by るねぱぱ氏
2日目
堀江と日枝は、次の目的地である福島市にいた。あいかわらず馬車馬のように働く堀江。しかし仕事が終わると、ただのスケベ親父に戻ってしまう。日枝を従えて繁華街である置賜町を歩いていた。ヘルスやサロンがたくさんあるものの、ソープが見当たらない。
堀江「日枝くん、福島にはソープはないのかな」
日枝「わかってます。そこの国道を渡ったところに1軒ありますから」
堀江と日枝は国道を渡って小さな通りに入っていく。そこには木造3階建ての、今にも崩れ落ちそうに老朽化した、お粗末な建物が建っており「浮世風呂女湯」と書いてある。
堀江「こりやあダメだな。日枝くん。君が行ってきなさいよ」
日枝「またですか〜。こういうのは私専門ですよね」
日枝は、白髪をかきあげ、目がねをふいて、はーっと息をはき出す。損な役回りばかり押し付けられる自分が哀れだった。こんな若造にといつも思っているのだが、堀江が恐くて口には出せない。しぶしぶ「浮世風呂女湯」に入る。料金は60分2万2000円。
写真があるはずもなく、順番制になっていた。嫌な予感がする。待合室でおとなしくしていると番号を呼ばれてご案内となる。
相手をしてくれる女性は30歳近いが、まあ気立ては良さそうだ。
彼女の案内で階段を上って3階に行く。扉が開くと日枝は驚いた。
狭い。あまりにも狭すぎる。なんとマットもなく、小さなソファが置いてあるだけだ。個室が4畳半くらいしかないのだ。
ソファに座って待っているとお風呂にお湯を入れる。全裸になり椅子に座ると全身を洗ってくれるが、もちろん椅子洗いがあるはずもなく、一人で湯船に浸かる。やがて女性はソファを起用に組み立て、その上にタオルを敷く。
「さあ〜どうぞ」
どうやらそれがベッドの替わりのようだ。あまりにも凄すぎる。日枝は顔に似合わずデリケートだ。仙台の堀江同様、この女性も生フェラはしない。日枝はまだボッキもしていないペニスにスキンが被された瞬間、もはや為す術はなかった。
もちろん射精するわけもなく、ただ無意味に時間が過ぎていく。そしてなんと日枝はお客にも関わらず、玄関ではなく裏口から追い出されてしまった。そこは本当に裏路地だった。こんな屈辱的な行為にあうとは。日枝の心に、堀江に対する怒りが生まれていた。
キャスト堀江→るねぱぱA
日枝→るねぱぱB
尚、本文中に登場する人物はあくまで仮名で、実在する人物とはなんら関係ありません。
調査部 広域調査課長 るねぱぱ (H17.03.08)