by ラサロ氏
[はじめに]
今回梅毒を疑われる症例があり、自治体での検査を実施する機会を得たので報告します。
[症例]
性別:男(壮年期)
症状:左手甲部の腫瘤、リンパ節の腫脹(両下肢)
疑義行為から発症までの期間:約4週間
[検査日程]
今回は自治体が実施している梅毒検査(HIV同時検査)を利用しました。
私が在住している自治体での検査は費用が無料で、平日日中、平日夜間、休日に実施しており、平日夜間や休日の検査は即日結果が出ますが、実施日が月2回や年2回で予約もすぐ埋まるため、今回は1週間後に結果が出る平日日中を選択しました。
[検査方法]
検査を受けたい当該保健センターに電話し、予約完了。
当日は受付にて検査で来たことを告げ、番号カードを受け取り、待合室で待機、順番が来ると番号で呼ばれます。
検査室に入室し、説明を受けて、採血してもらいます。
取り違えのないよう、1つ1つ確認しながらの実施で、保健センターに入館してから終了までは30分以内でした。
[結果:陰性]
検査から1週間後の同時刻、検査場所と同じ場所に出向き、口頭にて伝えられます。
結果の説明以外に、こちらの質問にも応じていただきました。
結果を聞く際には資料を元に説明していただくのですが、「陽性」と書いてあるところに丸印がしてあったため、「あぁ、終わった…」と思ったのですが、ただ印を付けていただけでした(生きた心地がしない時間でした)。
[その後]
リンパ節の腫脹は検査直後に引きましたが、左手甲部の腫瘤はしばらく残存し、検査から半年程度経過した現在はやや小さくなりました。
陰性確認後は通常の風俗ライフに戻りましたが、特に問題なく生活ができております。
[最後に]
疑義行為や有症状があったため検査しましたが、改めて自身の行為を振り返えると症状の有無に関わらず、定期的な検査が必要であると再認識しました。
今回は自治体での検査を利用しましたが、出向く時間が取りづらい場合では自宅にて検査し郵送後に結果を知らせてくれる検査キットもあるため、今後はそちらも活用していこうと思います。
北海道支部長 ラサロ (R06.06.01)