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「風俗における性産関数の定義」

ピンサロ研究会
Pink salon rearchers labo.

1.はじめに


 風俗の楽しみ方は、人によってそれぞれ違うものである。ある人は、風俗店において発射した回数が多ければ多いほど満足するであろうし、別な人は発射に至るまでの過程が濃厚なほど満足するかもしれない。あるいは、同じ風俗嬢と複数回プレイを重ね、親密な関係になることに喜びを見出す人もいるであろう。従来これらは、それぞれ別の次元の現象として捉えられてきた。このためひとえに満足といっても、それは人によって異なるものであり単純に比較することができなかった。そこで本論分では、風俗における満足を1つの軸で表すことを試みる。

 

2.精神的満足と肉体的満足


 恋愛における満足は精神的なものと肉体的なものの2つに分けることができる。前者は心が満たされることを意味し、相手との信頼や相手からの愛、あるいは自分が恋していると感じた際に満たされる。人が精神的に満足した状態は、「うれしい」という言葉として現わされる。一方、後者は肉体的な快楽によって満たされるものであり、一般的には性的な刺激を通して満たされる。肉体的に満足した状態は、「気持ちいい」という言葉として現わされるであろう。

 まず風俗における精神的満足度FShを定義してみよう。風俗において「うれしい」と感じた度合いをHとする。一般に、プレイ時間内でHは一定であるために、Hをそのまま精神的満足度として扱うことができる。すなわち、以下の式が定義できるのである。

      FSh = H            (1)

         H:プレイ中に感じた「うれしさ」

 次に、肉体的な満足度FSbについて定義してみよう。FShの導出と同様に「気持ち良い」と感じた度合いをBとすると、FSb=Bとなる。ところが、「うれしさ」の度合いがプレイ時間内で一定であるのに対し、「気持ち良さ」の度合いはプレイ時間内で大きく変化する。とくに、複数回発射する場合は、回数によって大きく変化するものである。そこで、発射回数をnとしたときの肉体的満足度FSbを以下のように定義する。

      FSb = ΣnBn           (2)

         Bn:(n-1)回目の発射〜n回目の発射の間の「気持ち良さ」

 ここで、精神的満足度と肉体的満足度を加味した、風俗における満足度を定義する。統合にあたって、両者を乗算する方法と加算する方法の両方が考えられた。ここで、例としてとんでもない風俗嬢が出てきた場合を考えよう。当然精神的満足度は0になるであろう。しかし、出すものを出して肉体的に満足すれば、全体的な満足度は0にはならないのではなかろうか。すなわち、両者を加算する方がより適切なのである。以上と(1)、(2)より、風俗における満足度FS'が以下のように導かれる。

      FS'=H+ΣnBn            (3)

3.風俗における生産活動


 さて、先程風俗における満足度を定式化したが、より多くの金銭とより多くの時間をかければ、満足度FS'を大きくできることは明らかであろう。そういった意味では、FS'は真の満足度とは言えないのではなかろうか。そこで、真の満足度をさぐるために、風俗における生産という概念を導入する。
 言うまでもなく、風俗とは金銭を払って満足を得るための場所である。すなわち、顧客は金銭を原材料とし、そこから”満足”を生産していると考えられるのである。このため、経済学における生産関数の概念が導入できるのではないかと考えた。つまり、金銭を投入し満足をえるという過程において、その効率性を測定できるのである。そしてこの効率性こそが、風俗における真の満足度ではないかと考えた。以下に、風俗における生産関数、すなわち風俗性産関数を定義する。

     FS=(H+ΣnBn)/S          (4)

        H :プレイ中に感じた「うれしさ」
        Bn:(n-1)回目の発射〜n回目の発射の間の「気持ち良さ」
        S :セーラー係数

ここでは、風俗にかかる金銭を所得水準で正規化するために、セーラー係数を用いた。セーラー係数については、「風俗依存症候群に関する一考察 」(1998, M氏)を参照して欲しい。

4.考察


 風俗性産関数の存在意義は大きい。この関数を利用することにより、風俗における満足を1つの指標で表すことが出来るのである。すなわち、風俗に発射回数を求める人も、濃厚なプレイを求める人も、さらに風俗に愛を求める人さえも、同じ土俵でその満足度を評価することができるのである。

「○○ちゃんはテクがあるから何回もイケるし、△△ちゃんはやさしいから本気で惚れそうだし、今日はどっちに行こうか」

といったぜいたくな悩みを抱える人は、上記式により満足度を客観的に判断して、決断すると良いのではなかろうか。