〜©日本ピンサロ研究会〜

ロシアンパブ「European Cabaret Galaxy」(タイ・パタヤ)

by 山師氏


 初めまして。山師と申します。
 いつも楽しく読ませて頂いてます。皆さんと同じで、いつも「るねぱぱ」さんの重厚や「T」さんの洒脱に感心しますが、「アサミヤ」さんの平成軽薄体も楽しみです。特にベガスの「オレ―0点」には笑いました。

 今日はちょっと変わったタイパタヤのロシアンパブをるねぱぱさんのパクリ調子で

調査:European Cabaret Galaxy (タイパタヤ)
日時:2008年3月

 矢吹丈(仮名)はバンコクスワンナブーム空港のギラギラした日差しを手で遮りながら、ゆっくりリムジンのリアシートに腰を埋めた。ベンツリムジンのパタヤまで4,000バーツはタクシーの3倍だが、これから3日間の桃源郷のスタートだ。ケチるわけには行かない。

 携帯のSMSを開く。思わず笑みがこぼれる。

Jo. Wake up? I couldn’t sleep well thinking bout you. Come to see me asap! Love.. Maria

 マリアはパタヤにあるギャラクシーと言うキャバレーのショーダンサーだ。3ヶ月毎にイスタンブール、オスロ、エストニアを移動し、黒海沿岸の故郷オデッサで1ヶ月の休暇をとった後、又回遊を始める。

 矢吹も頻繁に海外には出るが、さすがにヨーロッパまではマリアに会いは行けない。10ヶ月ぶりにパタヤに戻った彼女に漸く会える。あの目眩めく日々。。思いを巡らすうち、リムジンはタニヤの街に入ってきた。

 ごみごみした通りに無数の掘っ立て小屋が並び田舎から出てきた真っ黒いタイ娘がカウンターの前で客待ちをしている。前には麻薬中毒のようなとろんとした目で一杯150円程のビールで日がな一日を粘る入れ墨だらけのクズ白人。そう。これがベトナム戦争から続くパタヤ名物のバービアだ。気に入った娘がいれば話し、ゲームをし、ドリンクを奢る。更に気に入ればバーファインを払って持ち帰る。時間は1時間でも1日でも一生でもOK。

 パタヤでは女は安い。女の居ない所もない。居ない所はゲイバーと売りの男の店だけだ。2km四方の狭い街に無数のバービヤ、マッサ−ジパーラ、ゴーゴーバー、立ちんぼ、置屋。どんなに高くても一日1万円もしない。ショート2000円以下の所すらある。ただ一軒ギャラクシーを除いては。

 行きつけのホテルに着いた。顔見知りのボーイが「ヤブキサーン。サワディーカップ」と満面の笑顔でベンツのドアを開ける。
 パクチーと汗と様々な体液が独特のすえた匂いを放つ。思わず顔をしかめながらも矢吹は思う。
「そうだ、この匂いだ。漸く俺はパタヤに帰ってきた。」
行きつけのホテルは小体だが、その分目配りが良く行き届いている。何より矢吹が気に入っているのは大きなジェットバスだ。中でライトアップも出来て雰囲気が否が応でも盛り上がる。

 バスを眺めながらマリアとの今晩を思うと、自然に矢吹の股間は盛り上がって行った。

I ve just arrived. Honey. とSMSを打つ。Welcome to Pattaya! See Ya.と返事が返る。

まだ6時前だが、マリアとディナーを共にすることはない。8時の開店に備え、7時半に店に入る彼女は5時過ぎから入念に肌と髪の手入れをし、化粧をする。プロのショーダンサーであり、高級娼婦でもある彼女にとって、商品価値は絶えず高く維持しておかねばならない。

 陽も漸く沈み少し涼しくなった。矢吹は外に出ると、まず20万円を両替た。ギャラクシーではカードも使えるが、纏め払いができないし、キャッシュをばら撒く方が気分も良い。ATMも有るが、たちまち利用限度額になってしまう。

 ぶらぶら歩きながら一軒の屋台に足を止め「カオマンガイ」と注文する。蒸鶏を米の上に乗せただけの150円位の安直な軽食だが、ピリカラのたれをまぶしながら食べると妙に上手い。汁ビーフンであるバーミンと共に日ごろはグルメの矢吹のタイでの好物だ。
 更に5分ほど歩きウオーキングストリートに出る。通称WSと呼ばれるこの通りは特に派手なネオンが並ぶパタヤでも最大の繁華街だ。

 入り口近くにはマッサージ屋が並んでいる。不健全なマッサージ屋も(無論)あるがこの一帯は健全な古式マッサージだ。矢吹はCindyと言う行きつけに入り、足と背中を1時間ずつ揉んで貰う。相変わらず上手い。前夜までの仕事と旅の疲労が嘘のように抜けていくのがわかる。

 チップを多めに渡してWSに入る。時刻は9時前、ごった返す通り。様々な屋台。客引きの喧騒。ゴーゴーバーのドアが開くたび中で半裸で踊る娘の姿が見える。

 目指す建物に着いた。鼓動を押さえながら二階に上がる。ゆっくり中に入る。

Hi! Jo, Long time! How are you!

入り口近くに居たアリッサが矢吹に気づいて声をかける。スーパーモデル級のブロンド美人だ。ソフィーが、ターニャが次々声をかけてくる。皆去年からの馴染みだ。どの娘も素晴らしい美貌とスタイル。

 そして。。
 白いドレスの天使が潤んだ瞳で矢吹に微笑みかけた。彼女の故郷の海のような深い深いブルーの瞳。透き通るような肌。折れそうに細いウエスト。

「Jo….」「Maria…」抱擁とキス。

矢吹は4900バーツのモエシャンドンをオーダする。シャンパン好きの彼女と馴染みに振舞えば2〜3本はすぐ開く。
 娘が順番に次々とダンスを始めた。ダンスのレベルも高くセクシーだ。2000バーツ払えば個室で全裸のダンスもしてくれる。
 矢吹は既に$1,000のFull day escortをオーダしているので、Mariaはセクシーダンスをせず、矢吹の膝にずっと座っている。この10ヶ月の色々な話。相変わらず知的だ。そして会話が途切れればキス。。
 フルーツや焼き鳥を外から取り寄せた後、頃合を見て店を出てホテルに向かう二人。その後はマリアがパンサーと笑う長い爪の絶妙タッチが矢吹を何度も天国へと誘った。。。 お楽しみはまだまだ終わらない。。。。

 蛇足ながら補足です。
 Full day escortは翌日の店が始まるまでなので、準備を始める4時半位までは付き合ってくれます。ラン島に行くのが普通かな。あと、見るだけならただです。220バーツのビール一杯でただ見てる人が大半です。ビール一杯+レディードリンク(300バーツ?)でお話も出来ます。

 長文駄文にお付き合い頂き有難うございました。

 (H20.04.01)

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