by 六分儀氏
日本ピンサロ研究会の皆さん、こんにちは。六分儀です。
普段は千葉栄町ソープの調査活動に従事する者です。大阪出張の合間に調査を行いました、今回も駄文レポを失礼します。通算41本目です。
◆ 調査対象店
(日時)2024年7月
(店名)○○○○(当研究会の慣例に従い、伏せ字にさせていただきます)
(住所)奈良県生駒市門前町
(HP)なし
(時間)120分
(料金)27k
◆ いきさつ
約1週間にわたる大阪出張の最終日、猛烈な暑さの中、緊張の日々が続き、つかれ切っていた。一刻も早く帰途につくべく急ピッチで作業を進めていたが・・・おや、順調すぎたのか、半日程度の自由時間をひねり出すことができたではないか。これは1週間の精進落としをするしかあるまい。
ソープで遊ぶことにしたが、大阪、京都、奈良にソープランドはない(大阪については1990年の花博に合わせて「浄化」されたといわれるが、詳しい事情はよく分からない)。雄琴は遠すぎる。福原は個人的な事情によりパス。飛田新地などで短時間の遊びを楽しむには年をとりすぎている。いまの小生に必要なのは、緊張を解きほぐして、明日への活力を充填させてくれる嬢とサービスである。しかも、風情を楽しみながら、ゆったりとした時間をすごすのにうってつけの場所・・・生駒新地(宝山寺新地)を調査することにした。
当研究会にはすでに31件のレポが蓄積されている。2020年以降だけで3件、うち2件は23年のものである。もはや小生に付け加えられる情報はないのだが、生駒新地の衰退が加速する中、現状をお伝えするには短いスパンでのレポがあってもよいだろう。
普段ソープを利用するときは、HPで情報を確認して電話予約をするのだが、今回はまったく事情が分からない。とりあえず現地に飛び込んで、流れに身を委ねてみることにする。入れなかったときは宝山寺への小旅行と思えばいいだろう。
大阪環状線で京橋駅から鶴橋駅へ。鶴橋駅ホームから近鉄への乗換え改札を出て、コインロッカーに大きな出張トランクを預ける。身軽になり速やかに近鉄奈良線に乗り換えて、生駒駅に到着した。京橋からわずか40分程度、ここまでは予想以上にスムーズである。生駒駅の改札を出て、賑わいを見せる右手の北口ではなく、左手の南口から街に降り立つ。いわゆる「びっくり通り」には向かわず、駅前の商店が建ち並ぶアーケード街を歩く。おお、美容院はパーマをかけるおばちゃんたちでいっぱいではないか。すでに昭和を思い出させる風情に気分が高まる。3分程度で「生駒ケーブル」の鳥居前駅に到着。
生駒ケーブルは、宝山寺駅までの「宝山寺線」と宝山寺駅から生駒山上駅までの「山上線」に分かれる。宝山寺駅までの切符(290円)を買い、ケーブルカーに乗り込む。終点に遊園地(生駒山上遊園地)があるからか、車両はネコをモチーフにしたファンシーなもの。週末のため、若い夫婦と小さな子どもたちで車内は満員になった。その中でオッサン単独行は場違いも甚だしい。多くの人が眉をひそめて小生を眺めていたことだろう。ケーブルカーは20分に1本。定刻に発車して宝山寺駅に到着した。この間5分程度。乗客の多くは山上線に乗り換えたらしく、改札を出たのは数名の宝山寺参拝客と小生のみであった。
駅前の緩いカーブを進むと道は3つに分かれる。左手はくだりの石段で、別の旅籠「×××」が目の間にみえる。今回は真ん中の道、のぼりの石段をすすむ。これが宝山寺への参道らしい。目的地は石段を少しのぼったところにあるのだが、小生の前を2人の女性参拝客がゆっくり歩いている。うーん困った。足は小生の方が早い。しかし彼女たちの前に出て、目の前で店に入るのは避けたい。不審な動きを繰り返しながら何とかやり過ごして、彼女たちが小生の目的地を通り過ぎた後、鉢植えの観葉植物が鮮やかな、趣のある建物にそそくさと足を踏み入れた。
◆ 調査結果
玄関に入るとメロディーが鳴るが、反応がない。少しの間があって、奥から店の主人(男性)が「どうぞあがって〜」と声をかけてくれた。スリッパに履き替えて中に入る。同志はいない。すると、小生の後ろから笑顔の女将がバタバタと入ってきた。先の女性参拝客に道を教えていたらしい。
「いらっしゃい。どんな娘が好み? 若い娘はいないよ」
「ふくよかでやさしい娘がいいなあ。年齢は40代でも50代でもいいけど、60台はさすがにちょっと(笑)」
「あらそう、なら、サービスのいい娘がいるからちょっと電話してみるわ」
何やら電話のやりとりが聞こえる中、ソファーに座って手許の新聞をながめて待つ。普通の民家の茶の間っぽい雰囲気。
「さっき言った娘はいま出てるみたい。別の娘はどう? この子もやさしくていい娘よ」
「じゃあ、お願いします」
写真が用意されているわけでもないので、小生には承諾する以外に道はない。女将は電話口に戻っていった。少し経つと、別の女性がお茶と和菓子をもって現れた。どうやら若女将らしい。
「いま呼んだから20分くらい待ってね。おにいちゃん、ここ、どこで知ったの?」
「ふふふ、知り合いから聞いてね」
「そうなの。で、どちらから来たの?」
「出張で千葉から来たんですよ。いや、実はね・・・」
・・・というような会話(関西弁の再現不能)が続く。テレビで聞くようなデンネンマンネンのハードな関西弁ではない、やわらかいことばが首都圏在住者の心をあたためてくれる。話の流れで、料金は後払いだとわかった。嬢が到着したらしく、玄関が少しにぎやかになる。女将と若女将が嬢を迎え入れて、小生に紹介してくれた。どこにでもいるような中肉中背の中年女性である。少し言葉を交わしただけで、控えめで気づかいのある女性とわかった。大いに安堵する。
嬢の案内で宿の奥へ足を踏み入れる。古い旅館らしい雰囲気。入るよう促されたのは普通の旅館の六畳一間であった。すでに寝具がしかれている。シンプルな部屋に、清潔感のある寝具。何の問題もない。1週間連泊したビジネスホテルの一室に比べると、文字通りの異空間である。嬢と少し話をした後、浴衣に着替えて風呂場に向かう。入り組んだ宿の中は嬢の案内なしでは迷子になるに違いない。途中、トイレに寄って最後の放尿。これで安心してプレイできる条件が整った。トイレは普通の民家にあるウォシュレット。清掃は行き届いている。
風呂場は2組が同時に使える程度の広さ。他の客と鉢合わせになることもあるらしいが、今回はその機会はなかった。最初と最後の入浴で40〜50分を見込んでいるようで、嬢とおしゃべりをしながらゆっくり洗ってもらう。最初に会った時からここまで、嬢の細かな気配りはすばらしい。全身を洗ってもらっていると、心の底からホッとして、心が解きほぐされていく。気持ちが緩んだからであろう、軽く血液が流入した息子はやや膨張し、重量感がある。湯の温度はちょうどよい。本当に来てよかった。
風呂を出て浴衣を身につける。後片付けのため遅れてあがってきた嬢を待って、一緒に部屋に戻る。腰を下ろして冷たいお茶を一口。嬢が寝床と枕もとをととのえ終えるのを合図に、一緒に横になってプレイ開始。
当然のことだが、プレイ内容は古今東西普遍的なものである。違うのは小生のリラックスの度合いであった。心身が緩んでいるので勃ちがよい。嬢のやさしいタッチがストレートに伝わってくる。そのことを差し引いても嬢のブロージョブの技術は高い。ゆっくりとしたリズムを維持しつつ、小生の反応を見て刺激の強さや場所、方法を調整していく。小娘にまねできるものではない。経験値は相当高いとみた。・・・しばらくして肌を合わせると、ほどなく盛大に果てた。
盛大すぎて動けない。しばらくして嬢にうながされて横になる。手早く処理をしてもらって、少しおしゃべり。生駒新地の現状を聞かせてもらう。しばらくすると嬢の手が伸びてきて、息子がふんわりと包まれた。これがまたうまい。やさしいにぎり、ゆっくりとした一定のリズム、小生の腰の動きと嬢の手の動きのシンクロ、ひと休みをするタイミング、いずれも申し分ない。緩やかに高まっていき、軽い律動が始まる。波が大きくなって再び気持ちよく果てることができた。
頃合いが来たので、もう一度風呂場に向かう。軽く流してもらって一緒に入浴。大満足である。身支度をして六畳一間を後にする。最初の待合室で若女将を交えておしゃべりをしながら、若女将に料金を支払う。あとは旅籠と嬢の問題である。生駒も暑いが大阪ほどではない。帰りはケーブルではなく、歩いて降りることにした。女将と若女将に見送られて、置屋まで嬢と一緒に歩く。愛人と不倫旅行に来たかのような気分である。置屋前で嬢に別れを告げて、参道を軽やかに下り、生駒駅に戻る。近鉄とJRを使って新大阪にたどり着き、爽快な気分で大阪を後にした。
◆ 極めて個人的な評価
店員…………★★★★★(明るいおばちゃんたち。心あたたまるひとときをありがとう)
嬢……………★★★★☆(奥ゆかしく、気配りのある女性。居心地のいい120分)
サービス……★★★★★(心得たサービスを堪能しました)
総合…………★★★★★(あたたかい雰囲気で、明日への活力をもらいました。いうことなしです)
レポは以上です。ネット上の断片的な情報だけを頼りに飛び込んだのですが、予想以上にすばらしい体験でした。関西出張の折はまたお世話になるでしょう。次はぜひ宝山寺の参拝も果たしたいですね。足腰を鍛えておかなければ。
嬢のスペックについてはさまざまな意見があると思いますが、小生は今回の嬢についてはまったく不満なしです。もともと小太りの元気なおばちゃんが好みなので、嬢の年齢や容姿、体型よりも、やさしさ、気配り、コミュニケーション、技術などを重視しているということなのでしょう。もちろん、相手をしてくれた嬢に恵まれた側面はあります。生駒の嬢がすべて良嬢であるとは思っていません。
ここのシステムは現代のソープに慣れた身には不安になりますが、女将を信じて鷹揚に構えるのがよいようです。自分の好みのタイプを簡潔に伝えるのが肝要です(「こういうタイプはダメ」という言い方の方が確実かも)。女将・若女将とのおしゃべりも楽しむことができました。こういうのも含めて生駒新地なのでしょうね。若女将はひそかに好みだったりします。
生駒新地の衰退は旅籠の後継者不足が最大の原因のようです(嬢の入れ替わりはあるようです。働く場所さえあれば嬢は集まるのでしょう)。安定した存続を願わずにはいられません。
千葉支部 千葉事務所 主任調査員 六分儀 (R06.11.17)