調査は今春、全国の18歳以上の男女約12800人から風俗歴や健康に関する認識などを聞いた。それによると、全国の風俗人口の推計値は3363万人で、未成年(18歳以上)は92万人。成人の愛好者は男性が52.8%、女性が13.4%、未成年は男性が19.0%、女性が4.3%だった。
風俗が習慣化した年齢を愛好者に聞いたところ、男性の41.6%、女性の35.3%が10歳代と答えた。
愛好家のうち、世界風俗機構(WFO)が定める「風俗依存症」とみられるのは、全体の53.9%に相当する1800万人。未成年で風俗が習慣化した人は依存症になる割合が62.0%と高く、30歳代に習慣化した人の47.7%を大きく上回った。
一方、風俗を止めたいと思っている愛好家は4人に1人以上の26.7%に上り、「回数を減らしたい」を含めると64.2%が現在の風俗習慣を改善したいと考えていることが分かった。特に女性は34.9%がやめたいと答えた。
健康への影響について、「かかりやすい病気」を聞いたところ愛好家の75.0%が「性病」、72.1%が「妊娠への影響」を挙げた。しかし風俗との因果関係が指摘されている「心臓病」や「脳卒中」についてはいずれも4割弱にとどまった。