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「風俗におけるハードウェアとソフトウェア」

ピンサロ研究会
Pink salon rearchers labo.

1.はじめに


 顧客がお金を払って、女の子からサービスを受ける。これが風俗の基本である。これを工学的に見ると風俗は1つのシステムとして捉えることが出来る。すなわち、顧客は女の子を通して金銭をサービスへと変換しているのである。ところで、このようなシステムの代表としてコンピュータシステムがあげられる。利用者はコンピュータを通して電気エネルギーをコンピュータ上で実現する仕事へと変換するのである。このように両者はシステムとして近い存在であると考えられる。
筆者はコンピュータシステムに関する研究成果が風俗研究に適用できるのではないかと考えた。そこで、本論分ではその第一歩としてコンピュータにおけるハードウェア/ソフトウェアという分類を風俗に適用することを試みる。

2.ハードウェアとソフトウェア


コンピュータシステムはハードウェアとソフトウェアから構成されている。ハードウェアとは電気エネルギーをある一定の動作へと効率良く変換するための仕組みである。一方ソフトウェアとはハードウェアから提供される一定の動作を組み合わせてより複雑な仕事を実現するための仕組みである。
言うまでもなく、ハードウェアはそれ単体では何の役にも立たない。逆に、ソフトウェアはハードウェア無くしては成り立たない。両者が組み合わさって始めて複雑な仕事を効率よく行うことができるのである。

3.風俗におけるハードとソフト


ハードとソフトという言葉を風俗に適用するとどうなるであろうか。男がお金を払って、気持ちよいことをするための基礎となるのは女の子である。女の子なくして風俗は成り立たないであろう。すなわち、風俗は女の子という基盤の上に成り立っていると考えられる。このことから、女の子は風俗におけるハードウェアと考えることができる。
一方、男と女だけでは風俗は成り立たない。女の子が何もせずにただそこにいるだけではなんの快楽も得られないであろう。そこで何らかの性行為がなされて初めて快楽を得られるのである。ここで、女の子が何もしないということと女の子がマグロであるということは別であることに注意されたい。仮に女の子がマグロであったとしても、そこで性行為がなされれば、女の子は自分を性行為の相手として”提供”しているのである。このような女の子から男へと提供されるサービスはソフトウェアとして定義されるのではなかろうか。すなわち、風俗においては女の子はそれ単体では意味が無く、サービスが存在して初めて機能する。同様にサービスは女の子なくしては成立しないのである。

4.風俗業界の動向


上記分類をもとに、風俗業界の最近の動向を分析してみる。一昔前は、ハードウェアの性能、すなわち女の子の質が風俗店の謳い文句になっていた。どの店もこぞって「社長、うちは良い子ばかり揃えてるよ」などと述べていた。しかし、女の子の質には限りがある。特に近年のようにアイドルと見間違うような娘が風俗店で働くようになってくると、多少の美人では驚くに値しないであろう。最も、広○のような娘が出てきたら驚くが、これは筆者の個人的な趣味なので例外としておく。
このような状況において着目されてきたのはソフトウェア、すなわちサービスの質である。近年の風俗店は顧客の多様なニーズに答えるべく、さまざまなサービスが提供されるようになってきた。抜きキャバや発射回数による割引サービスなどがその例として挙げられよう。このように、風俗における差別化の中心が、女の子の質からサービスへと変化しつつあることは明らかであろう。

4.風俗業界の今後


コンピュータ業界においてはOSの数が絞られたことにより、ソフトとハードが切り離された。すなわちハードウェアに依存することなくソフトを作成できるようになってきたのである。このため、ソフトを専門につくるソフトハウスという企業が台頭してきた。
風俗業界においてもこれと同じ流れが起るのではないだろうか。すなわち、風俗店に依存しないサービスを提供する企業が現れてくるのである。これらの企業は顧客の需要を分析し、それを満たすサービスを考案し、風俗店に販売するのである。例えば、「○○な女の子を△△で××してみたいという需要が高まっている」といった情報を風俗店に提供し、情報料を受け取るのである。一方、風俗店はより質の高い人材を集めることに経営資源を集中するというように、両者の住み分けが進むのではないかと思われる。これは風俗産業におけるアウトソーシングと呼べるのではないだろうか。
このようなサービス会社ができあがり、急成長し、マ○クロソ×トと肩を並べるような大企業にまで成長することのではないかと筆者は予測する。