こんにちは、マーシーです。
　名古屋風俗今昔マップマップの第四弾は栄編です。
　この地区の最大の特徴は「チサンマンション」の存在と、伝説のキャンパブ「ぢんぢんぢん」の消滅です。
　バブル期の栄地区は「マハラジャ」や「キング＆クイーン」を筆頭にディスコが乱立していました。バブル期崩壊後の栄はファッションブランドのビルやテナントのオープンが相次ぎ、若者の街となりました。また池田公園界隈の栄四丁目は女子大小路（栄ウォーク街）と呼ばれ、錦（錦三）と並ぶ一大歓楽街を形成しており、居酒屋はじめスナック、ホストクラブ、ゲイバー、風俗店、音楽系クラブ、フィリピンパブ、東南アジア系エステ等が密集している地域です。
　女子大小路と呼ばれる由縁は、1963年まで中京女子短期大学（現・至学館大学短期大学部）が現在の名古屋東急ホテルの場所にあり、大学体育館の西側の路地に並ぶ店の店主達が「女子大小路」という通称で呼ぶようになったようです。
　また栄地区の「ネバーランド」、「ティンカーベル」といったビデオパブが、この業態の先駆者的存在でしたが、ことごとく消滅してしまいました。
　栄は「トレンド感があり、おしゃれで楽しい街」、名駅は「勢いがあるが楽しむにはちょっと物足りない街」という感じで、おしゃれなカフェや美容室が軒を連ね、風俗という文化がファッション文化に押されているのが現在の栄ではないでしょうか。
い　ずれにせよ、若くて元気のある知事と市長の手により、名古屋の都市改革と整備が急速に進んでいるのは確かなようです。
　次回は「新栄地区」をお届けしたいと思います。

　研究部　風俗基礎理論研究室長　マーシー　(H23.12.20)