〜©日本ピンサロ研究会〜

エステ「楽」(久米川)

by 立川紫煙氏


 今日は立川紫煙です。

 酷暑の熱気は夜の帳にさえ鎮まらず、驟雨は街を蒸気釜にする。滴る汗が顎を伝う。 とも汗とも或いはその両方によってしっぽり濡れた私は、ワイシャツに透けた自身の乳首を見て思う、「ノーブラの女子○生(○学生なら尚可)おらんかな、、」。多少頭がおかしくなってきたところで、探索及び思考の放棄。
「もうここでいいや…」
そして店のドアに手を掛けると、鍵締まっとる…。ことここに至り撤退の文字が脳内にちらついた。返す踵の足取り重く、しかし私は助かったのか?こんな怪しい店!  5メートルほど戻ったところで後方から「オニサン、戻テッ」の声。「撤退は許さん(ドイツ語)」と怒号を上げる伍長の姿を垣間見た。かくして夏将軍に疲弊しきった第6軍は包囲され、赤軍ならぬ紅軍に降伏と相成った。

 西武新宿線久米川駅周辺。嘗ては沿線随一のピンサロ地帯(といっても怪しい店ばかり)であったが、多分に漏れず都内の他地域同様に今や数件の大陸エステ店を残すばかりとなっている。
 今回の久米川探索は、さる情報筋から邦人店情報を得て行ったものである。結果として目的店舗は発見できず、かわりに6件の大陸系と思われる店を発見し、その内の一軒に突撃することとなった。
 久米川駅南口をでて踏切のある道路を南に進むと、客引きの大陸嬢がいるのでそこの路地を右に折れた所。この路地には『健康〜』という店が二件あり、今回は奥を選択した。いずれも大陸系マッサージ店である。

 窓に「健康マッサージ」と書かれてあり、看板は電気が点いておらず「楽」とある。ガラス扉にはカーテンが閉まっているも店内に灯りが灯っているのは分かる。本来ならば客引き嬢を伴って来店するシステムであろう。私のように直接行った場合は鍵が締まっている、ということになる。
 数年前の上野(湯島、仲町通り裏手)で直接来店と客引き嬢経由では10k円の差があることを知って以来、私は客引き嬢には完全無視を貫いている。尤も都内有数のボッタ帯である上野広小路での一例であり、全ての地域(店舗)が当てはまるとは限らないが。

店名 「楽」
業態 大陸的エステ
所在 東京都東村山市栄町
費用 10k/40m

 「オニサン、戻テッ」の声の主は40前のおばさんで、ママらしき人であった。
 待合席に座らされ、指名の有無など聞かれることも無く上記料金を請求される。店内の造りは健全なマッサージ店然としていて、仕切りはカーテンのみである。
 煙草に火をつけたところで、ママらしき人に促され施術スペースに案内される。そこでご対面のはずだが誰もおらず、何故かママらしき人も一緒に入ってくるではないか。ママァ〜!!汝何する者ぞ。
 まさかのボヘミアンラプソディーに戦意喪失。以下粛々とサービス内容を列記致します。
 セルフシャワー→マッサージ→嬢同士の会話(北京語)→覗かれる→GF→中華スペシャル(騎乗)→同正上→妊娠線→萎縮→…
 結局のイけずで時間を残しての退店となりました。

 ベートーベンの『運命』というよりはチャイコフスキーの『悲愴』がいいかなと思いつつ、以上立川紫煙でした。

 (H20.08.29)

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