by ファントム氏
〜グリーシャン・トリック作戦戦記〜
「ファントムさん、会長の入った海物語ってどうなんでしょうね?」
と玖矢氏がなんとなく嬉しそうに語りかけてくる。
「う〜ん、正直なところあそこは分からないんですよ。でも海物語なんてとぼけた名前の店がまともな店だと思います? ねえ、まあ会長が地雷踏むのはお約束ですし、それがなければ合同調査の意味がないでしょ」
とファントムも意地悪そうな笑みを浮かべるのであった。
我々二人が向かう先はイトーヨーカドーの脇にある「ハッピーメール」である。以前はXOXO(キスキス)という名前であり、さらに以前は「ココリンコ」と呼ばれていた越谷の有良店なのだ。
「いずれにせよ、我々が勝ち組となることには間違いないでしょ、は、は、は…」
階段を昇り、受付で写真を見ると6名出勤していた。抜きん出ている逸材はいないが、どの子も粒ぞろいで悪くない。要するに指名の必要がないということで8000円を支払い待合室に入る。
待合室は6人分のシートと飲料・煙草の自動販売機、それにコミック類がふんだんに用意されていた。玖矢氏は待つこと10分あまり、ファントムは待つこと30分程度で案内された。
ファントムが案内される直前には待合室のシートに座りきれずに立ち待ちの客がいるくらいの繁盛振りだ。
ご対面した女の子だが、ルックスはごく普通、身長が164cmありちょっと高め、競技運動ずっとをやっていたということで筋肉が発達していた。もちろん太ってはいない。
年齢は20代後半というところかな?微妙な感じなので、悪いからあえて聞かなかった。この子の接客態度はかなりよかった。絶えず笑顔でいるし、会話のノリも良くて気分が良くなる。ルックスで勝負というわけではないし、年齢もちょっと高くなってきたというところをカバーするには接客の姿勢しかないとは思う。若くてかわいい子はもちろんいいに決まっているが、普通でちょっとお姉さんでも接客態度が良くサービス内容が濃い子なら何の不満もありません。
サービス内容もグーだった。「キスは大丈夫ですか?」と聞かれたので、「俺はキス大好きだからどんどんお願いします」とファントムが言ったとたんにDキスの雨あられだ。その後は体中を執拗に舐められて、特にタマタマちゃんと105mm砲へのおしゃぶりは気持ちいいこと。このままイッてもいいかな〜と思うほど上手だった。
その後、越谷流騎乗位でさんざん動いてもらった後、ファントムが後ろ,ファントムが上にと体勢をいくつか変えて、キスの豪雨の中で彼女の中に「ハッピーメール」を送信だ〜!
このコストでこの満足感なら今日の評価は星4つというところだろう。今日のファントムは勝ち組だ。
玖矢氏と店を後にして会長に電話をかけてみると…
「まだ終わってないんですよ」という返事。それから会長は声色を変えて
「ファントムさん、正直言って、素晴らしいです。本当」
とはっきり言ったのだ。
「女の子がそばにいるからそう言ったんじゃないですか」と訝しげな玖矢氏だが、ファントムははっきり聞いたのだ、会長の至福の声を。それが何を意味するのかわかるのはこの30分後のことである。
「越谷の奇跡:海物語」へ続く。
第1戦略調査隊長(東京北支部長)ファントム (H15.09.22)