ると腕にしがみつきながら不規則に腰を震わせてアピールしていた。指を桃に添えると、そこはもう大変なことになっており、外は月が出て星空であったが、クフィルの周りは暴風雨が吹き荒れ、前代未聞の“ズボ濡れ洪水警報”が発令された(注:E氏、青森「ラブ.ラブ」レポより引用)。
雨にも負けず風にも負けず攻めているとRちゃんはあっという間に上り詰めテイクオフしていった。更に変形姿勢で攻め続けると此方の希望通り立て続けに数回テイクオフしていった。
この機を逃してはならじと素早く体勢を入れ替えFを要求し、精神集中を行うことで時間ギリギリにクフィルも無事昇天を迎えた。
身支度しながら話していると、以前デリで働いていたが店舗店の方が安全な気がして此方に移ったと話していた。確かに監視カメラがある店で凶行に及ぶ客は少ないであろう。
店の対応は到って普通で問題はなかった。監視カメラの存在は客の行動を抑制するには十分な効果があるだろうが、在らぬ噂の元凶とも成りかねない厄介な代物に思える。もう一つの問題点としては、本文でも触れたが、BGM・話し声・TVの音、其々は大した音ではないのだが、中途半端な音が重なると返って耳障りに感じる。ピンサロには珍しく液晶TVを配していることは評価出来る点だが、TVの音がBGM・話し声と重なると如何なるかまでは考慮されていない様に思う。これについては、通常は無音状態にしておき必要に応じて各サービス区でコントロールする方法が最適に思う。
女の子 | ★★★☆☆ | 見た目は普通だが若さが感じられた。 |
サービス | ★★★☆☆ | 攻めは並以下、でも受け身は特上。バランスは悪いがクフィルはOK! |
総 括 | ★★★☆☆ | 店の名前は“KOOL”だが、出て来た娘は“WET”だった。店としては再訪問可能と感じた。 |
店を出て先に終了していたマニー氏と合流。さて彼の戦果は如何に?此方は本人に報告してもらおう。
いい時間となり腹も減ってきたので、「とらや」にて食事をとりながらお互いの戦果を報告し合う。奥のテーブルで場違いなお姉ちゃんがパンツを見せながら“中華B定食”をパクついていたが、マニー氏には黙っておいた。
その後、岡山に戻って中央町に繰り出すことをと提案するも、諸般の事情により却下となる。ならばということで『VIP水島店』に隣接する系列のキャバクラに二人で突入した。やって来たお姉ちゃんに、
「焼肉食べて来た?」
といきなり云われた。如何も油っ濃い臭いがしたらしい。此処では本当に“美人”のお姉ちゃんが付いてくれ大いに満足した。
「もう一軒!!」と言いたいところであったが、そこは諸般の事情により断念。児島駅までマニー氏を送り、「次は年末に」と挨拶を交わし別れた。
任務終了をサンダーソン軍曹に告げるため電話を入れるが・・・・“出てこない”、“また曙町かぁ〜?”。引き続きTiger本部長に電話を入れ戦果を報告した。
車外に立つと夜風は少し冷たく感じられ、虫の音を心地良く感じながら今回の調査を締め括った。
中・四国支部長 クフィル (H16.10.01)