by カイユース氏
場所:神奈川県・相模大野
店名「セシル Cecile」
駅前でホームレスの方がサンドイッチマンをやっています。
北口の商店街を歩いていっても、「癒しの園、40分6000円」のステ看板があちらこちらにあります。比較的最近置かれたのか、看板は真新しく色はあせていません。ただ、看板には「ピンサロ」とも「ヘルス」とも書いてありません。まあピンサロだろうと思って行ってみました。
商店街のとなりの道を入ってすぐのところにその店はありました。階段を上って2階になります。
店にはいると写真も何もなく、壁は一面黒く塗られています。照明は普通のオフィスの照明です。風俗店にありがちな暗い照明や装飾はいっさいありません。入り口でお金を勘定するカウンターもなし。殺風景で、左前方に狭い廊下だけがあります。
入り口に店員が立っていて、「いらっしゃいませ、こちらで6000円いただきます。」とだけ言われます。店員さんは、接客業というより腕っ節の強さで商売をしているような雰囲気です。
システムについての説明もなく、ただお金を払えと言われた時点で何か言うべきだったのでしょうが、言われるまま素直に払ってしまいました。ちなみに私は、初めての店や情報が入手できなかった店に行くときは、ぼったくり対策として手ぶらで、1万円以下の現金だけをポケットに入れて行きます。
とりあえず、6000円を払うと入り口近くの、暗幕に覆われたコーナーに通されました。いすと漫画が数冊おいてあり、私はそこで漫画を読み始めたのですが、ようやく異変に気づき始めました。
まず、室温が常温であること。冬でも肌寒いのが普通なのに変わっているな、と思いました。
それに風俗店のにおいがしないのです。消毒用塩素のにおいやたばこのにおいもせず、果たしてここに女性はいるのか疑問に思いました。
5分ほど待たされ、どうも様子がおかしいと思い、幕の間から廊下を除くと店員が奥の部屋の女性になにか命令されているような感じです。店員が奥の部屋に半分体を入れて、奥の部屋はこちらからは見えません。
さらにしばらく待つと、店員がやってきてこう言います。
「当店はイメージエステという形でやらせていただいていまして、通常のマッサージのほかにいろいろとコースがございます。etc」
前述の通り、あまり余分なお金は持っていなかったので「オプションはつけないで結構です。」と断ると、「せっかくですからもうちょっとお金を払って遊んでいってはいかがですか?」と何度か勧めてきます。ないものはないので、くりかえし断ると、店員は困ったような顔をしてまた奥の方に入っていって、奥の女性に相談しています。また2,3分待ちます。ときおり、
「持ってなさそう」とか「財布がない」とか
言っているのが聞こえます。
ヤバイ。
そう思ったときに店員が来て、「すいません。ちょっとたて込んでまして、あと1時間ぐらい待っていただくような形になるんですが、、、、、、」と。
つっこみどころ満載だったのでいろいろ言いたいことはありましたが、退散した方が無難だと思ったため、お金を返してもらって帰ってきました。
まともな店ではないようなので、近寄らないことをおすすめします。
(H15.04.26)