〜©日本ピンサロ研究会〜

業務報告「大阪懇親会報告」

by えせ男爵氏


 いつもお世話になっております。研究部のえせ男爵です。このたびは過日開催されました大阪懇親会の報告をさせていただきます。

 当研究会の中にある非公認団体「日本クラフトビール研究会」は、第一回の研究会を今年の1月に開催いたしましたが、今回はその第二回となります。開催場所は前回と同じく「秘密基地」となります。
 今回お集まりいただいたメンバーは前回と同じですが、今回はゴンチさん(調査部広域調査課課長)が2種類のビールを持ってきていただいたので、今回出品されたクラフトビールは以下の5品です。

1. 漬盛ペールエール
2. 男爵ペールエール
3. 筒井クンニピルスナー
4. プレミアムゴンチビター
5. ゴンチビターオールド

 1の漬盛ペールエールは、キレがあって雑味の無いストレートな風味のペールエールです。昨今はIPAが流行りですが、こちらのペールエールは余計なものを削ぎ落したスタンダードな味わいでした。漬盛さんはラガー系がお好みだと思っていたのでエール系を出してこられたのは意外でしたが、実際に飲んだ印象はむしろピルスナーのようなさわやかさを感じました。
 2の男爵ペールエールは、実は元となるモルトは1の漬盛ペールエールとまったく同じなのですが、酵母のタイプや醸造の環境が異なります。そのため漬盛ペールエールと比べると、やや甘みとまったりさを感じさせる味わいとなっています。こうした味の違いを楽しむのもクラフトビールの魅力だと思います。
 3の筒井クンニピルスナーは、まだ醸造が十分進んでいない若いビールとのことでしたが、確かにややとんがった風味と、アルコールが立った感じが印象的でした。あたかも筒井さんによって搾り取られた若い娘さんのエキスを彷彿とさせます。これももう少し醸造が進めば、また違った味わいになるのではないかと思います。
 4のプレミアムゴンチビターは、とても個性的なビールでした。黒光りする濃褐色の色合いはゴンチさんらしさを感じさせられましたし、その風味はお香を思い起こさせるような、エキゾチックなものでした(丁子やカルダモンなどのスパイスは入れていないとのことでしたので、醸造の過程で自然とそうなったのだと思います)。ゴンチさんお好みの熟女エキスが入って出来たイッピンのかもしれません。
 5のゴンチビターオールドは、4のプレミアムゴンチビターの上をいく個性的なビールでした。通常よりも長めの醸造期間とのことですが、バーレーワインを彷彿とさせるような、濃厚な風味が特徴的なビールで、アルコール度数もけっこう高めに仕上がっているようです。もちろん色合いも黒光りする濃褐色のもので、ボトルの下にはどろっとした澱もたまっていましたので、まさに通好みのビールかと思います。

 それぞれの方が持ち寄ったビールの味が、それぞれのキャラクターをどことなく反映しているように見えるところが、前回に引き続いて興味深いところでした。僭越ながら小生の個人的な好みによる評価をさせていただくと、やはり4のプレミアムゴンチビターと5のゴンチビターオールドが、印象的という意味において抜きんでていたように思います(もちろん万人にとって飲みやすいという訳ではありません)。

 そしてこの日のフードは、筒井さんが用意してくださったモッツアレラチーズとトマトのカプレーゼ、漬盛さん自家製のポン酢でいただく黒鯛のカルパッチョ、甘エビのタイ風エスニックサラダ、鶏レバーとシメジのマスタードクリームソース煮、そしてメインの鶏のすき焼きで、締めはうどんでした。さらにデザートには漬盛さんお手製のフルーツシロップでした。どれもたいへん凝ったもので、美味しくいただきました。 
 今回も午前中から始めて、あっという間に夕方となりました。美味しいビールと食事をいただきながらの風俗談義は、他に代え難い楽しいひと時でした。

 それでは今回参加されたメンバーを紹介します。

■ 副会長 たいらの漬盛さん
 今回お持ちいただいたビールのように、スッキリした男気のある方です。最近なかなかしっくりくる定番嬢がいないとのことでしたが、漬盛さんの定番嬢になった方はなかなかの幸せ者になるのではないかと思いました。

■ 特殊強襲調査隊デルタフォース隊長 筒井さん
 今回お持ちいただいたビールは、前回の熟したコクのあるものとはまた違った、若いタイプのものでしたが、それも筒井さんらしいといえばそう思えるところがありました。

■ 調査部広域調査課課長 ゴンチさん
 今回お持ちいただいたビールのように、ひとくせもふたくせもある方です。前回のリクエストに応えて二種類もお持ちいただいたことに感謝するとともに、次回のビールも楽しみにしています。

■ 北大阪事務局局長 誠さん
 今回も送迎役をつとめていただいたために、ビールを召し上がっていただくことができず申し訳ありませんでしたが、次回は趣向を変えて誠さんにも飲んでいただけるようにしたいと思います。その時は誠さんプロデュースのビールをお持ちいただければ幸いです。

■ 研究部長 えせ男爵
 今回も様々な味のビールを味わうことができて、まさに「ビールは人、人はビール」との思いを強くしました。第三回の研究会も開催することができればと願っています。

 以上、業務報告とさせていただきます。

 研究部長 えせ男爵 (R04.06.14)

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