〜©日本ピンサロ研究会〜

研究ノート「海外の風俗と日本の風俗だとどっちが得か?」

by ラストボーイ氏


 ラストボーイです、今回は・・・

 「海外の風俗と日本の風俗だとどっちが得か?」

 ということについて考察していきたいと思います。今回、考察を進めていくに当たり、海外風俗の対象としてはタイを前提として行きたいと思います。加えて、女の子のサービスの質は十人十色、千差万別でありますのであくまでも定量的(経済的)にどちらがお得か、ということを見て行きたい。

 まず、皆さんはどちらが得であると思いますか、海外ですか?私は初め、海外であると確信しておりました。何故なら日本は4兆5059億ドル(出所:世界銀行)という世界第二位の規模の生産活動が行われている国であり、一人当たりのGDPもタイの10倍以上もあるのだから絶対タイの方が得だろう、と考えたからです。
 では実際に計算してみましょう、計算には最低価格を想定してみます。

 社会人の方々にとって現実味のあるように、大手代理店のフリープランのパッケージツアー、4泊5日の旅(一日目夕方発、最終日早朝発なので自由行動は実質3日)を想定してみましょう。
 これは一番安くて28000円プラス、サーチャージで35000円くらいでしょう。これはホテル代込みで、知りうる限り最安値です。
 現地での行動を観光なしに風俗ということに限定してみますと、食事、交通費は三日分考えると三日で4000円〜です。無論、観光客向けのレストランに入れば一食で数千円かかってしまう場合があり、ここでは三日間屋台で食べたという前提があります。
 風俗の種類はゴーゴーバー、置屋、援助交際、バービア、風呂など色々あるのですが、最も近似的に比較できる風呂に限定して考えてみます。風呂屋もピンからキリまでありますが、ややハイコストのナタリーをモデルにしてみます。雛壇もありますが、サイドラインの女の子だけを考えると、大体6500〜10000円くらいです。

 三日で19500円

ここまでで58500円。この他に諸経費が1万かかるとすれば68500円。3で割ると約23000円。一日当たり23000円です。

 これに対して日本を考えてみましょう。ソープランドの価格はもちろん千差万別ですが、ナタリーのレベルを日本で求めようとすれば一日当たり3〜5万はかかってしまうに違いないはずです。
 ここまで見れば、タイの方がお得な感じがします。
 ただしかし、考えて欲しいことがあります。冒頭で定量的(経済的)にお得かどうかに特化する、と言ったのですが、やはりここに定性的(サービス)の問題が無視できないものであることを感じざるをえません。

 私自身の経験を語れば、一度目のタイは今回の訪タイと比べれば惨憺たるものでした。英語は話せるので大丈夫だろうと向ったがはいいのですが、女の子は英語をほとんど話せませんでした。勿論、タニヤにいけば日本語も英語も話せる娘は多いのですが、値段も風呂屋の倍近くする、という点と、外国に来てまで母国語を話そうとする日本人独特の閉塞感を自分が持っているということを認めたくなかった、という点でいきませんでした。

 その結果歯がゆいものが残りましたし、帰国したあとに調べていたら,色々な場面で少しずつボッタくられていることにも気づきました。
 そして、今回気づいたのですが、タイはもとより、海外旅行に行く人にとってもはや必需品ともいえる『指差し会話帳』に関してですが、一つ問題を発見しました。
 それは、より人間的なコミュニケーションを図ろうとする場面でこれを用いることが不適切なことです。
 例えば、相手に何か悲しい出来事があったときに、焦りながら本のページをめくって「君の気持ちは分かるよ」などといっても意味を成さないのは普通の人間なら分かることでしょう。
 タイはカンボジアやインドネシア、インドに比べれば安全だ、と言われています。途上国では警察=暴力の象徴であり、昼間は警察官、夜は観光客を狙った強盗になったりすることが珍しくありません。我ら人類の財産である愛すべき風俗嬢達を不当逮捕した上に、拘置所で輪姦などは例を挙げればきりがありません。タイ、特に中心部ではそんなことはほとんど聞きません。ただ、やはり日本と比べるとタイは危険が多いようです。
 ただ、タイの警察に関しても賄賂程度の噂はあるのは事実です。そしてつい最近にはクーデターがありました。タクシン前首相の一族はシン・コーポレーションをシンガポールの会社に733億バーツで売却し、この売却益に対する課税が節税工作により2500万バーツにすぎなかったため批判を浴びたことや、王族軽視の発言により軍部や国民の怒りを買ったことが原因と言われてますが、真相は分かりません・・。しかしながら、アジアの中進国の筆頭として走り続けてきたタイでクーデターとは驚きでした。

 また、深南部三県のイスラームの過激派テロ組織が急激に活発化していることも不安です。確か外務省ではこの地域は危険地域に指定されていた、と思います。さらに、古典的な詐欺、睡眠強盗などはいつの時代も引っかかってしまう間抜けな人間がいるので、仕掛ける方も止めようとはしません。

 日本人は島国意識を潜在化しているからなのか、日本を出た途端に気分が高揚し、羽目を外す傾向があります。そんなところに、「エクスタシー?ガンジャ?」と声を掛けられて麻薬をやって捕まる人もいます。止めておいた方がいいです、麻薬に関してタイは日本より遥かに厳しく、売人は問答無用で死刑。買った人間も重罪確定です。
 にもかかわらず、ゴーゴーバーやディスコに行くと普通に売っているのです。私自身も、「お前は麻薬が好きそうな雰囲気がある」などの類の声を少なくとも3週間滞在したうちに10回以上は掛けられました。嘘じゃない、本当です。
 そして、我々にとって、いや少なくとも私にとって一番恐ろしいのは,ガトゥーイ、オカマの存在です。タイのオカマは世界一綺麗といわれ、国としてもそれを受け入れている雰囲気があるので減る気配は一向ありません。本当に彼女、いや彼らはうそくさい程の美しさでこっちに寄ってきます。
「まさか自分が間違ってもオカマなんかに引っかかるわけ・・・」
と思っているのは実際にだまされた人間が一様にして思っていたことです。

 山田優が笑顔で寄ってきたら、あなたならどうしますか?「pleasetreatmesomethingtodrink♪」と山田優に言われたらあなたは断れますか?

 確か『第二の性』だったでしょうか、私はボーヴォワールの「女は女に生まれるのではく女になるものである」という言葉をパタヤにて実際に体験してしまいました。。今だからこそ思い出さずにはいられません。

 さて、ここまで経済的な観点並びに非経済的観点、タイの危険性などを思いつく限り述べてきましたが、皆様は何を思われたでしょうか。安い、お得だ、と思われたでしょうか。それとも、多少高くても安心して遊べる日本の方が絶対いい、と思われたでしょうか。やはり日本がいいと思われた方も多いでしょう。

 日本に比べると海外は危険です。10月26日現在、インドにて慶応大学の学生が帰国予定日を一ヶ月過ぎても連絡が取れない、というニュースもあります。生きているのか、それとももうこの世にはいないのか、分かりません。
 しかし、海外に出ることは極めて重要な経験を得ることも確かです。グローバル化が叫ばれる中(叫びすぎて声が枯れてしまった印象があるのは私だけでしょうか)、開かれた世界秩序における我が国の個性を見出す機会になりますし、何より経済格差を超えた人間的なもてなしなどは、我々が何をすべきか、何を訴えていくべきか、真に目指すべき社会の在り方を垣間見せてくれる大変貴重な経験になります。

 以上、長文且つ駄文を最後まで、あるいは飛ばし読みしてくださった方々に感謝致します。

 (H18.11.05)

トップページへ

〜©日本ピンサロ研究会〜