〜©日本ピンサロ研究会〜

スナック「アール」(那覇)

by るねぱぱ氏


「パパばかり旅行に行って、ずるい」
 るねにそう言われ、以前から約束していた「美ら海水族館」に行くべく、親子三人で沖縄に旅行に出かけた。
 沖縄を訪れるのはこれで五度目だが、妻子を連れての旅行は初めてだ。妻はひめゆりの塔で涙を流し、るねは世界一と言われる「美ら海水族館」がたいそう気に入った様子。実際マンタやじんべいざめ泳ぐ姿は飽きる事なく面白く、結局水族館には6時間もいた。

 さてさて沖縄ももう最終の四日目。那覇市・辻にある料亭「松の下」で海ブドウやぐるくん、みみがー、ちびて、らふてー、豆腐ようといった沖縄料理を食べ終えおえ、満腹、満腹。
「お父さんはどこかで一杯やっていくから、お前たちはホテルに帰りなさい」
 実際飲み足りなかったが、本格的にお酒を飲むとなると二人の存在が邪魔になる。二人がタクシーに乗ると、辻の近辺をぷらぷら歩いていた。やがて古びたスナック街を見つけた。入り口には飲み放題五千円と書かれている。やや胡散臭さが漂う店だが、ウチナー相手に一杯やるのも悪くないと思い、入ってみた。
「お客さん、うちは時間無制限ですから」

 さすがは沖縄。おおいに飲みたかったのでそういうシステムはありがたい。
 「アール」はスナックといってもフロアーは50坪くらいあり、インテリアを含めてクラブのような雰囲気だ。色とりどりのドレスを着たホステスが10人くらい待機しており、奥のソファに座るとやがて紫色のドレスを纏った30歳前後のホステスが横に座った。ストレートの黒髪が胸元まで伸びている。色黒で顔のホリが深い。いわゆる沖縄顔をしている完全なウチナーだ。去年「ミスユニバース」で準優勝した知花くららに雰囲気が少し似ている。ボーイが水割りをもってきたのでくららさん相手にしばらく飲む。

「君も何か一杯やるかい?」
「いえ、けっこうです」
「飲まないと売り上げにならないだろう」
「私達、遊んでもらっていくらなんですよ」
「えっ、それってナニを付き合うって事?」
「ここはそういうお店なんです」

 沖縄と言えば真栄原や吉原といったちょんの間が有名だが、こういう店もあるようだ。くららさんはしなだれかかり、流し目を送ってきた。あきらかに誘っている。香水の甘ったるい匂いが鼻腔から肺の中まで一気に充満していき、心臓の鼓動が高くなる。

「遊んでもいいけど、いくらなの?」
「お店ではそういう事は言えないの」

 なるほどね。飲み足りないが、くららさんと遊ぶのも悪くない。おあいそをしてもらうべくフロントに行った。五千円払おうとすると、連れ出し料五千円を追加され、結局一万円支払った。水割り二杯しか飲んでなかったから物凄く高い。銀座のクラブ並ではないか。

 さて歩いて5分の距離にラブホテルが建っていた。スナックとこのラブホテルの位置関係から実に巧くできているなあと感心してしまった。もっともすでに泊まりの料金になっており、フロントで八千円支払う。部屋に入るとくららさんにプレイ料金を聞いた。
「三万円になります」
 くららさんの台詞に絶句。前述した沖縄のちょんの間は15分五千円で遊べる。辻のソープは50分一万五千円だ。おいおい、マジですか。もったいない。このまま帰ろうとかと思ったが、ここで止まるような小生ではない。しかも相手はくららさんだ。結局三万円支払った。

 事が終わり、くららさんと一緒に外に出ようとすると、他のスナックからきたのか、同じようなカップルが二組入ってきてフロントはごった返していた。二人の中年男性は酔っぱらっているため陽気だが、部屋で金額を聞いたら唖然・呆然となるだろう。
 辻近辺を歩いているとちょうどタクシーがきたので、乗り込むとホテルに向かってもらった。

「運転手さん、あそこで遊んだけど、えらく高いねえ」
「お客さん、あんな店で遊ぶには内地からきた観光客だけで、わたしら地元の人間は絶対遊びませんよ」

 運転手の言葉を聞くとなにやら悲しくなり、松山の繁華街でおろしてもらうと、今度はまっとうなクラブに入って一杯やった。相手をしてくれたホステスが神戸出身で、ダイビングにきて、沖縄がすっかり気に入ってしまい、そのまま住みついてしまったと話してくれた。あらためて沖縄という土地の魅力、不思議さを感じた。

 さてさて、採点です。

ギャル・容姿 ★★★★
 顔・スタイルともに、なかなかいいオンナです。もっとも沖縄女性はクセがありますから、さほど参考にはならないでしょう。

ギャル・サービス ★★
 プロではありません。高級ソープで遊んだほうがいいでしょう。

お店 ★★★★
 単に飲むだけなら時間無制限飲み放題五千円は激安ですね。もっとも、どれだけのお客がホステス達の誘惑に勝てるか、それはわかりません。

総合 ★
 水割り1杯、女性と一発。しめて四万八千円。いくらウチナーの美人ホステスとナニができようとも、これが安いと感じる人はあまりいないと思います。

 以上、ホテルに帰ってからかみさんとの間に第三次離婚問題が勃発して、頭を抱えている、るねぱぱがお送りしました。

 追記●
 後日、今後遊んだら慰謝料一千万払うという書類に書名・捺印させられました。50歳が目の前にせまる今日この頃、もはや再起不能かもしれません。妻子持ちのみなさん。小生の轍を踏まないよう、遊びはほどほどに。ぽっこぺん。。。

 会長付属調査隊 東部方面調査隊長 るねぱぱ (H19.06.18)

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