順延になっていた遠征が実現。東京調査の一発目は、迷わず鶯谷である。

　色々とHPを物色するも、決め手に欠ける状態が続き、頭を抱える男、僕は、クフィル・バウワーJPSRI（日ピン研）調査官。今回の調査は、かなり厄介なことになりそうだ。この時期、韓デリは総じて不作らしい。振り替えが日常化しているのは、いた仕方ないが、人材不足，サービス低下が著しいらしい。昨今は、ウォン高により、日本に来るより欧州に行くほうが稼げるとされており、その影響が大きいようだ。

　エドガー ”nobu”スタイルズ分析官から、同行可能との連絡があり、鶯谷北口で落ち合い、近くのドトールで作戦を練る。エドガー ”nobu”スタイルズ分析官は、各種風俗戦術の分析に長けており、この日も、割引情報やら夕刊ゲンダイやらを持参し、クフィルの調査をサポートしてくれた。

クフ ：「nobuさん、どこかイイとこないかねぇ」
nobu：「前回リストアップして行かなかった日本人デリなんか如何です？私は３回ともOKでしたよ」
クフ：「あぁ、そこも悪くないけど、やっぱ鶯谷は韓国人でしょ」
nobu：「私は、前回クフィルさんと来た時、痛い目にあってるんで日本人にします」
クフ：「君の行く店は如何でもいいから、韓デリのイイとこ教えてよ」
nobu：「う〜ん・・・はっきり言って無いです！何処も振り替えだし、NNじゃないし、サービス悪いし」
クフ：「確かにそうだけどさぁ、それでもサプライズを期待したいじゃん」

　事前に携帯にブックマークしていたHPをチェックし直すも、いまいち踏ん切りが付かない。時間だけが過ぎていく｡｡｡

　ブックマークの中に「ニューノブレス」を見つける。

クフ ：「どこも決め手に欠けるんだけど、今日nobuさんと一緒だから『ニューノブレス』にしてみようかなぁ」
nobu：「えぇ〜っ、そんなんで店決めるんですか？？？（驚）」
クフ：「どおせ振り替えられるんから何処でも一緒だろ」
nobu：「ネタに走って如何するんですか〜」
クフ：「じゃあ、『インディアン』って店に入って外したら、”インディアン嘘ついた”ってのは如何？」
クフ：「あと『おすすめ』って店に入って外したら、”このみせお勧めじゃありません”ってのもあるけど」
nobu：「もぉ好きにしてください、止めませんから。その代わり、バリバリ写真修正してそうな子に入ってくださいよ」
クフ：「あぁいいよ、じゃぁDHとか如何かな？絶対こんなのいないと思うけど」 
nobu：「おぉいいですねぇ、DHなんで名前は珍しいし、顔もそ〜と〜いじってそうだから、この子にしてください」

　というわけで、調査店は「ニューノブレス」、娘はDHに決定し、店に電話する。

クフ：「今日出てる新人さんってどんな子いる？」
ママ：「う〜ん、いっぱいいるからねぇ、どんな子がいいの？」
クフ：「どの子がいるか教えてくれたら判断つくから教えてよ」
ママ：「そぉねぇ、DHちゃん、SOちゃん、KNちゃん、あとAPちゃんも来るよ」
クフ：「DHちゃんってどんな子なの」
ママ：「小柄でオッパイ大きくてカワイイ子だよ」
クフ：「この前、同じようなこと云われてSOちゃん呼んだけどダメだったよ（嘘）」
ママ：「ダイジョウブ、ダイジョウブ、DHちゃん、すごく人気あるよ！」
クフ：「分かった、じゃあDHちゃんにするよ」
クフ：「HPには３Kオフって書いてあったけど使えるよね」
ママ：「あれはフリーの時だけ、指名はダメだよ」
クフ：「そんなこと何処にも書いてないじゃん」
ママ：「ダイジョウブ、その代わりちゃんと本人が行くからね」

　いきなり指名せず、出勤者を言わせる手法をとったが、効果はなかった様に思える。”大丈夫”じゃなく『タイショプ』って云っていたので大丈夫じゃなさそうだ。「その代わりちゃんと本人が行く」って言い方も怪しい。だが、nobuさん転じて「ノブレス」と決めた以上は、ジタバタするまい。

　今回の料金：１００分／２５K
  http://nnobless.com/index.html

　ホテルで待つこと１０分で、娘が現れる。招き入れて見ると、、、本人なのか？、、、微妙な感じだ。プロフ通りのスタイルで、ビジュアルはBBB。名前を聞くと当然の如くDHと答える。年齢は２１だと云ったが、まぁそのあたりだろう。振り替えであったとしても返してしまうレベルではないので、そのままとする。

　とりあえずトークするも９０％日本語が通じない。言葉が通じずとも愛嬌があれば良いのだが、このDHはちょっと違う。ファッションやスタイルを褒めてもあまり反応が無く、フレンドリーな態度を示さない。口元には、腹に一物ありそうな薄笑いを浮かべ、目は所持無く空中を漂っている。見た目の年齢とは凡そ不釣合いな、枯れて擦れた風俗嬢の様相だ。

　良い印象を持てぬまま、脱衣し、シャワーし、ベッドへ戻る。

　横になって待っていると、DHがやってきて、「ふぅ〜」と溜息をついてから、唐突にプレイ開始。

DHが上になり軽くFKの後、胸へのリップ少々で、早くもF。
殆どテクはないが、用心の為の蛸効果で、クフィルは早くも臨戦態勢。
DHは、可能と見るや、Gを持ち付けようとするので静止。
「チェンジだ！」
DHを仰向けにして、クフィルの攻め。
Kしようとするも、口を閉じてDK拒否。
『まぁいい、後で懲らしめてやるからな！』
目ぼしいポイントに攻撃を施すも、全く全然、反応無し。
DHの様子を見ると、手足を投げ出し大の字状態で、目を開け天井を眺めている。
『これは相当の鮪だ！』　
『こうなったら自分本位で致せる準備をっするしかない』
桃栗を攻めると、濡れは良い。只、見た目の反応は全く無い。
この状態は、心が壊れた（壊れかけた）娘に見られる現象だが、
DHを見ていると、それに同情するような感情は沸いてこない。
『あれこれ考えるのは止めて致すことに集中だ』
そのまま致そうとすると、DHがGをするよう主張してくる。
『あん？何言ってんだ！』
今までの態度を考えると、無性に腹が立つ。
Gはゴミ箱に投げ入れ、「FUCKだ！」と一喝して、フェイドイン。
DHは、インした途端、明らかに演技と判る、乾いた喘ぎ声を上げる。
クフィルはお構い無しで、ただ突くのみ。
ダラダラやっていると
『まだ終わらないのかニダ』
くらいのことは言ってきそうなので、ガツガツ動く。
DHの足を屈曲させ力任せに最深部を抉りつつ fin。

　何とも味気ない合体だ。虚無感がクフィルの胸に去来する。二回戦への意欲が全く沸かない状態だ。

　シャワーから戻ったDHは、徐に携帯電話（国際ローミング対応機種）を取り出し、此方に向かい何か言う。

「電話かけてもいい？（だと思う）」

　どうでも良かったのでそのままとする。

　電話の先は韓国らしく、相手は友達のようだ。DHは、笑顔を見せながら表情豊かに相手と話す。この娘、根っから心が壊れているわけではないようだ。ほっとする反面、此方に対する態度の悪さに怒りが込上げてくる。

　なかなか電話を止めようとしないDHに仕置きを施す。先ずは、クフィル式足壷押し。DHは、「うっぷ」と低く唸り悶絶する。

『ざまぁみろ、舐めんなよ！』

　それでもDHは電話を止めようとしない。馬鹿女には第二の仕置きが必要だ。

　両足を抱えて四の字固めだ！

　たちまちDHは暴れだし、結果として電話は終了された。

　その後は、当然の如く険悪なムードとなったっが、そんなことは如何でもよい。プレイ拒否を言ってくるかと思ったが、その様子はなく、何となく二回戦開始。

DHは一回戦と同じく鮪状態で天井を見つつ、シューベルトだったかベートーベンだったかの曲をハミングしている。
他の行為は時間の無駄なので、クフィルは桃栗だけを攻める。
一回戦と同様で濡れはするが、見た目の反応は全く無い。
DHのほうは準備OKだが、此方の気持ちが萎えたままで一向に奮い立たない。
少しでもDHに声を出させようと虚しい努力を続ける。
一向に合体しないクフィルに焦れたのか、DHは起き上がり腕時計を示す仕草で声を荒げる。
「１０ minutes 　hurry up！！（あと１０分しかないよ）」
『１０分で出来るわきゃない』
『何でこんな馬鹿女のために焦らなきゃならないんだ』
『あほらしい止〜めた』
「the end だ！」
クフィルは、プレイを放棄し、DHを追いやり、ベッドの中央へ大の字となる。
DHは、奉仕しろと言われたと勘違いして、Fしようとしてきたが、それは拒否。
「もぉ止めだ、終わりなんだよ！」
「とっととシャワー浴びて帰れ！！」
状況を理解したDHは、単独でシャワーに向かった。

　別れ際に、ニ〜三言葉を交わした。食事する時間がない（食事させてもらえない）、眠る暇がない（眠らせてもらえない）などの不満を漏らしていた。一生懸命働いている娘の話しなら同情の余地もあるが、不遇を周りの性にして、楽を決め込んでいる娘の話しなど如何でもよい。

　今回は、非常に辛い調査であった。DHは来日して二週間ほどの新人ということになってはいたが、多分、他所の店にいたか、本国で同様の仕事をしていたプロだと思う。百歩譲って、プロでも何でもよいのだが、客を客とも思わない態度は非常に腹立たしい。言葉が通じないのを逆手にとって傍若無人な振舞いは容認できない。この様なふざけた娘が蔓延るのは、店の責任も大である。日本人を馬鹿にしているのか？厳しいことを言うと娘が定着しないのかは知らないが、最低限のマナーは教育すべきだ。

　冒頭でも述べたように、ここのところ鶯谷は極端な人材難らしい。様々な事情が絡み絡み合ってのだろうが、このまま客に対し不実な行いを続けていると、近い将来、鶯谷韓デリは廃れてしまうだろう。そうならないことを願いつつ、報告を終える。

　因みに、nobuさんは、当初の予定通り、日本人デリを呼んだらしい。戦果は、微妙〜普通とのことだったが、過去BEST３に入るビジュアルの娘に遭遇したらしい。嬉しそうに話すnobuさんを横目に見ながら、クフィルは、『そんなに喜んでても、どうせエドガーは毒ガス吸って死ぬんだよ！ﾍｪﾍｪﾍｪ』と、無理矢理に自分を納得させるのであった。

　調査部長　クフィル　(H19.03.15)