〜©日本ピンサロ研究会〜

クラブ「3A(仮称)」(赤坂)

by るねぱぱ氏


 二階堂隆(仮名)は元赤坂の某料亭で取引先のO社長と打ち合わせをしていた。来年初頭の予定も埋まり、お腹も満ちてきた。

O社長「二階堂君、河岸を変えて一杯やらないか。実は面白いお店があるんだよ」

 二階堂はまたクラブにでも行くのだろうと見当を付けていた。この社長は女には目がない。タクシーを拾うとTBS本社の近くで降りる。社長の案内で雑居ビルの2階にある会員制クラブ「3A(仮称)」に入った。
 白を基調にした落ち着いたインテリア。エレガントな女性がピアノを弾いていた。ソファに座っていると店長らしきグレイのスーツを着た40代半ばの男性がやってきた。

O社長「いつものをロックで」

やがてアイスペールとロックグラスが2つ、そして「ルブ・ロイ」のボトルが運ばれたきた。

O社長「最近アイラ島のシングルモルトに凝っててね」

随分と変わったウイスキーを飲むものだ。やがて女性が2人横に付いたが、二階堂はその2人の女性を見て吃驚してしまう。およそ赤坂のクラブに似付かわしくない。年は20歳前後と若く、ドレスではなくブーツに「CanCan」等ファッション誌でよく紹介されている今どきの服を着ている。

O社長「君たち、何かドリンク、飲むかい」
女性A「じやあ、あれにしようかな」
女性B「私は同じモノを」

やがてボーイが赤い液体が入ったカクテルグラスを持ってきた。

二階堂「あれ。カンパリでもないし、これ、何?」
女性A「え〜、『赤いの』って呼んでるけど、何かわかんな〜い」

2人と会話してみるとやはりホステスではなく完全な素人、つまりアルバイト・ホステスだった。突っ込んで聞いてみると女子大生に専門学校性だ。最近赤坂のクラブもこういう素人娘を雇うようになったんだなと感心してると、

女性A「私、最近出会いがないんだ」

そう言って目を潤ませながらしなだれかかってくる。ぷ〜んと、香水だろう、甘い匂いがふわっと胸元から漂ってくる。なんとなく嫌な気分になってしまう。二階堂は素人といえどもホステスというか、水商売をする女性をまったく信用していない。可愛い顔立ちをしているものの、腹の中は真っ黒ととうパターンが多いからだ。この若い女の子が何を考えてそういう行動に出ているのかいまいち読めなかった。
 やがて店長が指で合図すると2人の女性は名残惜しそうに去っていった。ふと見ると斜向かいのソファに20代のやはり今どきのファッションで身を包んだ女性が10人近く座っていた。

O社長「二階堂君、ここにいる女性は全員お持ち帰りOKだから、気に入ったコがいたら呼んでやりなよ」

なるほど、そういう仕組みだったのか。先程の女性が品を作っていたのは、お小遣いを戴ければエッチします、そういう意味だったようだ。

女性C・D「こんばんわ〜」
O社長「君たちは相変わらず可愛いねえ」
女性C・D「またまた、社長ったらいつも口が巧いんだから〜」

O社長とその女性達の口ぶりから、その女性達とすでに遊んだ事がある様子だった。

二階堂「で、社長、いったいいくらお小遣いをあげればいいんですか」 社長「お小遣いは4、それと別に交通費が1だな」

つまり合計で5つか。それなら高級ソープに行ったほうがましと思うのだが。結局二階堂は女性と遊ばない事にした。

O社長「二階堂君も意外に堅いんだな。こんなのは割り切って遊べばいいんだよ。女の子達だってそのつもりでここで働いているんだから」

精算は社長がカードで済ませたが、1時間半ほどいただけで5万円が飛んでいた。さすがは赤坂の高級クラブだけの事はある。

社長「じゃあ僕はこのコとホテルに行くからね。店長は二階堂君の顔はもう覚えたはずだから、今度ひとりでゆっくり遊んでみなよ」

そう言うと社長はタクシーを拾い、女の子を乗せて溜池山王のほうに向かった。二階堂は赤坂見附まで歩いていき、そこから地下鉄に乗って帰路に着くのだった。

 ちなみにこの「3A」は会員制クラブだが、会員と同伴でなくても入店できるようだ。もっとも名刺を提出するのは当たり前だし、身元が照明できる免許証もしくはパスポートを提示する必要がある。ハウスボトルで飲めるものの、1時間で最低1〜2万円はかかるものと覚悟して欲しい。プロのソープ嬢よりも素人の女の子と遊びたいという人は、1度「るねぱぱ」がご招待します。もちろん、あなたの奢りですよ、ぽこぺん。。。

 調査部 広域調査課長 るねぱぱ (H17.12.31)

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