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研究ノート「太陽黒点と風俗関連法との関係についての一考察」

by 黒川洋介氏


 こんにちは。

T.はじめに

 その昔、景気の好不況の波が、太陽黒点の増減周期と極めて一致していることに気が付いた方がいました。
 経済活動は、人々のニーズを満足させる社会システムであるので、人間の欲求により左右されます。その欲求の大きさは、生物の体内で用いられるATPの生成と密接に絡んでいます。このATPは、地球の地場が強くなると多く生産され、新陳代謝を活発にする傾向にあります。

 ATP
生物の体内で用いられるエネルギー保存及び利用に関連する物質。我々は、このATPが分解して無機リン酸を放出し、ADPに変わる時に発生するエネルギーを使って筋肉を動かす。動物、植物、微生物(細菌)などには、必ずATPが含まれている。炭水化物、たんぱく質、脂肪を摂取した生物体内で、消化吸収された分子は、三つの段階(解糖、クエン酸回路、電子伝達)を経てエネルギー源となるATPになる。つまり、ATPの生成は、電磁場の影響を受けやすい仕組みになっている。
 太陽黒点が発生しているときは、磁気嵐や太陽放射が増大して、地球の地磁気は多大な影響を受け、数値が上向きます。
 人間の活動が「環境」に影響を受けるのは必然であり、疑問を挟む余地はありません。つまり、地磁気の数値が上向くとき、人類は、欲求が高まり活発な動きをするから、経済活動に影響がでるという、演繹的な仮説が提唱されています。

U.地磁気と生殖活動

 20世紀は、太陽黒点活動が、過去8千年間で例をみないほど活発な時期にありました。
 前に「ソープランドの人類学的価値について」で書きましたが、日本は、20世紀に入り人口が急激に増加し、平均寿命が大幅に伸びています。縄文時代には約30歳であった平均寿命が、現在では約80歳にまで大きく伸びています。しかも、実際に平均寿命が延びたのは、20世紀に入ってからです。
 そのレポートでは、活発な生殖行動が寿命を伸ばしていると結論付けましたが、もしかしたら、活発な生殖行動を励起していたのは、太陽黒点の活動に影響を受けていた地球の地磁気なのかも知れません。

V.太陽黒点と法律の関係

 日本で「売春防止法」が施行されたのは、縄文時代から現代までの過去8千年間で、太陽黒点活動が最大だった1957年(昭和32年)です。
 これは偶然なのでしょうか?

 1900年から2010年までの太陽黒点の活動グラフに、日本で施行された風俗関連法をプロットしたグラフを見ると、何らかの影響を受けているのではないかと思えてきます。

・風俗関連法律の歴史

  1. 1948年 「風俗営業取締法」制定
  2. 1957年 「売春防止法」施行
  3. 1966年 「風営法の大幅改正」
      トルコ風呂が風俗営業法の適用を受ける。またこの年初めて正確な調査が行われた。全国706店(うち東京都208店、神奈川県54店、千葉28店、北海道25店、福島県7店、岐阜30店、福岡18店)という結果であった。
  4. 1984年 「風営法の大幅改正」
      題名を「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」に改正。営業時間は午前0時まで、のぞき部屋、ファッションマッサージなども届出対象となる。この影響でノーパン喫茶が姿を消す。
  5. 1998年 「風営法の大幅改正」
      無店舗型の営業や、インターネットでのアダルト映像送信営業が届出対象となる。
  6. 1999年 「児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律」施行
  7. 2005年 「風営法の大幅改正」
      デリヘルに関しては、受付所や待機所なども店舗とみなされる。客引きをすること、そのために人の前に立ちふさがる・つきまとうなどの行為も禁止。

【グラフ】太陽黒点と風俗関連法を年代でプロット
太陽黒点と風俗関連法を年代でプロット

W.グラフに見られる傾向

 新しい風俗関連の法律が施行されるのは、太陽黒点活動が活発な時期で、その法律が改正されるのは、太陽黒点活動があまり見られない時期にあたります。
 法律はいきなり成立するものではなく、その数年前から議論されています。その事を踏まえると、
 ・黒点活動が活発になる時期に法律案だ出される
 ・黒点活動が沈滞する時期に内容が見直される
と見る事が出来ます。
 実際、黒点活動が縮小している2010年に、風営法が改正され、類似・偽装ラブホテルが大幅に規制されることになりました。

X.関係性の考察

 黒点活動がピークに向かっていく時期には、人類は積極的、前向きになる傾向が顕れます。また戦闘的になり、さまざまなトラブルも増大します。そしてピークを過ぎて、お祭りの後ではないですが、無気力・放心状態で心が落ち着いてくると、心理的な抑制が働いてきます。社会的にも風俗を規制する風潮が高まって来ます。
 しかし、新たな法律を制定するには、かなりな内容の吟味や利害関係者の調整など労力が必要です。
 この黒点活動の減少時期に言い出された規制案が、社会的な同意の後押しを受けて、次の黒点増大期に、活動的になった心理状態の中で、一気に法案成立に前向きになり、制定施行されるのだと考えられます。

 新たな法律により風俗業界が規制されると、当然ですが、一時的に沈滞化しますし、黒点活動も減退時期になり、人間の欲求も減少してくるために、風俗不況になってきます。
 しかし、規制されれば、規制を外れた業態が広まり全盛を迎え、新たなサービスを生み出すのが風俗業界というものです。しかも、競合が激しくなり、過激化に走りますが、それが黒点の活動上昇期に当たります。
 過激になれば規制論が沸き起こるのが必然であり、そのピークが、黒点活動の減退期にあたっています。

・新たなサービスを生み出してきた風俗業界

  1. 1948年 「風営法」
     〜1956年 ト○コ風呂、ストリップショーが出現
  2. 1957年 「売春防止法」
     〜1965年 ト○コ風呂が全盛となる。ピンサロが出現。
  3. 1966年 「改正」
     〜1983年 ピンサロ、ストリップショーが過激化。ノーパン喫茶、ヘルス業態、ホテトル(マントル)が出現。
  4. 1984年 「改正」
     〜1997年 のぞき部屋、ホテヘル・デリヘル業態が出現。
  5. 1998年 「改正」
     〜2004年 ホテヘルが広まる。ピンサロ系ビデオボックスが出現。
  6. 1999年 「児童ポルノ法」
     〜2010年 美少女系マンガ・アニメが盛況となる。
  7. 2005年 「改正」
     〜2009年 デリヘルが全盛となる。
  8. 2010年 「改正」「東京都青少年健全育成条例の改正」
     〜以降、何が出現するか、盛況となるか。
 一度施行された法律の改正には、それほど大きな労力は必要ありません。ある意味、単純に表現すると、有識者の意見をまとめ、公開意見を募集して、改正に持ち込むだけだからです。
 したがって、社会的な抑制が働きやすい、黒点活動の減少時期中に施行されるのだと考えられます。

 この風俗関連法の施行・改正の時期と太陽黒点の活動周期の一致を、「エロチック・サイクル」と名付け、研究部として今後も動静を見守っていきたいと思います。

Y.最後に

 もし、新たな性風俗サービスを始めるなら、日本人の欲望が高まっていく時、経済活動が活発になる時期に開店するのが良いのは明らかです。それはつまり、太陽黒点が活発に現れる時期であるということです。
 太陽黒点の増減周期は、約11年との観測事実があります。今年2011年から2012年にかけてが、その黒点増加時期にあたります。
 はたして、風俗業界に新たなサービスが生まれるのか、大変楽しみです。
 日本ピンサロ研究会の会員諸氏、そして読者の方々の欲求も、過去数年間より、さらに高まって行きます。それはつまり、体験レポートの投稿本数が増えることでもあると予測できます。

 皆さんの欲望が高まり「なんか最近のオレって欲求不満じゃね」と思い悩む必要はありません。太陽の影響なんですから。生き物として自然に逆らわずに大いに活動しましょう。

 以上、独断と偏見と創作の上、乱文で申し訳ありませんが報告いたします。
 May a pinsalo be with you.

 研究部長 黒川洋介 (H23.02.08)

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