女性と店外でデートする権利を客に競り落とさせ,買春をあっせんする新商売「セリクラ」を捜査していた埼玉県警少年課と草加署は4月25日までに,児童買春禁止法違反の疑いで草加市高砂のセリクラ「イン草加店」店長のI.S容疑者(31)=千葉県野田市=を逮捕,同店を家宅捜索した。
埼玉県警によると,セリクラは「テレクラと違い,会う前に相手の容姿がわかる」ことを売り物に,現在3都県で10店舗が営業。セリクラの摘発は全国初という。調べによると,I容疑者は昨年12月初旬,草加市高砂の同店で,家出中の女子中学生(14)が18歳未満と知りながら,男性会社員(34)に紹介し,買春をあっせんした疑い。
同店は入会金3,000円で,770人の会員がいる。1時間3,000円の個室利用料を払い,店内の女性から1人選んで希望するデート代を用紙に記入して入札。最高値の男性が女性を店外へ連れ出し,食事や買春をしていた。
デート相手として登録した女性は約100人おり,落札金の2割を店側に支払っていた。ほとんどが未成年だったという。
(H13/4/26付,報知新聞から引用)