〜©日本ピンサロ研究会〜

日本ピンサロ研究会創立20周年記念
「想い出と小生が出会った嬢たち」

by マーシー氏


 こんにちは、マーシーです。
 日本ピンサロ研究会20周年、誠におめでとうございます。会長を始め、会員の皆さまに心よりお祝い申し上げます。これを記念しての寄稿依頼を頂きましたので、思いつくままに綴らせて頂きます。

 小生が入会したのは2004(H16)年8月のことで14年前となります。この時期、名古屋は風俗産業の大全盛期でした。当時は今ほどネットが盛んではなく、名古屋の風俗雑誌「シティヘブン」は電話帳ほどの厚さ(約1300頁)を誇り、重さは約2.5kgで、その重量には手が震えるほどでした。

 当時の名古屋は「箱ヘル発祥の地」とも呼ばれ、その数は日本最大級と称され、名古屋市内には推定350軒以上のファッションヘルスが存在していました。
 すでに閉鎖されていますが、その象徴が「キングオブヘルス/デイトナ」でしょう。また関東でいうところの「ピンサロ」は名古屋では「キャンパブ」と呼ばれ、特に名古屋駅西口(通称駅裏)には多数の風俗ビルがあり、当時の世相を反映するかのように、「奥様戦隊Eレンジャー」、「フレンドパークお友立公園」、「回っていいとも」、「痴漢商事庶務二課」、「サワリーマン金太郎」、「乳'sキャスター」、「暴れん坊将軍」などの珍名キャンパブが、この地区だけで100軒以上あったように思われます。
 関東の「ビデオボックス」とは性質の違う風俗「ビデオパブ」は名古屋名物と称され、名古屋駅西口地区、栄地区を中心に40軒以上ありました。

 こうした背景の中、当会愛知支部の盛り上がりも相当なもので、会員が競うかのようにレポを投稿していたことが懐かしく思い出されます。
 しかし,今では都市開発の憂き目から名古屋駅西口(通称駅裏)は大きく変貌し、風俗ビルは撤退を余儀なくされ、特にキャンパブとビデオパブは壊滅状態に追い込まれました。名古屋市内のヘルスも同様で、その数350軒以上を誇っていましたが、これも劇的に縮小され、そのほとんどがデリに鞍替え、ラブホ街にはドライバーの車が列を成し、ホテル内には空き部屋待ちの客が溢れているのが、名古屋風俗の現状です。

 次に嬢についても触れたいと思います。「犬系女子」と「猫系女子」という言葉があります。
「犬系女子」の大きな特徴はいつも明るくて素直、自分をさらけ出し、嘘をつけない、とても優しい。
 それに反して「猫系女子」は自分を表現することが苦手で、掴みどころがない、わがまま・気まぐれ・気分屋、ツンデレということになります。
 もう結論はおわかりでしょうが、風俗全盛期の嬢は「犬系女子」で、現在の嬢は「猫系女子」に分類されると小生は思っています。風俗全盛期の嬢とは何人も店外デートしましたし、メールのやり取りも多く、中には長時間労働の小生のために,手作り弁当を準備してくれ嬢もいました。
 当時はプレイ以外での心の触れ合い、一緒に居ることの楽しさが半端なかったですね。これも時代の流れでしょうが,今は単なるヌキ目的の風俗に虚しさを感じています。

 さて東京オリンピック開催、リニア中央新幹線開業を控えて名古屋の都市開発はさらに加速することが予測され、風俗産業締め出しは誰にも止めることはできないでしょう。するとデリが爆発的に増えることが予測されます。
 また最近、小生がハマっている「プライベートサロン」のような隠れ風俗の台頭も顕著かもしれませんが、日本ピンサロ研究会が25周年、30周年を迎える頃にはまた違った風俗産業が生まれているかもしれません。
 いずれにせよ、入会をきっかけに会員の皆さまと交流できていることは小生にとっては貴重な財産です。
 年齢的に今後、どこまで貢献できるかどうかわかりませんが可能な限り、お手伝いさせて頂きたいと思っております。

 会長を始め、会員の皆さま、今後ともよろしくお願い致します。

 研究部 風俗基礎理論研究室長 マーシー (H30.07.17)

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