〜©日本ピンサロ研究会〜

旅籠「岡本」(下呂)

by るねぱぱ氏


 下呂温泉

 二階堂たかし(仮名)は、妻子を連れて、岐阜県・下呂温泉に来ていた。正月くらいは俗世間を離れてゆっくりしたかったからだ。下呂駅に着き、旅館に電話をすると、送迎車が迎えに来てくれる。橋を渡っていくと、妻が言った。
「お父さん、あんなところに露天風呂があるわよ」
ふと橋の下を見ると、長良川に沿って、確かに露天風呂があり、お湯に浸かっている男女がいる。折しも雪がぱらつき、凍えそうな寒さなのに、まるで動じていないようだ。

 旅館に着き、中居に部屋に通されると彼女に心付けとして五千円札1枚紙に包んで渡す。妻と娘はさっそく浴衣に着替えて温泉に向かうが、二階堂は廊下に出て、中居を探した。
「ねえ、お姐さん。下呂温泉って、女性と遊べるところはあるの?」
この質問にさすがの中居も吃驚したようだ。
「お客さんもよほど好きなのねえ。ありますけど、夜の8時過ぎにならないと遊べませんよ」
と教えてくれた。夜の8時過ぎか。それならちょうど良い。食事が終わった後に、繰り出すことに決めた。
 夕食には長良川で捕れた天然の鮎の塩焼きが出たが、これがかなりの美味でお酒が進む。妻も娘も美味しそうに食べていた。年末年始くらいはこうやって家族サービスをするのもいいものだと、二階堂は二人を見ながら微笑んだ。そして8時過ぎ、妻にちょっとスナックに一杯やってくると言い残し、中居のところに行った。
「ちょっと離れているから、タクシーを呼びますね。それから、女性には2万円差し上げて下さい」
と言われる。タクシーの乗り込み、5分ほど走ると、こじんまりした「岡本」と屋号が書かれた旅館に着いた。二階堂が訝しげな顔つきをしていたが、運転手はさっさと車を走らせて行ってしまう。恐る恐る扉を開けると、そこには40代半ばの洋服姿をした上品な顔つきをした女将らしき女性が立っている。彼女の案内で座敷に上がった。
 そこは8畳のきれいな和室で中央に大きなちゃぶ台が置いてあり、まもなく女将はお茶を持ってきた。お茶を啜って待っていると、再び女将があらわれ、2階に案内される。
 2階は旅館だけあって3つの個室があり、その一つに通された。そこは6畳一間の和室なのだが、なぜか二組の布団が敷いてある。枕も2つ置いてある。床の間もあるきれいな和室は清潔感いっぱいで、俗に言うちょんの間とは大違いだ。そこでまんじりともせず待っていると、やがて静かに扉が開き、30歳前後で洋服姿の女性が入ってきた。
 顔はあまり上等とは言えず、角張った顔つきをしている。彼女が「あの〜、お代金を」と言うので中居に言われた通り2万円払うと、そのお金を持ち、「ちょっと準備してきますから」そう言って、階下に行った。二階堂はこの手の遊びは慣れている。そこで全裸になると、布団の中に潜り込んだ。やがて女性が戻ってきて、蛍光灯の明かりを消し、小玉だけを灯した。そして薄暗い中、全裸になっていく。意外に引き締まったいい身体をしている。どちらかというと筋肉質だ。それは実際抱いてみてわかった。
 彼女は枕元にスキンを置き、そして二階堂のペニスをティッシュで拭くとゆっくりと含んでいく。舌が二階堂のペニスを刺激し、しっかりと勃った。二階堂は彼女を抱き寄せ、やや硬めの乳房を揉み、乳首を吸う。そして指先を股間に伸ばしてみるが、そこはしっかりローションが塗ってあった。そこを舐める事によって自ら奮い立たせるタイプの二階堂にとって、この行為は少し白けさせるモノがある。仕方なくスキンを付け、彼女の中に入ると抱きしめつつ突き上げていった。彼女は感じるのか、盛んに喘ぎ声を上げ、二階堂の背中に手を回してしがみついてくる。最後は舌と舌を絡めつつ射精をした。

 事が終わり、しばらく抱きあったまま世間話をした。彼女は芸妓で、普段は着物姿でお座敷に出るらしい。お座敷でお客から声がかかればこの「岡本」旅館にやってくるという。下呂温泉にはラブホテルがないため、お客はこういった旅館を利用して、芸妓達と逢瀬を楽しんでいる事を教えてくれた。8時から遊べるという意味は、芸妓達がお座敷がはねる時間を指したようだ。
 旅館を出て、一杯やりに繁華街に出る。スナックに入り、マスターとしばらくわい談をしていると、下呂温泉には「岡本」の他に「満月」という旅館があり、芸妓達はその2つを利用している事を教えてくれた。私が30歳前後の女性と遊び、2万円払った事を話すと、
「それは中居に1本取られましたね。あそこはもっと安く遊べるんですよ。それからもっと若い女の子もおるんですが。まあ運が悪かったですね」
と教えてくれた。まあ、こういう遊びはなかなか漫画のようにいかないものだと、あらためて思った。

キャスト
二階堂たかし→るねぱぱ

採点です。もっとも、あまり参考にならないと思うのですが。
女性★★★芸妓ならもっと色気が欲しかった
サービス★★★そんなにテクニックがあるというワケではなく
部屋★★★★★なかなかいい風情でした
総合★★★まあ、温泉場の遊びとしては、いい方だと思いますよ。

 調査部 広域調査課長 るねぱぱ (H17.01.08)

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