〜©日本ピンサロ研究会〜

調査メモ「新型コロナ禍での一部の風俗店の取り組み」

by 沖Lうっちぃ氏


 はい!沖Lうっちぃです(笑)
 自分が出入りするか、知り合いの嬢やボィさんから見聞きした範囲の情報です。
 関東〜北関東圏の話で、千葉、神奈川は情報が薄いです。非常に片寄った研究なので、参考程度にしてくださいませ。

 新型コロナという名の厄災がやって来て1年がたとうとしています。
 その中で、濃厚接触が前提の風俗店が、いかに、対策をとってきたか!?を、見聞と体験のなかから考察したいと思います。

ピンサロ
 イソジン等による嬢のうがいは、もともとしていましたが、店舗によってはチスNGにして、お客さんにマスク着用を求める店舗が出現しました。事後のおしぼりも、ハイターで消毒するといった徹底ぶりも。
 入店時の手指消毒は、もちろんマストになってます。ボィさんのマスク着用もマストになりました。
 紫外線による蛍光ランプが照明の主体(関東圏)ですから、白マスクより、黒マスクの方が、洒落乙でウケます。
 最近では、さらに進化して、マスクに蛍光塗料でお絵かきをしたり、Love などのメッセージ性のあるものを着用して、よりウケている輩がいるそうです。

セクシーキャバクラ
 もはや、もはやです。入口の手指消毒はマストですが、入店と同時に手洗いに通され、イソジンうがいを義務づける店舗も増えてます。 「失礼しま〜す」と膝に乗ってから、乳首をアルコール綿で消毒する嬢もいるとか、、、!?
 クラスターの発生しやすい業態ですが、そこから転換し、ランパブや水着パブが、再び増えてきています。
 個人的な感想としては、白の上下のランジェリーに白いマスクは、なかなかマッチしていて、多少なりとも倒錯感がありますが、カラフルな水着パブでは?なかなか、ビキニにマッチしたマスクは見たことがないです。ここは、これからの企業努力として、水着に合うマスクを作るか、マスクとお揃いのデザインの水着が出るようになったらいいなーと思います。

キャバクラ
 入口での手指消毒と、キャストさんのマスク着用が標準化してます。
 一時期、口元が見えるように、変わったマスクの着用していた時期がありますが、最近では、普通のマスク着用が台頭してきています。嬢いわく、「マスク代もバカにならないし、マスクメイクを応用すれば、より可愛く、魅力的な演出も可能になるから」です。
 布製マスクをドレスと同じ生地で作ったり、おしゃな嬢も多いです。お手製布製マスクの機能については?です。
 昔は、嬢が自分で咥えて火をつけたタバコをお客さんに吸わせるなどのサービス(?)がありましたが、今では、すっかりなりをひそめています。ストロー間接キッスやポッキーゲームもなくなりました。
 嫌なボディタッチをしてくる客には、距離をあけて接客することが容認される店舗もあり、いろいろな立場と意味で良し悪しのようです。

ソープランド
 即々のお店は、かなりの確率で即々をやめました。逆に工夫としては、衛生対策がしっかりしている感を打ち出してきています。
 入店時に、お手洗いに案内して、イソジンうがいと手洗を(=消毒)お願いする店舗、個室案内後に「とりま入浴と歯磨きから先行」がデフォルトとなってきていたりします。これは、ウィルスを持ち込まないという発想でしょうか。
 即々、NNの店舗では、もはやもはやと考え、嬢の免疫にたよったり、免疫を上げるサプリメントの服用を推奨するなどしています。また、性病検査にPCRを追加しているところも増えました。自費ならば、簡単に受けられるようになってきたのが大きいですね。これは、お客さまにお土産を持たせないという発想の方ですね。
 マットプレイは、コロナの付着を懸念して、イソジンでプレイ前に消毒するなどのデモンストレーションする店舗もある様です。

 箱ヘルでは、水回りの清掃にかなり力を入れているようです。
 いずれも、マイナスイオンや、加湿器(ディフューザー)を用いて「空間除菌」スタイルを貫くのは共通です。
 空間除菌のやりすぎで、壁紙や、店舗自体の老朽化を進行させないか心配ですが、これは老婆心ですね(笑)
 当局から厳しい指導が入っているところもあります。秋ごろ、大阪の知事のおバカ発言で、日本中からイソジンうがい薬が、1週間くらい欠乏しましたが、医療現場以外では、やほり風俗店での打撃があったようです。ただ、イソジンはストックが利くので、ストックのあったお店とストックのないお店や、嬢に管理させていたところで、ひどく差が出たようです。個人レベルでお休みしたり、店ごと休業になりそうだと泣きが入ってました。
 待合室や店舗内での座席については、ソーシャルディスタンを励行している様ですが、大衆〜格安店ほど、緩い傾向が見え隠れします。回転させて稼がないとならないとからでしょうね。

デリヘル
 あまり代わりばえしないのが、デリヘル。従来の流れでも、訪室、シャワー(入浴)の流れがデフォルトなので、さらに、歯磨き+イソジンうがいあるいはグリンスうがいなどを追加する形の様です。追加と言っても、デフォルトなところが多いので、一言で言うと、代わりばえなしでしょうか?
 箱型店舗のように空間除菌設備を用意できない分、不利に感じる嬢もいるようです。
 キスサービスをやめた嬢もいますが、業界全体でキスサービスはニーズ面からも無視できないほどに重要な位置付けにあるので、このサービスについては、嬢&顧客の微妙な綱引きになっている事が多いようです。

 全体的傾向として、もう1つ上げるなら、一見さん、初見さんへは、よりしっかり予防対策をする。一方、常連さんには、緩く(甘く)なるという事です。
 ウィルスはそれを許してくれるか否かわかりませんが、義理と人情の世界だから、日本では自然とそうなのでしょうね。

まとめ
 何をもって、衛生的か?安全か?をアピールするかは、店舗によって様々なパターンがあり、業界全体の努力として日々進化している印象があります。やがてワクチンが出回り、いつか特効薬も開発されるでしょう。
 ワクチンについても、検疫官や医療従事者、そして高齢者優先はわかりますが、その次くらいに、セクシャルワーカーを優先してもらいたいと思います。

 彼女らから聞くと、最近では、「同じ業界のどこ誰で発生」よりも「友達の誰とか、知り合いの会社とかで発生」と、プライベートの方が、“よりリアルに包囲網が狭まって来ている”ような気がすると言ってました。
 姫納めした吉原の嬢が、「頑張って出勤して週4で、1日最高でも4人だから、1週間で16人。でも、実際、そんなにお客さん入らないし、もともと、コロナで体調悪かったら、高級ソープに“遊び”に来ようなんて思わないと思うしね、いいとこ10人(笑)、、、ピンサロで1日10本抜いても週で40人?キャバクラとかホストだと繁盛する日は、何人の人間が出入りするんだろ?空間共有してるし、空気悪いから、、、でも、私らとは桁が違う気がする。」という言葉が、端的にリスクを表している気がしました。
 内閣府が「○人以下の会食」とか言ってますが、中国でのレストランのクラスターの話を聞くと、5人以下のテーブルであっても、換気の悪いワンフロアで、ある程度の人間が飲食をしていると空気の流れに乗って拡散するようですね。
 テーブルあたりの人数ではなく、そのフロアにいる人間の数がそのままリスクになると考えて差し支えないと思います。

 余談になりますが、11月に、個人的にお付き合いしていたデリヘル嬢と1年ぶりくらいに再会したところ、彼女は、コロナ以来、出勤しておらず、収入0のまま10カ月、ひたすら貯蓄を切り崩して生活していたそうです。
 おっぱいの大きさは、あまり変わらず、全体に痩せてスレンダーな感じになっていたので、沖L的には嬉しかったのですが、切り詰めていたのは食費と光熱費、そして携帯代だとのことで、やはり不憫に思うところもありました。
 医療の現場で、看護師さんが辞めてしまい、人が回らないと言ってますが、この業界でも、業種に関わらず辞め(業務停止し)ている嬢がかなり多くなっているようです。
 先の娘も、身内に障がい者がいて稼がなければならなかったので業界入りした娘です。しかし、その身内がハイリスクなので、逆に、今は働けない、、、という事情も発生しているようです。

 簡単で、雑感的な印象はありますが、研究レポートをあげたいと思います。

 (R03.01.10)

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