by スマイル氏
中国支部山口調査員駐在所調査員スマイルです。小倉風俗の近況について報告したいと思います。
小倉のソープ街は、小倉駅より西へほんの2、300mほど行った船頭町にあります。その歴史は明治16年、舟町字旭町というところに遊郭ができたのを始まりとしています。売春防止法の施行以後も赤線地域として生き残り、現在に至っても20店舗ほどが営業している状況です。
小倉ソープの特徴ですが、何より低価格ということにあるのではないでしょうか。理由はわかりませんが、近くに中洲という一大風俗街があるため、価格で勝負をしているのではないかと思います。現に私が中洲ではなく小倉へ行くのも、距離が近いだけでなく、この低価格が大きな魅力となっているからです。
そんな低価格な小倉ソープですが、最近更なる低価格化の波が押し寄せてきています。きっかけは壱番館というお店。小倉ソープを語る上で非常に重要なお店なので、まずはお店の説明をしましょう。
このお店は、壱番館、もも太郎、ABC48と小倉に3店舗の系列店を展開しており、それぞれ低級、中級、上級店となっています。ただし、これは在籍嬢でのランク分けであり、価格は上級店のABC48であっても他店よりは随分と低価格です(フリー60分14500円)。加えて、教育もしっかりされており、サービスの充実、在籍嬢のレベル、価格、イベントなどあらゆる面において小倉No.1の超優良グループ店だと言えるでしょう。風俗店で在籍嬢のプロフィールを正確に書いているところなんて、なかなかないと思います。
そんな優良グループの壱番館が2009年7月より始めたコースが、『フリー50分1万円』です。それまで小倉ソープでの最安値は、“コンビニソープ”をキャッチフレーズとしていたレディースマートの35分1万円だったので、50分で1万円というのは革命的な安さでした。またレディースマートではコンビニソープという名の通り、短時間でお手軽に抜けることを売りにしていましたが、50分になるとしっかりとソープのサービスを受けることが可能です。この価格でソープに行けるのは客にとって嬉しいことですし、店としても出勤した嬢にお茶をひかせることもないので、双方にとって良いシステムだと思います。
そして、この人気店の低価格戦略が小倉の他店にも影響を及ぼすことになるのです。例えば、童夢という店舗でも2010年4月より50分1万円コースが登場しましたし、ヘルス並みの価格でソープへ行けるということでヘルスの更なる低価格化も進んでいます。
小倉一番の人気ヘルス店である花蝶風月は、30分6000円、割引などによっては30分3000円も可能という驚きの安さ。CLUB JAMというヘルス店では、20分5000円というピンサロ顔負けのお手軽コースが登場。短時間なのでこれで満足できるサービスを受けられるかは疑問ですが、店の様子を探ったり、オキニ嬢を見つけたりするのには良いコースだと思いますし、固定客の獲得には有効な手段であるように感じます。
このように壱番館の『フリー50分1万円』を基点とする低価格化の波は、着実に小倉の風俗業界に広まりつつあります。しかし、壱番館の低価格化は、グループ全体で安定した固定客を有しているからこそ為せる業で、他店舗がこれに追随するのは難しいのではないかと思います。また、低価格ばかりに目をやると、女の子が小倉から流出し、業界全体の衰退にもつながりかねません。利用者側からすれば低価格化はありがたいことですが、これからの小倉風俗では低価格に負けないような、サービスの質の向上や、サービス内容の多様化が起こることが望まれます。またこうした流れが、ソープだけではなく、ヘルスやピンサロなどをも巻き込んで、小倉風俗全体の活性化に繋がることを願ってやみません。
変化の起こりつつある小倉風俗。これからの動きに更に注目していきたいと思います。
以上、乱筆乱文ではありますが、小倉の近況について報告させていただきました。近くに来た際は、ぜひ遊びに立ち寄ってみてください。
中国支部 山口調査員駐在所 調査員 スマイル (H22.07.21)