by ジェイホーク氏
シャルマンでの悲劇に、どうしても収まらず、このまま吉祥寺に行くか、高円寺で他の店を探すかをしばし思案します。更に移動するのは面倒だったので高円寺の他の店を見て回ります。「シャルマン」とは駅の反対側、高円寺のピンク街を看板を見ながらグルグルと。
ある一店、入り口に現在出勤中の姫の写真が並び、「只今の料金¥5000」「ゲンダイデー開催中」の文字が躍る店に焦点を当てました。張り出されていた写真には地雷はみあたらず、出てきた店員に確認したところ「5000円からのご案内です」との事。ならばと思い入店したのは「女神の館」。
しかしココでもおかしな現象に出くわします。受付で表示された金額は6000円。
「表の人に5000円って言われたんだけど?」と聞いてみると、しばらく間を置いてから「では5000円で結構です」との事。
…そこはかとない不安がつのります。
店員に促され、案内されたのは店の奥のシート。
薄手の布で仕切られた不思議な造りはちょっと期待できるかと思っていましたが、待てど暮らせど一向に姫はやってきません。
周りのシートには姫はやってきてるっぽいし、楽しげな話し声なども聞こえます。そのうち受付にいた店員がやってきてこう告げます。
「すぐそこの系列店の方が案内が早いんで、移動して貰えますか」
…と。
いやだと断るわけにもいかず、言われるままに移動したのは「BAN BAN」(うろ覚えですが)と書かれたハス向かいの店舗。
店内の造りは似たような感じですが・・・なんだか人の気配が少ないように感じます。再び案内されたシートにて、サービスの麦茶を飲みながらふと思います。
「さっきの店、写真に地雷が居なかったから選んだんだよなぁ」と。
しかも耳を澄まさなくても聞こえてくる奥のスタッフルームからのテレビの音と店員の笑い声。正直気分は最悪です。もうどんな地雷でも構わないから、適当に抜いてくれ、それでもう帰るからと、かつて無い意気消沈気味。
やがてやって来たのは案の定、象さん。しかも色も不自然に黒いし腕にはタトゥー(お世辞にもお洒落とは言えない模様だった記憶だけがあります)サービスも単調でちっとも終わる気配無しのマイ・愚息。終了時間も迫ってきたそのとき、信じられない最悪の一言が目の前の象さんから発せられました。
「もう時間無いし、疲れたからさ、口で受け止めて上げるから自分の手でやってくれる?」
…
……
………
もうなんと表現したらいいのでしょうか、このときの気持ちを。
やけっぱちになったワタクシは、言われるままに自らの手でしごき、最後に象さんの口で仕上げをして貰いました。
もうその瞬間から『2件(つごう3人)、¥8000出して自己発電かよ…アダルトビデオでも借りて帰れば同じ事が400円足らずで出来るよ』と。
ぞんざいな見送りを背に、振り返る事もせずに一直線に駅まで向かい、即座に電車に乗り込みます。
二度と高円寺での調査はしないと、心に強く強く誓いながら。
どうやらあの街はワタクシとは相性がトコトン悪いようです。最悪の気分を抱えて帰路へとつきました。
今日の一言。
『高円寺、店頭看板の値段は嘘ッパチ』
評価・最悪(星無しすらおこがましい)
東京西支部 吉祥寺事務所長 ジェイホーク (H16.06.27)