〜©日本ピンサロ研究会〜

ストリップ「芦原ミュージック」(芦原温泉)

by えせ男爵氏


 いつもお世話になっております、研究部のえせ男爵です。
 今回は地方のストリップ劇場遠征の第二段の報告となります。

店舗名:芦原ミュージック
業種:ストリップ
HP:https://twitter.com/awaramusic/
費用:4K
調査時期:2019年10月

 岐阜の「まさご座」観劇の翌日、急行列車に乗って福井に向かいます。福井駅に着いたあと、ローカル線のえちぜん鉄道に乗り換え、のんびりと小一時間ほど列車に揺られてあわら湯の町駅に到着します。
 そこでまずは温泉旅館にチェックインし、温泉に浸かったあと夕食をとり、20時過ぎに劇場に向かいます。なお入場料は4Kでした。この日の開演は20:40とのことで、かぶりつきの席を確保してしばらく待ちます。なおこの時点での客入りは、常連さんが中心といった感じでした。
 劇場は意外と広く、舞台の上にはガラス張りのキャットウォークが設けられていたり、2階席があったりと、他では見られない特色もありました。

 この日の番組は、3人の踊り子さんに加え、翌月にデビューが予定されている新人さんのお披露目もあるといった内容でした。
 一人目の踊り子さんは、ベテランの風格がありますが親しみやすいお姉さんといった感じでした。演技でも客席の観客まで積極的に絡みに来てくれます。また実は、開演前になぜか舞台から出てきて、小生を含めて開演を待っている客と気軽にお話をしてくれました。地方劇場ならではのおおらかさを感じました。
 二人目は、今回が復帰公演となった方とのことでしたが、演技の方は可愛くもありアーティスティックでもあり、ブランクを感じさせない素晴らしい内容でした。
 最後は、有名なベテランの踊り子さん。年齢はそこそこ高めだと思うのですが、それを感じさせない引き締まった身体と、その豊かな演技には文句を差しはさむ余地がないものでした。
 特別出演の新人さんは、三番目のベテランさんのサポートを受けながらの出演でした。一見すると大人しそうな感じの女子ですが、ポラタイムの時にお話をうかがってみると、もともと客としてストリップを見るうちにこの世界に飛び込みたくなったのだそうです。今後の活躍が楽しみです。
 なお彼女のデビューは、芦原ミュージックがおこなっている新人発掘プロジェクトによるものだそうで、この業界が衰退に向かいつつある昨今にあって、地方からこうしたイニシアチブを進めているところに感心しました。

 この日はあわせて2公演ありましたが、どちらも内容を変えての演目で、2公演を終えたのは12時近くでした。間に休憩をはさんでの3時間以上の公演でしたが、まったく飽きさせない内容でした。ポラタイムでの踊り子さんと客とのコミュニケーションもアットホームなもので、地方劇場ならではのおおらかさを感じました。
 なお客層は、当初は常連さん中心のようでしたが、2公演目に入ったころには温泉旅館からの団体さんも入るようになりました。後者の団体さんは、明らかにストリップは未経験といった感じの人も多いようで、最初はどのようなノリでいけばよいか困惑している感じもありましたが、次第に会場の雰囲気になじんで、楽しまれていたようでした。
 芦原温泉という、地の利としては必ずしも恵まれないところにありながら、劇場と踊り子さんが一丸となって盛り上げていこうという気概をここでは強く感じました。これからもますます頑張って、ストリップの灯を絶やさず、盛り上げていってほしいと思いました。
 それでは僭越ながら評価させていただきます。

女の子:★★★★★(場末のストリップと思うことなかれ。素晴らしい踊り子さんたちがそろっていました)
コストパフォーマンス:★★★★☆(出演人数や公演回数などは少なめですが、その分、十分価格に見合った内容でした)
店舗:★★★★☆(地方劇場ならではのアットホームさが心地よいです。新人発掘プロジェクトなど、意欲的なところは好感が持てます)

 長文・乱筆のほど失礼いたしました。

 研究部長 えせ男爵 (R01.11.08)

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