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フルサロン「Girl's Day」(韓国・釜山)

by けいた氏


 初日のキスバンに続いて、いよいよ2日目は今回の釜山旅行のメインイベント「フルサロン」です。

●2日目:フルサロン編
 フルサロンとは、高級な雰囲気のカラオケルームで女性とお酒を飲んで、楽しく歌って遊べる総合風俗店です。
 基本的は、2部構成となっており、第1部は「ルーム」サービス、第2部は場所を変えての「恋愛」サービスで、日本では見られない韓国独特のシステムです。場所は、ヨンサン(蓮山)、ソミョン(西面)、ヘウンデ(海雲台)に集中しています。

 予約の際には、○○シルジャン(日本語の「室長」)という管理者に連絡を入れます。フルサロンでは、場所を提供する業主とサービスを提供する業主が異なっており、メニジョ(manager:マネージャー。嬢のこと指す。)や酒類の手配、ルーム代金やクジャン(日本語の「球場」。第2部で利用するモーテルの隠語)の部屋代などをお客に代わって決済するシルジャンの役割を称して、クジュア(日本語の「口座」)とも呼ばれています。

 フルサロンの遊び方は、概ね以下のとおりです。

第1部(ルーム)
チョイス → リップサービス(フェラ) → ランジェリーショー→ リップサービス(フェラ)
 ただし、第1部では、法律上の規制なのか、下着の中に手を入れるなどの過激な行為は禁止されています。

第2部(恋愛)
 モーテルへ移動。
 料金体系は、業界で足並みが揃っており、代表的な例としては

ルーム 80分のみ=250,000ウォン(約23,200円)
ルーム 80分・恋愛40分=350,000ウォン(約32,500円)
ルーム120分・恋愛40分=400,000ウォン(約37,200円)

となっています。ただし、店舗によってはルームチャージを請求される場合もあります。また、外国人の利用については、上記の金額に対し、東洋人は50,000ウォン(約4,600円)、西洋人は100,000ウォン(約9,300円)の追加料金が発生します。

〔業種〕フルサロン
〔店舗名〕Girl's Day
〔所在地〕1号線・3号線ヨンサン(蓮山)駅付近
〔費用〕120分 350,000ウォン(約32,500円)※別途、従業員へのチップが必要。
〔訪問日〕2016年5月下旬

−調査結果−
 プダル、ポンチョ、ヤナムジャなど釜山の遊興店を取り扱ったウェブサイトから事前に情報を収集し、その中で利用者の評価が高いユラ・シルジャンがカカオトークのIDを載せていたので、出国前にカカオトークを通じてドッコ(一人で訪問すること)で訪問する旨の予約(韓国語入力)を入れました。

 フルサロンは、店舗の具体的な位置は明らかにしていません。そのため、当日の指定時間にヨンサン(蓮山)駅に到着し、そこまで迎えに来てもらうようカカオトークでメッセージを送信しますが、5分待っても音沙汰がありません。仕方なく、携帯電話(金海空港でレンタル)で連絡を入れると、ようやくユラ・シルジャンに繋がり、これから直ぐに店員を向かわせるとのこと。
 5番出口で待っていたところ、階段下からウェイター姿の男性が現れて16番出口の方面に連れて行かれ、無事に店舗に到着できたので第一関門突破。ここで、案内役の男性スタッフにチップ20,000ウォン(約1,900円)を渡します。因みに、フルサロンの男性スタッフは無給で、収入はお客のチップだけです。

 店舗に入ると、ユラ・シルジャンの代わりに男性のティームジャン(Team長)が出迎えてくれて、早速、ルームに通されます。
 ルームは、中央に大きなテーブルと10人分のソファーが設置された豪華なカラオケルームです。10分ほど待ったところで、ティームジャンが部屋に入ってきて、最初に韓国語でシステムの説明を受けた後、いよいよチョイスタイムです。

 ティームジャンが3人のアガシを引率してきますが、3人とも普通の女性といった感じで、ワック(日本語の「枠」に由来する語。ルックスやスタイルのこと。)は韓国のアイドルグループにいそうな韓国美人ではなかったので、誰を指名しようか悩みました。
 指名は、メニジョがいったん退室してからティームジャンに伝える仕組みとなっていますが、最初の3人以外にチェンジすると更に準備に時間を要するので、ティームジャンお勧めの1番のメニジョで妥協することにしました。

 ティームジャンと入れ替わりに、駅まで迎えに来てくれた男性とは別の男性スタッフがビール3本とおつまみのセットを用意してくれますので、ここでもチップ20,000ウォン(約1,900円)を渡します。
 そして、いよいよ1番のメニジョが入室して、ここから80分間の第1部がスタートします。メニジョは20代後半で日本語がかなり上手だったので、日本語と韓国語を交えて会話しながら狂宴を楽しみます。
 第1部では、本来、2回のサッカシ(語源は日本語の「尺八」)がありますが、個人的な好みからサッカシは遠慮して、ひたすらカラオケに集中していると、途中で、また別の男性スタッフが現れて洋酒と果物を出してくれたので、ここでもチップ20,000ウォン(約1,900円)を渡します。

 龍宮城の浦島太郎のごとくあっという間に第1部の時間が過ぎ、最後にメニジョがルーム内でキャミソールに着替えて、アップテンポな音楽を掛けながらのランジェリーショーだけはしてもらいました。終了の合図に差し入れられた蜂蜜ドリンクを飲み干すと、メニジョの指示によりルームを退室し、同じ建物の上階にあるモーテルに移動します。
 ここでも、また別の男性スタッフが二人を案内してくれたので、今度はチップ10,000ウォン(約930円)を渡します。

 モーテルの部屋には丸いベッドと浴室設備があり、メニジョに軽く洗体してもらってからベッドイン。40分の恋愛タイム内で、プンガプンガ(ピストン運動の擬態語)しながら、最後はホームラン(日本語の「射精」を意味する隠語)を打つことができました。
 第2部では終了10分前と終了時にメニジョの携帯に電話連絡が入り、制限時間いっぱいでモーテルを出てエスカレーターに乗り、店舗がある階でメニジョを見送った後、帰路に就きました。

−総合評価−
 フルサロンは日本にない遊び方なので楽しかったです。簡単に言うと、ノレバントウミ(カラオケコンパニオン)付きのカラオケに、そのトウミとアフターするというシステムです。
 男性スタッフへのチップは、今回、3人に対して合計70,000ウォン(約6,500円)に上りました。メニジョの話では、多い場合は一人当たり50,000ウォンを支払う太っ腹の客もいるそうですが、普通は10,000ウォンでも大丈夫だとのことでした。

 現地で風俗店やエスコートアガシの取次ぎをしているサイトを見ると、フルサロンの料金は日本円で5,000〜10,000円程度の仲介料を含めた価格で提示されています。フルサロンの利用に当たっては、予約の段階から中級程度以上の韓国語能力が不可欠なので、韓国の知人と一緒に訪れるか、そうでなければ、費用は少し高くつきますが、仲介業者を利用するといいでしょう。

 なお、フルサロンと似たような風俗店として、釜山にはプッチャンシッ(ソウル特別市中区北倉洞にある風俗店の方式という意味)の店舗もあります。こちらはフルサロンよりも少し料金が安く、サッカシまでのサービスになります。いずれにせよ、フルサロンもプッチャンシッも、複数で遊ぶと馬鹿騒ぎができるという評判です。

 京都支部 京都機動調査隊長 けいた (H28.06.14)

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