其の男は当日早朝に起床し、彼の欲求を満たすべく常磐線に乗り込み水戸の一つ先、勝田へ降り立っていた。

　勝田を起点とする片道約30分の其の小さなローカル線は、いまや日本中で3路線しかない昭和3〜40年代に製造された貴重な「骨董品」が現存し、ほぼ休日限定ではあるが実運用に就いているのである。
　周辺に点在する著名な観光地には目も呉れず、内田百？の「阿房列車」さながらに意味もなく数往復し、DMH17の轟音やそこから発せられる得も云われぬ薫り、小さなボックスシートに木製床の、扇風機すらない車内を満喫した其の男はもう一つの欲求を満たすべく、再び常磐線に乗り込み南下を開始した。
　直流専用車両とは若干異なるVVVFインバーター音と、車窓から見える水を張った水田や蓮田が改めて茨城に居る事を想起させる小一時間の移動を経て、其の男は土浦に降り立った。
　土地勘の無い場所では下手に地図を頼ろうとせず、直線的な行程を選択するのが賢明との信条を持つ其の男は、改札を出るとまずは桜川沿いの土手道を目指し歩を進めた。
　朝方の寒気が抜け初夏らしい陽気となった土手道沿いには菜の花が咲き乱れ、燕が民家の軒先に巣作りを勤しみ、子猫が日向で昼寝をしている。
　こんなに長閑で麗らかな日に、其の男は何をしようというのであろうか。

　痴漢をしに行くのである。

　皆さまこんにちは。横浜教育派遣隊のPe-Rosso（ぺろっそ）でございます。記念すべき（？）30回目の投稿となります。今回のお店はこちら。

○イメージクラブ「満淫電車　女〜磐線」＠土浦桜町
HP： http://www.momi3.jp/
携帯：http://www.momi3.jp/i/
スマホ：http://www.momi3.jp/sp/
　システム等詳細は上記URLをご参照ください。
※今回の費用：40分総額13K（WEB割で入会金免除、場内指名料含む）
※突入日時：5月初旬の祝日、14時ごろ

　初見の地、土浦桜町。
　調査対象は上記店舗に決めてあるが、周辺状況を確認すべく其の男はまず一周を試みた。
　割と小ぢんまりした規模の中にソープ・ヘルス・イメクラ・ハンドヘルス等様々な業種の店舗が密集しているようだ。
　業種毎にある程度の住み分けが出来ている其の男の地元・横浜と比べると、その雑多さに違和感を覚えてしまう。
　印象的だったのは、呼び込みのほとんどが椅子に腰掛けていた点だ。もっとも休日とは言えまだお天道様が高い時間帯で、人通りもそれほどではなかったせいもあるだろうが。
　ちなみに其の男、よほどのノープランで無い限り呼び込みのいる店舗に入ることは無い。「呼び込みのいる店舗＝閑古鳥」という図式が容易に成り立つからだ。
　しかし、どの地域に於いても呼び込みは「お写真だけでもどうですか？いい娘いますよ！すぐのご案内ですよ！」の一点張り。他店舗との差別化を図る為のセールストークに磨きを掛けようという意識は無いのだろうか。

　15分ほどである程度全体を把握できたであろうか、其の男は当該店舗の前に立ち自動ドアを開けた。呼び込みがいなかったところを見ると、やはり人気のある店舗なのだろう。

　システム説明や禁止事項等一連の「儀式」の後支払を終え、待合室に通されたが火を点けた煙草を2服もしないうちに、当該店舗の売りである「痴漢ルーム」に案内されることとなった。

　改めて禁止事項の説明を受け、10分にセットされたタイマーを首にかけた其の男は、カーテンを開けて「痴漢ルーム」へと入っていった。

　中には様々な学生服姿でアイマスクをした女性5名と、先着の同志が1名。女性は吊り革につかまって立っていたりロングシートに座っていたりとこれも様々。
　室内は「ガタン、ゴトン・・・」というジョイント音と、「この列車は唐木田行きの・・・」という常磐線緩行であろう車内アナウンスで満たされていた。土浦に唐木田行きの列車が来る筈は無いのだが。

　先着同志に会釈をし、さて痴漢プレイをと思っていた其の男は、実は少し当惑していた。 　と言うのも其の男、痴漢プレイに興味はあっても、痴漢の趣味は全く無いからだ。いや、「全く無い」というのは語弊があるかも知れないが、一生を棒に振るようなリスクを負うくらいならば、多少の散財と引き換えに其の欲求を満たすべきであろう。
　しかし、先着同志は座っている女性のブラウスの中に右手を入れ、左手は足を開かせパンツの上から秘所をなぞり、顔は恍惚の表情を浮かべている。女性の方も微かに反応し、決して嫌がってはいないようだ。
　其の男も僅かに残っていた羞恥心を掻き消し、まずは立っている女性の背後に回り、指を膝裏から内腿へすべらせ、パンツ越しに臀部を撫で回してみた。
　アイマスクのため表情を窺う術も無いが、女性の息遣いが明らかに変化していることを感じ取れる。

　今度は別の立っている女性の前へ座り、ブラウスの下から手を差し入れブラ越しに胸を撫で、スカート越しに秘所を中指で愛撫してみた。本当の痴漢はこうするのだろうかと想像しながら。
　すると女性は恥ずかしそうに身を捩りながらも、其の男のなすがままに体を弄ばれている。

　ヤバい、これは途轍もなく楽しいかも知れない・・・

　徐々に大胆になってきた其の男は別の座っている女性の前にしゃがみ、スカートをめくり足を開かせ、汗ばむ太腿を掌全体を使って堪能したり、また別の女性の横に座りブラの中に指を入れ、乳首を摘みながら耳に息を吹き掛けたり等、新たな性癖が覚醒しないかと内心怯えながらも、顔がだらしなくニヤけて来るのを抑えることが出来ずにいた。
　そのうち先着同志のタイマーが鳴り、其の男が候補としていた内の1人の女性を指名していくと、「痴漢ルーム」は女性4人と其の男のみの空間となった。
　其の男の痴漢タイムも残り僅か、一期の想いとばかりに全身全霊で痴漢のラストスパートを掛けた。
　4人の内1人を除いてはどの女性を指名してもよかったのだが、中でも絹のような触り心地の肌理細やかな皮膚を持ち、乳首への愛撫に敏感な反応を示していた20代前半と思われる女性に決めるとほぼ同時に其の男のタイマーも鳴り、名残惜しくはあったが「痴漢ルーム」を後にした。

　数分後アイマスクを取った女性と再会、其の男の手を引きプレイルームへと誘う間に「指名されないかと思っていました、ありがとうございます。嬉しいです。」と満面の笑みを投げかけてくれた。
　複数の見知らぬ輩に大事な体を好き放題弄ばれ、少なからず不快な思いをしていた筈だと思うのだが、其の男は女性の笑顔に仄かな痛々しさを覚えながらも、垣間見えたプロ意識に感嘆していたのであった・・・

　それではここで僭越ながら評価です。100点満点、60点以上で合格とお考えください。

○お店：95点（複数の姫に同時多発痴漢プレイ、これはハマります！興味ない方も是 非お試しを！！）

○お店のHP：65点（見やすいですが、姫をもうちょっとキレイに撮ってあげて欲しい ですな）

○店員：65点（禁止事項の説明3回は多過ぎじゃね？対応は丁寧でしたが）

○待合室：60点（ヤニくさっ！＾＾；多少の待ちには充分ガマンできるとは思いますが）

○姫：85点（サバサバした性格の姫でしたが、小生のリクエストにも嫌な顔一つせず尽くしてくれました♪）

○CP：90点（迷惑行為禁止条例に抵触しないための費用と考えれば激安です！）

○総合：90点（痴漢プレイだけで満足して帰っちゃう客もいるそうで。妙に納得。笑）

※今回の村正フィンガー：あれっ？いたの？？（爆）

　結果から言うと、其の男は不発であった。
　いや、これは女性に非があるのではなく、冒頭の痴漢プレイが余りに鮮烈だったのに対し、その後のプレイが極一般的なヘルスサービスで少々拍子抜けであったのと、あろうことかプレイ中にその日の内の連戦を決め、一度スプラッシュしてしまうと回復の遅い其の男の愛棒のことを勘案し、スパーム弾を温存すべしと考えたからである。

　女性は頻りに謝ってくれたが、謝意を表し充分満足した旨を伝え退店した其の男は、駅へ戻るべく土手道を引き返していった。
　すると先程昼寝をしていた子猫が同じ場所に佇み、其の男のことをじっと見ている。猫は警戒心が強い生物だが、どうやらこの子猫は人間に対して嫌な思いをしたことは無いようだ。
　其の男がしゃがんで手を差し伸べると、子猫は近寄り頭を摺り寄せ、喉をゴロゴロと鳴らしながら甘えてきた。

「土浦は気に入ってくれたかニャ？」
「うん、とても楽しかったよ。また必ず来るね。」

　勝田と土浦。
　別々の欲求を短時間で満たせるこの2つの地は、其の男の定番になりそうな予感がしていた・・・

　以上、今回も長文乱筆、大変失礼いたしました。が、続きます（謎）。

p.s. 文中の意味不明な単語に関してのご質問は随時お受けいたしますので、小生までご遠慮なくどうぞ　♪（笑）

　第1教育旅団　神奈川東地区教育隊　横浜教育派遣隊　調査員補 Pe-Rosso　(H25.06.01)