〜©日本ピンサロ研究会〜

旅籠「柊荘」(松山)

by クフィル氏


 所用で松山を訪れることとなり、webにて事前に状況を収集する。行き当たりばったりでの調査も悪くはないが、知らない土地で無駄金を使わないため、限られた時間内に楽しく遊ぶためには下調べが必要である。ヌキ系〜非ヌキ系について情報収集を行いデータをインプット、その日を迎える。

 松山に到着後、手早く所用を片付け、とりあえず道後温泉の風俗街を散策する。ネオン坂〜ソープエリア〜無料案内所を経て7月にオープンしたという風俗ビル(エクセレントビル)へ向かい目ぼしい店で写真見学を行う。直ぐに突入する積もりはなかったので、ここはとりあえず撤収。

 一番町某所にて現地特戦隊と合流後、先ずは食事。ほど良い時間となり「CQex(キャバクラ)」へ突入。ここの特徴はキャストのコスプレである。RQあり白衣ありワイシャツ(セクキャバ風)あり半ケツ半チチありと楽しい演出がなされている。店奥のスクリーンにはキャストのエロPVが映し出されていた。この店だけでレポートが一本書けるが、今回は省略。楽しく120分を過ごし撤収。

 特戦隊隊長に千舟町のちょんの間が見たい旨を告げるが、全く知らないというので、急遽クフィル主導で其方へ向かう。『地元在住者も知らないというちょんの間とは。。。怪しい匂いがプンプンである』。

 一番町〜二番町〜三番町と南下、片側二車線の道路に出て西へ。道路の反対側に某家電量販店が見えるまで進み、通り一本三番町方面に北上した辺り・・・角々に”やり手ばばぁ”が立っている。

 横浜:黄金町の様な判り易い演出等はなにも無く、見た感じは、そこがちょんの間街とは思えないほど静まり返ったレトロなスナック街である。一帯を歩いていると「こんばんは〜」、「何探しとるん?」と”やり手ばばぁ”から声が掛かる。外灯も無い暗闇からの誘いの声に特戦隊は気味悪がって機能停止に陥る。孤立無援のクフィルではあったが、事前情報を生かしてある程度の目星を付ける。

 一旦、ちょんの間街を離脱、特戦隊の安全を確保してから特攻の志願者を募る。。。申し出は特戦隊長のみ、まぁいいだろう、二人で再度エリアへと潜入する。

 一軒目、ちょんの間街中ほどの路地奥にある「柊荘」に入る。入り口は旅館風、玄関先に立つとセンサーが来客を知らせる。奥から大柄のばばぁ(京歌子風:以後、京歌子)が「はいはい、女のコかぁ?」などと云いながら現れる。「どんなコが居るのか見せて」と言うと「見せてあげるからとりあえず上がりぃ」と云うので、スリッパに履き替える。特戦隊長も上がるように催促されるが、「僕は見るだけ」と言うと、「見るだけなら帰って!遊ぶ積もりできたんやないん?」と一喝される。

 「どんなコがえぇん?」と聞かれ、「若いコがええな!」と応えると、京歌子が「えぇ〜っと○○ちゃ〜ん顔見せてぇ〜」と怒鳴る。すると廊下の先の部屋から娘がひょこっと現れ一秒ほど制止したかと思うと元へ戻る、このパターンであと二人顔見せが行われる。それに合わせ京歌子が、「あぁ〜このコは23歳、人気あるでぇ」とか「あぁ〜このコは25歳、やさしいコやな」とか説明を加わえる。

 三人で三秒の顔見せが終わり、「どのコにする?どのコもええコやで、早よ決め」と催促される。「一番目のコが気になったからもう一回見せて」と頼むが、「うちはホントは顔見せしとらんのよ、女のコが恥ずかしがるからなぁ、ほいじゃから二回は見せられんよね!」と拒否される。。。一軒目だし、判断着かないし、「他も回って見るわ」と言うと、とたんに京歌子は表情を硬くし、「うちよりええコ(いいコ)は何処へも居らんわ!勝手にせぇ!!」と声を荒げる。それでもクフィルが店を出ようすると、「碌なモンじゃないわ〜!」と罵声を浴びせてくる。凄く嫌な感じだ。ヘルスやサロンだと喧嘩になりそうな状況であるが、こういうところは一種独特の処だからと自分に言い聞かせ店を出る。店の外で一部始終を目撃していた特戦隊長はビビってしまい次ぎへはもう行きたくないと言い出す。

 次にクフィルは数軒先のスナック風「華」へ突入、特戦隊長も後に続く。顔見せを申し出るが。。。

 女店主は「うちはそういうのやっとらんのよ」と顔見せ拒否。「今なら23歳のコと24歳のコがおるよ、23歳のコはモデル風で24歳のコはちょっとコレ(身振り手振りで太目を表現)やね。どっちがええ!うちは変なコは働かしとらんけね!」と云う。『23歳・モデルといわれても胡散臭過ぎて信用ならないし。。。』。それ以上の進展は望めそうもなかったので他所を回ることを告げると。。。「もぉ〜これやから嫌なんや!はっきりせん男は!!」とひとを優柔不断男の如く扱き下ろして店の奥へ消えていく。もの凄く嫌な感じだが、地雷を踏むよりマシと思い直し店を出る。情報によるとこの店は顔見せを行っているということであったのだが。。。顔を見せられる面子でなかった(怪物級)と判断するのが妥当かも?

 更にもう一軒、様子を窺うが、ここでも顔見せは拒否&店を出る際、「ひやかしなら来るんじゃねぇよ!」みたいな罵声を受ける。特戦隊長は完全に脅えており、何処に入ろうかと悩むクフィルに「止めときましょう、お金も命も大事ですよ」と云っていた。

 ここで止めては日ピン研の名が廃るというものであり(正直、日ピン研じゃなかったら突撃は断念していた)、店の当たりと事前情報を考慮し、始めに行った京歌子がいる店に突撃することに決定、店へと向かう。 

【調査店舗】 旅籠「柊荘(ちょんの間)」
【場   所】 松山市千舟町〜
【営業時間】 19時頃 〜 26時頃まで
【料   金】 30分:8K 40分:12K 
【そ  の  他】 顔見せについては要交渉。遊びを断ると罵声を浴びる? 

 今回の料金:30分8K(顔見せあり)

 京歌子が出て来たら嫌味の一つも言おうと思っていたが、出てきたのは物腰柔らかで腰の低いお婆ちゃん。「指名はあるん?」と尋ねてくるので、「さっき見せてもらったHちゃん(店名柊に因んで)を」と言うと、「あぁあぁ、Hちゃんやね、ささ上がって上がって」と促してくる。廊下にて料金を支払い、お絞りを受け取って、お婆ちゃんの後に続き二階へ。

 三部屋?ある内の一部屋に通され襖を開けて中へ。作りは普通の和室で四畳半だと思われる。豆球ほどの明るさに布団が敷いてあった。

 お婆ちゃんと入れ替わりでH嬢が入ってくる。手提げカバンとお絞りと飲み物を持っている。襖を閉め内側から簡単な鍵を掛け、顔を隠す様に俯いたまま正座、備え付けのティッシュを引き出し準備しながら、「お客さん、わたし、指名してもらう人には香水付けないでって頼んでるんですよぉ」、はぁ?何を言ってるんだろう?。。。詳しく聞くとこうだ。この仕事を始めてから香水の匂いが鼻に付き気持ちが悪くなるのだそうだ。酷い時は吐いてしまうこともあるという。。。初めての客にそれを言っても仕方がないと思うのだが。。。香水は拭き取ろうか?と尋ねてみたが、その必要は無いというのでそのままとする。

 テンションが低いままお互い服を脱ぎ下半身だけササっと拭かれてプレイ開始。

H嬢が上になり直ぐに下半身へ移動。ゴソゴソやってるなぁと思っていたら、いきなりゴムF開始。
その後は延々とゴムFと手コキのローテーション。
当然奮立つ筈もなく時間だけが経過。
そうなると、お決まりの「呑んできました?」との問いがある。
呑んではいないが面倒なので「少し呑んできた」ということにする。
H嬢は、全く元気の無い我が分身を握りつつ「はぁ〜」と深い溜息をつく。
聞いた此方が凍り付く様な救いようのない溜息だ。こちらも更に意気消沈。
このままでは確実に不発を抱えることとなるので、クフィルは自力回復を決意。
先ずは仰向けのまま自家発電。H嬢は傍らでそれを眺めている。
暫く続けるが役に立つまでは程遠い状態。H嬢は焦点が定まらない目でボーっと此方を見ている。
H嬢は寒さを訴え布団の中へ。顔を隠す様に丸まっている。
クフィルは膝立ちの姿となりひたすら自家発電。先刻訪れたキャバのM嬢やY嬢を思い出し六部立ちまで持っていく。
今の状況ではこれ以上無理と判断したクフィルはフェイドインを申し出る。
H嬢は、枕もとのローションを充填、準備はOKのようだが特に意思表示は無い。
なんとかフェイドインし動き始める。丁度その頃、隣の部屋でもプレイが進行中で姫の喘ぎ声が微かに聞こえてくる。
あっさりした演技っぽい声ではあったが、この声は使えそうだ。いや、これを使うしかない。
クフィルは、これをオカズにするしかないと思い意識を其方に向けつつ動き続ける。
隣の部屋の高まりと共にクフィルの分身も硬度20%アップ。なんとか役に立ちそうだ。
H嬢からもようやく鳴き声が聞かれ始め徐々に状況は好転。そんな矢先。。。
一階から京歌子の大声が聞こえてくる「あぁ〜らいらっしゃい・・・いいコ付けてあげるから」
京歌子の大声に混じって犬の鳴き声も聞こえてくる「ワンワンワン・・・」
気が散ってしょうがない、ばばぁが吼える、犬も吠える、クフィルは萎える。
分身の硬度が低下していくのが分かる。このまま終了か??
終了時間を知らせるアラーム(内線?)が鳴るが、H嬢は何も言わずそのままなので、此方もそのまま続ける。
隣の部屋の喘ぎ声は聞こえなくなり、下の部屋は相変わらずだ。。。
もう一度精神集中を図り、キャバのお姉ちゃんを想像〜連動して激しく動き〜なんとか fin。
繋がったままで少し会話、「下、五月蝿いよねぇ」、「お客さんが待ってるんだと思う。この後忙しそう。。。」
「じゃぁこの後休めそうにないね」、「うん、無理そう。。。」

事後処理も自分で行いながら更に会話。

クフ:)「始まり、終わりは?何時休むの?」
H嬢:)「始まりは19時頃、終わりは26時くらい、殆ど毎日います」
クフ:)「生理の時も休まないの?」
H嬢:)「四日間は休みますよ、でも私ピル飲んでるから。。。」
クフ:)「下で犬飼ってるみたいだね」
H嬢:)「そう、でもあの犬嫌いなんです」 
クフ:)「なんで?噛み付くとか?」
H嬢:)「そうそう、あの犬本気で噛んでくるだもん、跡が残るくらい。。。」

部屋の鴨居に浴衣が掛けてあるので聞いてみる。

クフ:)「あれって何時着るの?」
H嬢:)「あれは、お客さんが延長した時お金貰って下に降りる時着るの」(いちいち服を着てられないから)
クフ:)「香水大丈夫だった?」
H嬢:)「うん、ちょっと気分悪いけどなんとかなりそう」

 事後は少しずつ口も軽くなり会話も成立するようになったが、常に俯き加減で視線を避けるような仕草と、仄暗い部屋の闇にそのまま溶け込んでしまいそうなくらいの存在感の薄さが妙に気になった。顔は出来るだけ見られたくない、変に目立ちたくないと思う心理は理解できるのだが、NKやSKなどの女のコ達とは全く違う在り様が心に痛かった。

 最後は再度催促のアラーム(内線?)が鳴って急かされながら部屋を出る。H嬢は、「アラーム(内線?)が二回鳴るなんて珍しいんですよ、相当忙しくなりそう」と云いつつ、この日初めての笑顔を見せた。

 階段を降りながら直ぐ脇の控えの間に目をやると、京歌子が犬を抱いてだらっとしており、脇には姫と思しき妖怪と怪獣が同じようにだらっとしていた。その脇には、木刀の様な棒切れを抱えた親爺が、これまただらっと寝そべっていた。客との間にトラブルが発生したら、あの棒切れがモノを言うのかもしれない。

 店は、そこそこ繁盛しているのか?クフィルが居る間もポツリポツリと客が訪れていたが、旅館内に待ち合い等が在るかどうかは確認出来なかった。店の応対は、京歌子もいれば優しいお婆ちゃんもいるので様々ということだろう。只、遊ばないと見るやどの店も決まって悪態をついてきたのは正直驚いた。この辺りの流儀なら客は慣れるしかないということなのだろうか?

 娘については五人程しか見ていないのでなんとも言えないが、確実に若い娘もおり、妖怪,怪獣の類も居た。若い娘に当たれば格安のご当地流であることは事実である。罵声や悪態のおまけがあるにせよ顔見せを要求し、確認してから遊べばビジュアル的リスクは案外低いように感じた。只、その先の娘との相性は運に任せるしかないのである。

 事前調査によると、花代の割り当ては、直接店に来た客の場合、店と娘で折半らしいが、やり手ばばぁが間に入ると三等分されてしまうらしく、娘の取り分はかなり少ないらしい。故に、直接店に行くほうが娘達には喜ばれるらしい。

 店を出て角に立つやり手ばばぁに確認したところ、同じような店はこの一帯に4〜5軒は存在するとのこと。以前、ハッセーさんが調査したのもこの辺りの店のような気がする。 

女の子 ★★★☆☆ 見た目は悪くないが、幸薄そうなオーラが出まくり。世の中の不幸を一手に引き受けている様だった。
サービス ★☆☆☆☆ ゴムFのみ。あとは自力で奮立たせた。諸事情を慮ってもやる気がないのは致命的である。
総  括 ★★☆☆☆ 情緒は在るが、総合的マイナス要因が多過ぎて心が寒くなった。

 その後、特戦隊と再合流するべく連絡をとる。彼らは既に二軒目のキャバクラに突入しており、遅れて合流する。その店では、前出の「CQex」と同様、半チチ,半ケツ,パンツまる見えで熱いハートのキャバ嬢が、心身ともに冷え切ったクフィルを出迎えてくれた。「あぁさっきのことは早く忘れよう、でもレポを書くまでは忘れちゃまずい」、「それにしても向かいの席の姉ちゃん、チチ見えてるしパンツ出してるし毛見えそうだし・・・」。本来居るべき場所に辿り着いたクフィルは何時の間にか自分を取り戻していった。

 中・四国支部長 クフィル (H17.11.15)

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