〜©日本ピンサロ研究会〜

論文「昨今の従業員の質的変化に対する考察」

by サブちゃん氏


 従来ピンサロとは合法的性風俗産業の中ではその低価格故、最下層に位置するものであった。
 有償のサービスとは本来対価に比例するものである。
 特に射精産業の場合、サービスとは直接サービス以外に年齢も含めたビジュアル要素もまた、付加価値として大きな要素を占める。従ってピンサロは対価に比例してもっともビジュアル面でのサービス期待度が低いものであった。

 しかし、近年その傾向は大きく様変わりしつつある。
 従来口腔内射精は、膣内射精を生業とする特殊浴場労働者間ですら好まざるものが多数を占めた(同様に彼の労働者には接吻すら拒絶する者も多くいた。下の口は生きる為、上の口は愛する者の為といった考えがあったようである。)。これが若年層の性の開放とAV等によるオーラルセックスの標準化により、口腔内射精を抵抗無きものへと変革していったのだ。また現世相は不況の態をなし、特に婦女子の若年労働者に対し厳しいものとなっている。
 これに加え特殊浴場のようなどこかしら背徳感を感じる職場と違い、軽いアルバイト感覚で働ける口腔内射精産業に従事する若い婦女子が増えているのである。
 しかも指名をとらねば収入が上がらぬ個室形態を嫌い、拘束時間により賃金が保証されるBOX形態に従事する婦女子も増えている。

 もちろん、個室形態で指名を取れる自信が無くBOX形態を選ぶからには、ビジュアル及びテクニックがランク的に若干落ちる感は否めないが、それも本人の自己判断によるところが多く、サービス受給者の側に立ってみれば
「どうしてこんな娘が!」
と驚く事も少なくない。

 最終的には能動的サービスとなりがちな膣内射精より、受動的サービスでかつ微妙な刺激を得られ違った征服感及び満足感を得られる口腔サービスを望む者には、喜ばしい限りである。

 むろん、従来型従業員を擁する店もまだまだ多い。最終受け皿としての機能も備えているからである。

 

 風俗産業・経済研究室 風俗構造改革特別研究班長 サブちゃん