〜日本ピンサロ研究会〜
Knight NAITO Week Special Report

調査報告「渡鹿野(わたかの)島探訪記Part2」

by ナイト内藤氏


 ナイト内藤の渡鹿野(わたかの)島探訪記Part2

 説明や予備知識は前項迄で充分理解いただけた事と思います。それではここから先は実際にナイト内藤が現地に赴き、体験した事の全てを記したいと思います。

第2章:「ナイト内藤、渡鹿野(わたかの)島へ行く」

 ある晴れた週末の午後、小生は渡鹿野(わたかの)島の対岸にある渡船場の待合室に居た。大学時代の先輩と共に2名で乗り込む事を決意してから1ヶ月、綿密な下調べと情報収集を経て辿り着いた渡鹿野渡船場。
 今回、渡鹿野島に特攻する命知らずは小生(ナイト内藤)と大学時代の先輩"マーサ・原"先輩。今回、先輩と相談した結果、渡鹿野島へは交通機関のアクセスが悪い(前項、第1章参照)為、先輩の愛車"自由の女神号"での移動となった。先輩の自宅のある大阪から高速に乗って西名阪自動車動から名阪国道を経由、関ジャンクションにて伊勢自動車道に乗り入れて終点の「伊勢インター」まで直行。片道3600円(ガソリン代別)で伊勢インター到着後、鵜方を目指し賢島方面へと移動。鵜方駅前を通過して、いよいよ渡鹿野渡船場へと臨む。

 渡鹿野渡船場到着時間は午後5時(17時)。150円の渡航費を支払い、待ちに待った渡鹿野島へ移動!乗船時間は僅かなものの、小生は期待と不安で心無しかやや長く感じた。

 上陸後、小生と先輩は船着き場周辺を散策するが、人の気配は少なく時間的にも早い模様。散策範囲を広げて砂浜や山の手まで散策の足を伸ばすものの、これといった成果も無く徒労に終わる。
 1時間程度の散策を終えて港近くの集落!?に戻るとやり手婆がヌッと姿を現す。
「兄ちゃん達、夜の遊びね?エエ子居るよ!?」・・・来た!やはり此処は昼と夜では全く違う顔を持っている様です!先輩が呼ばれるままについて行くので小生も、その後方を無言で同行。営業前の置屋の中へと導かれるまま入ると殺風景な店内で島での遊び方と注意・説明を詳細に聞く。その要約は以下の通り。

●渡鹿野(わたかの)島の遊び方の諸注意●
@ショート(120分)は2万円、ロング(1泊)は4万円で値引きは一切不可。金払いはスマートに!
@置屋によって得意分野が違うので自分の好みと合致する置屋を選択する事。
@置屋にも派閥があるので軽率な行動や発言には注意する事。
@置屋のママにお任せするか、自分の目で選ぶか、方向性をはっきりと!
@若い・美人・サービス抜群…など高望みするなかれ!妥協点を心に設けて置屋に赴く事。
@最大の選択肢は日本人or外国人の択一。若さ・容姿などを重視するなら外国人が無難。
@良い子程、早く売れる。己の勘を信じ、即断即決を旨とすべし!

・・・いや、奥が深いです。簡単に分かりやすく要約しましたが、さしもの小生も驚きです!やり手婆に色々と話を聞いている間に"顔見せ"の女の子が店の奥から数名ゾロゾロとやって来る。
・・・・・・が、全員外国人。どうやら外国人系に強い置屋らしく日本人は扱っていないとの事。先輩は外人でも「OK牧場!」らしいが、小生はNGなので、この置屋はパス。日本人系に強い置屋を案内してもらうが週末でどこも多忙らしく、宴席での接客の為に不在の子が多数。とりあえず、とある置屋に身を落ち着けてアイスコーヒー片手に小休止。その置屋は表向きの看板は喫茶店(笑)であるものの、やはり置屋の様で小生と先輩に対しても斡旋にもいとまがない。ただ、安心したのは日本人系に強い置屋だったらしく、こちらのリクエストにもある程度応じてくれた事は幸いな点でしょうか?結局、その置屋にて陣を敷き品定めを開始!
・・・それから30分の間に7〜8人程度見ましたが、帯に短し襷に長し・・・とでも言うのが正直な感想。決定力に欠ける子が多く、なかなか決定打が出ないまま時間は過ぎる。過ぎる時間の中で小生は焦燥の念にかられ、振る舞いに違和感があるものの容姿のみ突出している子を選択。先輩は外国人の子をチョイス、双方4万円という高額の支払いを済ませ一度島外へと脱出。夕食や細かな買い物を済ませ、再び渡鹿野島へと戻る。時間は10時、渡船の料金が一人500円と価格高騰していて愕然とするがそそくさと渡船に乗り込む。漆黒の水面(みなも)に映る小生の影がゆらゆらと揺れている。一抹の不安を抱えている小生を島で待つものは・・・?

 綻び・・・それはやがて致命傷へと繋がり身を滅ぼす。
 置屋で無為に過ぎていく時間の中で焦燥の念にかられ、振る舞いに違和感があるものの容姿のみ突出している子を選択した小生。しかし、その焦りが生んだ行動と選択は予期せぬ事態を小生に呼び込む事となる・・・。

第3章:「ナイト内藤、闇に沈む?」

 再び渡鹿野島へと降り立った小生と先輩は一路喫茶店!?(置屋?)を目指す。時間は10時30分、予定通り置屋へと戻ると既にスタンバイ完了。小生のお相手Χちゃんも溜息混じりに静かに準備を始める・・・が、やはり様子がおかしい。嫌な予感は違和感へと変化し、小生の中で益々大きいものとなっていく中、Χちゃんの準備が整い置屋を出る事に。この時点で先輩とは翌朝の8時まで別行動を余儀なくされる。

 終始無言のΧちゃんに先導されるまま、島の路地裏を抜けていく小生の辿り着いた場所はアパート?・・・どうやらここが彼女の自宅・・・そしてプレイルームらしい。殺風景な部屋には布団と少ない私物、煙草が置いてある。Χちゃんの煙草の銘柄は"わかば"。若い割に古風な煙草を吸う子と思い、顔を見ると深い溜息と共に目が虚空を眺めている・・・???やばい!小生が呼んでから反応するまで虚ろな表情で反応も鈍い。小生が「疲れてるの?」と聞いても「別に・・・。」とポツリ呟く程度の返答と溜息。会話もレスポンスが極端に悪く、Χちゃんは会話中の返答に5秒程度の空白時間(思考時間?)と溜息を要する程の体たらく。この時、小生の心中で根付いていた違和感は確信へと変わる!
『これは危ないかもしれない・・・。』
 ここで一応断っておきますがΧちゃんの違和感は麻薬やシンナー中毒という薬系の類ではない全く異質の呆け方。Χちゃんのイメージ的にはエヴァンゲリオンに出てくる綾並レイがぴったり。演技か?それとも天然モノなのか!?考えている間に「シャワー浴びて。」と静かに促される小生。だが、既に小生の愚息は戦闘不能状態で使用不能。シャワーを浴びるものの、気分が全くノってこない(泣)そりゃそうだ!溜息つかれて会話不能では勃つものも勃たなくなる。Χちゃんのイメージがいくら"綾並レイ"であったとしても実際、あの綾並レイばりのローテンションではこちらの精神が崩壊してしまいかねない!シャワーから出ても上がらない小生のテンション、そしてΧちゃんとの空回りな会話。そのまま布団でΧちゃんがシャワーから出るのを天井を眺めながら静かに待つ小生。Χちゃんがシャワーから出てきてもテンションは上がらないまま無言の時は続く・・・。Χちゃんが溜息と共に部屋の灯りを消すと共にプレイスタート・・・しかし、勃たない!絡み合うが勃たない!!キスをしても愛撫をしても空虚としか言いようのないプレイに小生の心中は辟易。Χちゃんはフェラも単調で嫌々しているのが伝わってくるので、やはり勃たない!無理矢理勃たせて挿入するもΧちゃんの溜息ですぐに萎える小生。結果的に30分も経たない内に不発で終了。

 ここでΧちゃん、思わぬ暴挙に出る!
 何と目覚まし時計をセットして完全就寝モードへと移行!そそくさと布団を被って狸寝入りを始める始末。
『をいをい!小生自身の立ち振る舞いに非があるのであれば仕方無いが、この程度の内容で4万円か!?ふざけるんぢゃ〜ねぇぇよッ!』
 沸々と沸き上がる小生の怒りを余所に寝入るΧちゃん。小生は「少し夜風に当たってくるよ、オヤスミ。」と言い残し、Χちゃんのアパートを出る。怒髪天を衝く・・・時間にして夜の11時過ぎ、小生は一目散に喫茶店!?(置屋?)へと向かう!このまま寝入れば完全に4万円がパー!!それは許せない!Χちゃんの不遜な態度、小生の味わった不快感を精算してもらう為、坂を駆け下り、路地裏を抜け、通りを走り、置屋を目指す。ただ、ひたすらに走る!走る!!走る〜ッ!!
 そして、ようやく辿り着いた喫茶店!?(置屋?)は・・・何と既に閉店済み!呼べど叫べど応答無し!
"閉まっている!?"・・・茫然自失、絶句してその場に立ち尽くす小生。
憤りを胸に来たものの既に喫茶店!?(置屋?)は蛻の殻。こうなってしまっては完全に万事休す。そう、小生は渡鹿野島の闇に飲み込まれたのです。薄暗い街灯の下で小生の焦りが生んだ大切な選択の失敗とその責任を悔やんだ・・・が、それも全て空虚な後悔、後の祭り!それでも絶望の淵で闇の中、足掻き、藻掻く小生。しかし闇夜は容赦なく暗く小生を包み込んでいく。闇の中に救いはあるのか?それともこのまま朝を迎えるのか!?続きは「ナイト内藤の渡鹿野(わたかの)島探訪記Part3」にて!

 京都支部長 ナイト内藤 (H16.10.02)

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総務部から補足事項
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