S「P子さん、実は今まで隠していたんだけど、君に言わなきゃならないことがあるんだ。」
P子「Sさん、なんなの?P子、教えてほしいわ。」
S「ショックを受けるかも知れないけど、それでもいいかい?」
P子「ええ、かまわないわ。」
S「君は僕を普通のサラリーマンだと思っているだろうが、違うんだ。僕には全く別のもう一つの顔があるんだ。」
P子「・・・」
S「実は・・・僕は・・・日本ピンサロ研究会の会長なんだー!」
P子「・・・まさか、あなたが日本ピンサロ研究会の会長だったなんて、そんな・・・」
S「驚いたかい?無理もない。君とは無縁の世界だからね。・・・僕たちは所詮住む世界が違うんだよ。」
P子「・・・」
S「今まで隠していて済まなかった。これで僕らの関係は終わりにしよう。これ以上君をこちらの世界に巻き込みたくない」
P子「・・・そんなの関係ないわ。SさんはSさんよ。私はSさんが何の仕事をしていようと、Sさんそのものが好きなのよ」
S「P子さん・・・君という女性は・・・」
S「しかし!そうはいっても僕には会長としての責務があるんだ。だから僕は一人の女性だけを愛し続けることはできないんだよ。わかってくれるかい?」
P子「・・・わかるわ。日本の風俗学の発展のためには私一人のわがままでSさんを独占するなんてこと、できないにきまってる。・・・頭では分かっていても、でも、どうしても気持ちが抑えられないわ。私、どうしたらいいの?」
S「P子さん・・・」
P子「・・・実は、私も言わなきゃならないことがあるの。」
S「なんだい?」
P子「今まで普通のOLだっていってたけど、あれは嘘なの。本当は昼はOL、夜はピンサロ嬢として働いてるの。だから日本ピンサロ研究会のHPにも何回も登場してるわ。気付かなかったでしょ?」
S「P子さん・・・」
P子「軽蔑したでしょ?」
S「バカだな、僕が君を軽蔑するはずないじゃないか?」
P子「ほんとに?」
S「ああ、誓うよ。」
P子「じゃあ、今度お店の方にも遊びに来てくれる?」
S「ああ、いくとも」
そして二人は夜の街並みに消えていきました。