by 二階堂氏
どうも、二階堂です。
今回は現代の医療では根治しないとされるエイズについてです。先日、抗体検査を受けてきましたのでそれについて報告したいと思います。参考にしてもらえれば幸いです。
【検査名称】HIV抗体検査(即日検査)
【検査方法】血液検査
【日時】4月某日午後
【場所】某保健所
【費用】無料
まず検査を受けるまえに心当たりのある性行為をしてから約3ヶ月経過してからでないと抗体が出来ておらず、感染しているのに『陰性』となる事があるらしいので注意しましょう。
次にどこで検査を受けるかですが、匿名で無料で受けられる保健所が良いかと思います。ただし無料ということと、エイズに関心を持つ方が増えてきたことで予約が殺到しているそうです。ちなみに二階堂は電話した日から検査日まで1ヶ月半ありました。毎週月曜日に5〜7人の検査をするそうですがそれでもこれだけの期間がありました。ですので、どうしてもすぐに検査をして結果を知りたい方は医療機関での検査をするしかありません。もちろん匿名では出来ませんしお金もかかります。
当日は指定された時間に保健所へ行きます。検査の前に軽くエイズに関する知識と受けようと思った動機などを質問用紙に記入し、それから血液を採取し検査結果を待ちます。待っている間はもし陽性だった時の事を少し詳しく説明され、ビデオを見てまちます。約30分後に結果を聞いて、無事に陰性となればそれで終了です。正直待っている間の30分間は怖くて仕方なかったですが、陰性だったので一安心でした。ちなみに即日検査だと100人に1〜2人は感染していなくてもうっすらと陽性反応がでる(偽陽性)方もいるそうです。その時は更に精密な方法で再検査をするそうですが、即日にはわからず約二週間かかるそうです。
ここで少しですが、保健所から教わったエイズに関する事を述べたいと思います。
エイズ(AIDS)とは『後天性免疫不全症候群』の英語表記の頭文字をとったもので、原因となるウイルスをヒト免疫不全ウイルス(HIV)と言います。ウイルスはヒトの免疫組織に作用し、感染直後はこれといった自覚症状は無く、長い潜伏期間(およそ10〜20年)を経て発症します。免疫力が徐々に低下し、正常な人なら普段かからないような重い感染症を患い最終的には死に至ります。最新医療でも発症を遅らせる手段はあっても、HIVを体内から完全に無くすことは不可能です。
感染経路は性行為,母子感染がほとんどで、ウイルスは感染者の血液,精液,膣分泌液,母乳に含まれ、私も勘違いしていたんですが唾液には含まれていないそうです。ですが粘膜の接触により感染するものですのでオーラルセックスでも感染します。ウイルス自体の感染力は非常に弱く、感染者と性行為をしてもうつる可能性は0,1〜1%と言われています。しかし性感染症(淋病,クラミジアなど)に感染していると確率は最大で40倍ほどにもなるそうです。そうなると症状が出ていない状態で性病にかかっている人がHIV感染者と性行為をすると単純計算ですが最大で40%の確率で感染することになります。
この研究ノートをご覧の皆様、これを読んでどう思いましたか?今も保健所にはポスターが貼ってありますが、過去にCMで『元カレの元カノの元カレがエイズじゃないとは限らない』と言っていました。その頃の私は『宝くじで一発当てるみたいな低い確率でなに深刻そうに言ってんだか』と、正直そう思ってました。でも年々感染者は増加し、分かっているだけでも数千人、知らずにキャリアとなってしまっている人を含めると相当な人数になることを知り今頃になってやっと関心を持ち、検査を受けるに至りました。みなさんも一度検査を受けてみてはいかがでしょうか?
長々と書きましたがこれを読んだ後、1人でも多くの方が検査を受ける事を願い、今回は終わりにしたいと思います。それでは失礼します。
福島支部 福島機動調査隊長 二階堂 (H21.05.11)