by SeeD氏
お世話になっております、SeeDです。
今回は一風変わった風俗(になるかな?)に挑戦して参りましたので、報告致します。
東京都内某所、とあるビルにそのバーは存在する。事前情報ほぼゼロ、普段の風俗では味わえない緊張感…、行かねば何も始らない。意を決してエレベーターに乗り込む。ピンサロに通ずるような暗さの中、男性店員氏相手に受付を済ます。料金を支払い店内へ誘導される、眼前に広がった景色は…普通のバー?若干拍子抜けしつつ周囲を見渡すとSM風な道具があったり、○×△□なモノがあったり…。やっぱり普通ぢゃないのね(汗)
やはりここは非現実的なスペースのようだ。普段一対一でのプレイに馴れているコトもあり、回りの目が非常に気になる。微妙に挙動不振な私、明らかに浮いてるはず。馴らす為には呑んで酔うしかナイ。が、いくら呑んでも頭はハッキリ、全く酔わない。お客であろう女性陣、男性陣が和やかに談話する奇妙な店内。私はここで何がしたいのか?当初のイメージは?不思議な感覚に飲み込まれて行く。。。
不意に常連と思われる男性に声を掛けられた。軽い挨拶からハプニングバーでの男性の立ち振るまい、楽しみ方などの話を伺った。全く違ったイメージを持っていた私にとって、伺った話は非常に参考になると同時に難しさを知ることとなった。
時間が早かったコトもあり、ハプニング数(でいいのかも不明)は多くなかったように感じた。それでも、公開プチオナニーをする女性、男性をムチで叩く女王様、テコキされてる男性、いつの間にかイチャイチャしている男女…。単独カップル入り乱れたその行為はどんな言葉でも陳腐に聞こえるが、一言で言うなれば、『淫猥』。非現実的なスペース、ここでは別の人間を演じる…若しくは本当の自分を曝け出せる、そんなトコロに感じた。私には荷が重すぎた…、そんな印象を残してファーストコンタクトを終了させた。
後日…再度単独で同店舗に再訪した。
再訪目的は前回との相違を確認すること。遅い時間の状況を知りたかった、ただそれだけ。前回と同じ店員氏、なんとなく顔を覚えてもらったようだ。料金を支払いカウンターに腰掛けドリンクを注文。前回ご教示頂いた常連さんがおられ、全くの孤独を回避した。談笑していたカップルさんに交ぜて頂き、なんとか会話だけは出来た。しかし目のやり場に困る…状況は諸氏の想像にお任せしよう。
どこの世界にも『KY』な輩はいるようで、ソコでも煙たがられている単独男性がいた。そんな光景を見る度に「自分も気をつけなければ」と戒める。誰にでも要素はある、そう思うが故である。ルールにしてもそう。どこにでも『暗黙のルール』が存在し、それを遵守することはある意味当然。未知の領域では、最低限の察知能力も必要ということである。
話が若干逸れたが、この日を含め男女比率は、やはり圧倒的に男性が多い。他の店ではどうか知る由も無いが、多分同じだと思われる。料金発生しない単独女性が多いと踏んで来店する単独男性(私を含めて)は多いかも知れないが、実際は全くそんなことは無い。よって、ハプニングに遭遇する確率は低く、更にハプニングに参加出来る確率は非常に低い。「行けば必ずハプニングがある」という甘い考えは、燃えるゴミの日にでも捨てて頂きたい。
二度の経験を踏まえてお話させて頂くと(まだまだ語るのも烏滸がましいが)、『ハプニングバー』とは『大人の社交場』という言葉がピッタリ当て嵌まる。何故か?先にも書き記したが、ここはソープでもヘルス或いはピンサロでもない、あくまでバーなのである。行けば必ずヌケる風俗とは一線を画すのはお分かり頂いたであろう。当然私も例外ではなく、セカンドコンタクトも酒呑みだけでの撤退を余儀無くされた。ただし、先般の常連さんの話を伺う度に「普通に酒呑みだけでもいいんじゃない?」と思うようになり始めた。そこが社交の場であるからだ。色々な方(男女共)と会話を交え、仲良くなり、ハプニング発生率を高める。いきなり…というのは、よほど運の良い方であろう。しかし、最初にイイ思いをしてしまうと次回からも…と思うだろうが、実はそうではない。結局最後に頼るのは自分自身なのである。己を売り込む若しくは磨くことをしないと楽しめない。タイミングと運も必要ではあるが、確実にヌキたい諸氏には普通の風俗店をお薦めする。
以上、都内某所における「ハプニングバー」調査報告を終了する。間違ったイメージを少しでも払拭出来れば幸いである。『世の中そんなに甘く無い』重ねて申し上げ、筆をおくことにする。
駄文乱文にて失礼致しました。
東日本本部長 SeeD (H19.11.15)