●新型コロナウイルス＝COVID-19による風俗的な影響の一端について（名古屋編）●

　いつもお世話になっております、先走り二等兵でございます。
　今年が始まってから、今に至るまでかなりのオオゴトになっております「COVID-19」についてですが当会にも大きな影響が出ています。会務報告が昨年より鈍い事で、お察し頂いてる方も多いかと思います。合同調査、ほぼ出来ない状況で公式行事はストップしています。現状について、会長の判断は正しかったと思っています。
　東京をはじめとした7つの都府県に緊急事態宣言、執筆現在は私の住んでいる愛知は含まれておりませんが愛知県知事が独自に緊急事態宣言を行う準備をしている状況です。
　我々にはストレスしかない状況ですが、医療従事者や、飲食や風俗店に関わっている方々はそれ以上のストレスがかかっている事と思います。

　当会は「我が国の風俗アーカイブ」という原点に立ち返り、数名のデリや箱店のお嬢さんから聞いた話を纏めてみました。
　あくまでも、「我が国初の緊急事態宣言が出された、翌日段階の名古屋」での話です。

Q1.客足に影響はあるか？

A.他県に比べると、ほぼ問題無し

　1月後半から、出稼ぎのお嬢さんが増えた気がしています。地元が緊急事態宣言対象地域の場合、名古屋は普通に仕事が入っているようです。
　ただ、愛知県知事が独自に宣言するという、緊急事態宣言の動向次第ではどうするのか揺れているようです。少なくとも、執筆段階では「名古屋は風俗遊びへの意欲は高い」ようです。

Q2.コロナ対策は何かしているのか？

A.接客前の検温、予約後の当日確認にて口頭確認、除菌スプレーの携行 他

　お店側については、検温についてはかなりマメな印象です。
　デリでは必ず検温、箱でも検温、箱では受付時に手指消毒はかなり徹底されています。実感としても、シャワーは以前よりも丁寧な気がします。元から丁寧であっても、消毒液のような液体をボディーソープに混ぜたりと、かなり徹底しています。
　箱店の場合、接客毎に備品を交換したり部屋を簡易消毒したり、ドアノブなどを丁寧に消毒したりしているお店もあります。支援を受けられる可能性が低く、他業種よりもピリッとしている印象はあります。

Q3.客層に変化はあったか？

A.地元客の比率が高くなった

　ほぼ出張客からの電話が鳴らなくなった、という事ですが、地元客は逆に増えているようです。多少のマイナスにはなっていると思いますし、当たったお嬢さんが偶々指名を取れるお嬢さんばかりなのかもしれません。ですが、出張について企業単位での自粛がありますし、イベントが続々と中止になっている今、出張客が居ないというのは納得です。 箱については、デリよりも厳しいという声をよく聞きます。
　恐らく、ラブホは比較的環境が良く、ヘルスなどは部屋が狭いので多少敬遠されているのかな、という印象です。

Q4.率直な感想や意見

A.コロナには飽きた、終息までの生活が見通せない、（愛知が）緊急事態宣言の対象になった場合にどうしたらいいか不安

　やはり、コロナ疲れはあるようです。
　Q3にて客層的に、出張客が居なくても地元客で回せるお店はある印象です。ですが、逆に言えば、出張客が居ない状況で名古屋人が名古屋風俗をギリギリで支えている状況です。
　名古屋は出張で訪れる兄ちゃん、父さんが多いのですが、それに加えて地元がダウンしたら一気に客足が途絶えてしまいます。これは風俗に限らず、飲食店や小売店にも言えることに思えます。
　名古屋人は他県と比較しても、外食やお姉ちゃんがいるお店が大好きです。悪く言えば見栄っ張りなんですが、多少の余裕があれば遊びを自身の活力にする印象です。その「多少の余裕」が無くなれば、、、火を見るよりも明らかです。

●終わりに●

「思ったよりもオオゴトだな」という方も、「これくらいなら予想していた」という方もいるかと思います。
　現状、ロックダウンについて不安を煽って、いざロックダウンを行わないという話になると「強制的にロックダウンしろ」というメディアの二枚舌。政府による対応についても、インパクトがあり批判しやすい部分だけを報じる始末。海外報道については、賞賛は報じず批判は嬉々として報じます。麻生太郎副総理の総理時代、アイスランドへの支援を行いリーマンショックによる日本へのダメージを最小化した事を、大手メディアは報道しませんでした。今回もメディア情報を鵜呑みにはせず、立ち止まって調べて考えるべきだと思っています。

　幸い、私には呼吸器や循環器系の持病は無く、免疫障害もありません。家族も幸い健康で、体調面や嗅覚や味覚は正常。大人数は避けておりますが、少人数での日ピン活動は継続しています。掲載時にはどうなるかわからない状況ですが、極力経済活動には参加するつもりです。

　当会には飲食業の従事者、医療関係者、もしかしたら観光業関係者もいらっしゃると思います。この苦境を乗り越えられるように、切に願っております。
　お会いし、懇意にしてくださっている方もいらっしゃるのですが、今は祈る事しか出来ず非力な私めをお許しください。

　最後に、風俗に関わる全ての方に感謝しつつ、力強く泥臭くても、この苦境を乗り越えられるよう祈るばかりです。
　一介の客ではありますが、風俗愛好家として純粋に祈っております。

　愛知支部長　先走り二等兵　(R02.04.18)