by 名無しのオプ氏
純真なティーンエイジャーじゃあるまいし、とは思うのだけれど、風俗に行った後はいつだって汚れてしまった、と思ってしまう。初めてならともかく、今更なにを、とは分かってるのだけれど。
それでも通ってしまう、むくむくと行きたいという気持ちが顔を出してしまうのは、それ以上の充足があるからで、数ヶ月に一度、どうしても行きたくなってしまう。
ともかく、今日もまた、そんな日で、職場の近くの、前からデカデカとした看板が気になっていたソープランドへ向かってしまったわけだ。
店名 湯喜
HP http://www.yuki-soapland.com/
最寄駅 大井町
コース 60分コース
お値段 23k(割引なし)
とにかく、看板にインパクトがある。ピンク色で、カタカナでソープランド、と書かれていて、昭和から抜け出してきたのか?と思うほどだ。ビル自体が相当古い。
それでも勇気を出して狭い階段を上り、すぐに店員の声がかかる。予約なしであることを伝えると,ディスプレイに女の子の写真を出してくれた。受付の爺さんは無愛想だが、フロアのお兄さんは愛想良く、この子がいいとギャル系の女の子を指すと元気よく返事をしてくれた。
そのまま、受付横の待合所へ。仕切りも何もなく、まるで歯医者かなんか、それも相当ボロいやつみたいだった。
しばらく待って、準備ができましたと声がかかり、ドアの方へ案内され、女の子と顔を合わせる。パネマジ、という感じではなかった。写真から2割減、といった程度。
そこはホッと安心したものの、問題はその先で、どうも、愛想がないのだ。受付の爺さんと同じくらい。
よろしくお願いします、と声をかけると二階上がってくださいと事務的に。手すら繋いでくれない。これは、塩対応というやつか? ……嫌な予感を抱きながら、階段を上がる。
やはり内装は全体的に古い。その古さをごまかすためか、プレイルームは薄暗かった。
お風呂の水が溜まるまで服を脱がされながら雑談するも、ボディータッチは少なく、やはり事務的で、話も盛り上がらない。私のペニスはしょぼくれたままだ。
そして、風呂に入ってもやはり、湯船に浸かってもやはり、という感じ。心のこもってないしょうもない雑談の種が尽きたところで「出ましょうか?」
プレイルームから出て帰れということかな、と思ったくらいだが、そんなことはなく、ベッドへ移動する。ちなみに、マットがいいかベッドがいいかは聞かれなかった。
寝転がり、彼女の責めが始まって、ここでようやく我がペニスが勃つ。愛想はないがテクはあるようで、これはかなり気持ちよかった。フェラチオでたまらず一発、出す。しかし、そこで打ち止めだった。
やっぱり、愛想がないのだ。軽いキスすらさせてくれず、「もう一発いけそうですか?」と睨むような目で聞いてくるだけで、目が覚めたようにペニスはやる気を失ってしまった。
乱暴な手でシェイクされるも、勃たないまま電話が鳴り、タイムアップ。「時間きちゃったので体洗いましょうか」という彼女はホッとしたような表情だった。
打って変わって愛想の良い店員に送られながら、私は店を出た。多分、もう来ることはないだろう。汚れてしまった、という思いが強いだけの風俗帰りだった。
ペンネーム:
京都支部長 けいた (H30.02.06)