〜©日本ピンサロ研究会〜

「風俗産業へのISO規格導入とその障壁」

日本ピンサロ研究会 RM氏

 最近ISO規格という言葉を耳にする機会が増えてきた。ISO規格とは品質管理と品質保証に関する国際規格である。私は風俗産業へのISO規格導入が急務である事は疑う余地も無いと確信している。なぜなら導入する事によりそれを取得した店には、顧客の要求する品質を確保しているという、サービスに対する信頼感を獲得でき、我々消費者の立場からも、ボッタクリ店や粗悪なサービスを回避出来る明確な選定基準(指針)が開示される事になるからである。

 これは優良店、そして顧客においても有用な制度であり、風俗産業の顧客層拡大を図るにはもってこいの規格なのだが、残念ながらその導入には高い障壁が立ちはだかる事は容易に推測出来るであろう。

 それはいわゆる「非合法風俗」と「悪質なボッタ店」の存在である。現在風俗業界におけるサービスは顧客の嗜好や風潮に呼応し、多種多様に派生しているが、概ね非合法風俗とはそれらのサービスの源流である形態を格安な料金にて提供しているいわば顧客にとってありがたい存在とも言えるだろう。

 しかし我々にとって許されないのはボッタクリ店である。これは業務形態を詐称し、被害者から法外な料金を搾取する糾弾されて然るべき存在であり、これらの店が犯した凶悪な事件は風俗業界に対する一般層へのイメージに大きな影を落としている事は言うまでも無いのである。

 風俗産業へのISO規格制定には、多くの難題をクリアしなければ実現しない困難な目標ではあるが、来たるべき21世紀に向け、風俗産業が避けては通れない道のりだと私は確信している。

最後にこの研究会が風俗産業に良い意味での波紋を投じる建設的な場であり続けて欲しいと思いつつ、筆をおいたのであった。