〜©日本ピンサロ研究会〜

スナック「名称不詳」(松山)

by ゆうぢ氏


 酔ってりゃしあわせ、ゆうぢです。

 新年会後、二次会に流れる波の中からの浮浪雲、独り彷徨う大街道、なんて訳なく、んんみゃハイボール目指しメタボおっさんまっしぐらな訳でありまして、ハイボール呑んでの、梯子酒でもう一軒、が、ちょいと的を外してしまい、もう一軒と大街道から左折したのであります。
 二番町、三番町と彷徨うもお目当てのバーは見つからない、すると、駐車場からお母さんが声を掛けてきた。

お母さん「探しとるけん」
ゆうぢ「このバーを探してます」
お母さん「住所はこの辺りだけど」

 お母さんは親切に周辺を教えてくれ、「松山を楽しんで」送り出してくれます、しかし見つからず、歩き疲れ酔いも覚めたゆうぢはお母さんの所に戻り、先ほど感じた吟醸香を確認しつつ、先ほどのお礼をすると・・・

お母さん「遊んでいくけん」

 きぃ〜たぁ〜、まだ、小生の嗅覚は残ってました、フェルさん!、てな塩梅でこちら。

場所 松山市内、三番町と千舟町の間ぐらい?
業種 スナック?
店名 名称不詳
料金 三十分位、壱万円
HP お母さんを見つけて下さい。

 しばしお母さんと立ち話、そこから少し薄暗い路地に入ったテナントに、看板はないが入口は思い切りスナックな木製のドア、中に入ると、明るく、カウンターがあり小さい飲み屋であった。
 お母さんが声を掛けると、奥からカウンター内に二人の影が・・・

お母さん「どちらにする」

 まさかの実物指名の二択に焦る小生、すっかり酔いは覚め、お母さんの耳もとに「サービスええ方を」伝えたのであった。
 カウンターのすぐ隣の小部屋に案内される、三畳程の広さに布団と枕が二つ、ブルースなノスタルジーにどことなく懐かしと思い出に浸ってしまう。

 肝心の嬢は、二択では選べない小心者の小生、好みの嬢はいたが、お母さんにサービス重視で委ねた・・・ぢゃすとみ〜と!。
 心踊るゆうぢ、覚めた酔いが戻る?。

 嬢は部屋に入ると、正座で挨拶、そのまましばし雑談、初めてではない感覚が。
 嬢は上手く流れを作ってくる、お互いアシストしながら服を脱がせつつ雰囲気を揚げ、力が入り始めた助六をフキフキ、そして嬢は抱き付いてきます、ゆうぢも嬢を抱き寄せ唇を重ね、そのまま布団に倒れ込む、赴くまま、流れるままに徒然なるままに・・・。
 時間にして三十分位だろうか、嬢は急かす事はなく、お茶をもらい一服点け、一期一会の部屋を後にしたのであった。

 帰りすがら、お母さんとまた立ち話、朗らかなお母さんにイケそうな気がしてきたゆうぢでした。

 久しぶりにブルースを堪能した後は、アガリに、鯛茶漬けに熱燗、松山三井の吟醸酒には鯖刺身と焼き牡蠣を追加、松山の深夜をブルースの余韻と共に満喫したのであった。

 弥生さん、今年もありがとうございました、癖になってしまった様な。

 群馬支部長 ゆうぢ (H31.03.03)

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