by えせ男爵氏
いつもお世話になっております、研究部のえせ男爵です。今回は道後温泉の旅の第二弾です。今回の旅の主目的はこちらでのストリップ観劇でした。
ところでストリップ劇場は今、全国的に苦境に立たされています。映画『彼女は夢で踊る』の舞台となった「広島第一劇場」は惜しまれながら今年5月に営業を終えました。また九州唯一の劇場である「A級小倉劇場」も今年5月に閉館の予定でしたが、こちらはなんとか存続することができました。以前に小生がレポートした通り「シアター上野」は今年6月より8か月の営業停止の行政処分を受けました。そんな中、今回訪問した「ニュー道後ミュージック」も厳しい状況に立ち向かっており、クラウドファンディングで資金をつのったり、オリジナルのマグカップを販売したりと、さまざまな努力をされています。
さて今回は小生のひいきにしている踊り子さんがこちらの舞台に立つことになりましたので、応援を兼ねて訪れることとなったのでした。
店舗名:ニュー道後ミュージック
業種:ストリップ
HP:http://www.dougo.com/
住所:愛媛県松山市道後湯之町18-1
費用:5K
調査時期:2021年10月
こちらでは基本的に一日四回公演(17時開始)で、今回出演する踊り子さんは2人でした。進行としては一回の公演時間が約1時間、そのあと幕間が1時間ほど入る、というものでした。どうしても他の地域の劇場に比べると踊り子さんの数は少なめですが、その分、アットホームな雰囲気にあふれていました。なお一回のみの観劇でしたら入場料は3.5Kですが、ワンデイパスの5Kを払えば、出入り自由で最後まで観ることができました。
一人目の踊り子さんはくだんのひいきの方で、いつものように素敵な踊りを楽しませていただきました。四回公演のうち三つの演目を披露されていましたので、やはり通しで観て、すべての演目を鑑賞するというのが正しい楽しみ方だと思います。
二人目の踊り子さんは、小生はお初にお目にかかる方でしたが、本業は「女王様」ということで、踊りの他に、初心者向けのSM講座のような出し物もありました。小生もステージに上げてもらい、緊縛の体験をさせていただきました。
小生にとって初めての緊縛体験でしたが、なかなか素晴らしい体験でした。文字通り彼女に身体の自由をあずけるわけですが、女王様なので縛りのプロですから、不思議な安心感と安らぎを覚えました。SMの愛好家が「縛りは愛」としばしば表現されますが、その気持ちが少しわかったような気がしました。
公演の間に幕間の時間がはさまりますが、劇場は道後温泉の中心街にありますので、小生は屋台村で食事をしたり、クラフトビールのバーでビールを飲んだりして楽しみました。公演を観て、道後温泉の街を楽しんで、それを繰り返すのがとても楽しい体験でした。
道後温泉の夜、楽しすぎました。なおこちらの劇場では夏場に「怪談ストリップ」のイベントを開催するなど、飽きさせない工夫をいろいろされているようですので、またぜひ訪れたいと思います。
長文・乱筆のほど失礼いたしました。
研究部長 えせ男爵 (R03.11.26)