白状するが、実はこの店が私の北千住での行きつけの店なのだ。お目当ては今やこの店で最古参となったオキニ。馴染み客の間で妖精と形容される人気姫だ。最近はちょっとぽっちゃり気味の妖精さんか。
　彼女、目がクリクリっと大きくて、かわいい系のルックスだ。トークを得意としており、とにかく明るくよく話す。話の内容も、世間話的なものだけではなく、けっこうディープな内容なんかも話してくれたりして、なんだか友達とか彼女とかと話をしているような錯覚に陥る。その辺の雰囲気作りには長けていおり、いつも感心させられる。
　サービス内容もきっちりとしていて決して手抜きはしない。ルックス、雰囲気、サービスと3拍子そろっていると言ってもよいだろう。ただ、以前のようにもっと細くなってくれれば・・・

　途中長期の休み期間が何回かあったが、彼女はもう数年この店に勤めている。年齢はまだ20代前半だが、入店したての頃は、少女のあどけなさが残っており、それはそれはかわいかった。そんな子なので、長い付き合いの本指名客が多く、ふらっと立ち寄ると必ず客が付いていて待たされる。この店は電話で本指名予約ができるので、オキニができたら時間指定の予約をして行くとよい。
　彼女の指名客には太い客がいて、数時間彼女を拘束するお大尽様がいる。そんな客が来ているときは、「○○さんですが、次にご案内できるのは3時間半後です」などと店から平然と言われる。そんなことが彼女が妖精と呼ばれる所以なのかもしれない(妖精には滅多に会うことができない)。

　この店のいい点は、フロアが広くて内装もそれほど安っぽくはないところだ。席数は22席あり、北千住では別格の広さを誇る。シートも広めでゆったりとしている。フロアは入り口を境に左右別々のエリアに分かれており、指名した子が客に付いているときは、必ず反対側のエリアに案内される。これでオキニが他の客と会話をする声を聞くことも、ましてやサービスをする気配を察することもなく待てる仕組みになっている。こういう心遣いは大いに評価できる。

　店員の接客態度も良い。私は常連の部類なので、店の入り口に近づいていくと、顔見知りの店員がにこやかに挨拶してきて、「○○様、いらっしゃいました」とハンディートークで店内に連絡する。なんだかちょっと自慢気というか、感慨深いものがある。

　ところで、この店ではオキニしか指名をしないので、最近は他にどういう子がいるのかはよく分からないが、入り口にある写真や、女の子が通路を歩く姿を見かけるところから判断するに、粒が揃っている感がある。周辺の店より料金が高い店なのだが、北千住で安全に遊びたいのならこの店がイチオシだ。

　東京北支部長　ファントム　(H16.06.15)