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業務報告「別府・大分合同調査報告」

by 黒川洋介氏


 こんにちは。
 「大分」と書いて「おおいた」と読む。知っているから当たり前だけど、大阪の「放出」を「はなてん」と読むがごとし。

 過日、別府・大分地区で執り行いました第7回九州地区公式合同調査につき報告いたします。
 なお、九州南支部管轄内で合同調査が執り行われるのは今回が初めてです。

 大分県は、別府市では元町・楠町にソープランドを中心に、大分市では都町にピンサロ(ご当地流サロン)を中心に、性風俗店が集まっています。もちろん、どの街に行っても「おにぃさんマッサージどぉ」と声をかけられるのは同じです。もしかしたら、日本で存在する数が一番多いのは、裏風俗「おにぃさんマッサージどぉ」業態ではないかと思えてなりません。

 別府市の風俗街は
 JR別府駅から歩いても15分圏内に存在し、また車で遊びに来た場合でも、ショッピングセンター「ゆめタウン別府」が風俗街の目の前に存在するので、無料駐車場として利用でき、交通の便は良いと言えます。
 立地的には、別府八湯(浜脇温泉、別府温泉、亀川温泉、鉄輪温泉、観海寺温泉、堀田温泉、柴石温泉、明礬温泉)の中の一つである別府温泉にあり、市営の竹瓦温泉を取り囲むように点在しています。
 元町・楠町には、ソープランドが20店舗、ヘルス・ピンサロが6〜7店舗営業しております。実態は不明ですが、呼び込みの方の話によると、高齢な姫が在籍するちょんの間も存在します。相場は、ソープが50分16,000円、ヘルスが40分8,000円が標準的な価格帯です。完熟女がお好きなら、直接ちょんの間に行くと30分10,000円となる様です。
 なお、竹瓦温泉は、入浴料100円ですので気楽に利用でき、ソープランドで遊んだ入浴剤の証拠隠滅にお薦めです。タオルは、温泉の目の前のお店に100円で売ってます。
 戦前は、別府温泉発祥の地である浜脇温泉が一大歓楽街で、レトロな遊郭の街並みが残っています。自治体条例によって現在地に集約されていったのでしょう。

 大分市の風俗街は
 別府と同じくJR大分駅から徒歩圏内の繁華街に存在します。飲み屋街の中に点在するピンサロは、都町流のご当地サービス店が大勢を占めており、料金体系を確認してAコース30分7,000円、Bコース30分10,000円などと、2種類存在するお店が目印です。見て歩いた限りでは、10店舗程営業しているのを確認できました。ぼったくり店ではない様ですが、正直、姫質の当たり外れが大きく、覚悟して入店する必要があります。
 全国的に存在するご当地流ピンサロですが、有名な西川口、福山、越谷、尼崎が壊滅状態にあるなかで、いまだに生き残っている貴重な場所だと思います。しかし、いつ一斉摘発にあってもおかしくありませんので、ご利用は計画的に。
 ヘルス、セクキャバも若干数ありますが、あえて行く事はないでしょう。参加者の間では話題にもあがりませんでした。
 デリヘルについては、合同調査参加者の体験レポートを参照ください。

 現代建築には、「ゲニウス・ロキ」という「ある場所の特有の雰囲気」を指す言葉であるそうで、「歴史を背景にそれぞれの場所がもっている様相である」と説明しています。実際、神社の鳥居をくぐると、俗世間と隔絶した深とした雰囲気を感じます。
 風俗街も、猥雑さが積み重なって我々の欲望をかき乱す一種独特な場を醸しだしており、夜になると霊的な結界とでも言える物が浮き上がってくるのか、一歩踏み込むとなんとなく下半身が疼いてきます。
 別府は、8世紀に発見された古湯として昔からの歓楽温泉街だった事もあり、そのゲニウス・ロキには強い力があるはずですが、残念ながら活かしきれているとは思えませんでした。

参加者は、以下の9名でした。

・KEN会長
  前夜祭も含めると大当たりの3連勝だった様で、九州南支部長に「再調査の必要ありですね」と指示されていました。肌身離さず持ち歩いてる新兵器を自慢する目がキラキラと子供の様に輝いていたのは、「おや、こんな時間に誰か来た様だ・・・」

・伊勢屋総務部長
  大分郷土料理とお酒に酔って戦線離脱してしまった、健康補助食品マニア。北海道や九州でしばしば見かけるとの噂があり、どこが自宅なのかは、当人にもよく判っていないらしい。最新型の捕鯨号購入を狙っているが、駐車場をどこに借りるのかも判っていないらしい。

・勝太郎東北支部長
  なぜか、九州の合同調査には欠かさず参戦の東北の方。会員の中でおそらくベスト3の調査移動距離を誇る行動力はどこから沸いてくるのでしょうかね。本人は「趣味との兼ね合い」と言ってますが・・・「九州に住みたい」とつぶやいていた気持ちよく判ります。

・sin九州北支部長
  とにかく雑学大王で、戦線を掻き回すのがうまく、いつのまにか「怪しいお店に入らないといけないのかな」と純粋な会員をその気にさせておいて、自分は疾風のごとく戦略的撤退する要注意人物。若い姫に「ちょっと・・・てみようか」が口癖。

・ででん福岡事務所長
  ここ一年間で好みが巨乳からスレンダーに大きく変わったと自己主張するも誰も信じてくれない苦労人。新規オープン価格で安い内にいい子を探そうと努力するも、オキニができないと嘆く「よだきがりで飽きっぽい性格(by本人談)」の持ち主。

・ユッシモ九州北機動調査隊長
  ぶりっつ氏を新たに師匠と仰ぐ事に決め、九州南機動調査隊長兼務をsin氏より推薦された「ぼくイケメン狩野」に匹敵する弄られキャラ。早速、師匠の薫陶よろしく、呼び込みからも止めた方がいいよと注意されたお店に突入したその後ろ姿は、涙なくしては語れません。

・DJ taka福岡事務所主任調査員
  はっきり言って、引きが強いです。今回も当たりだった様でレポートが楽しみです。押しの強いメンバーの中にあっても、自己を見失うこともなく調査に邁進する姿には、九州の次世代支部長としての頭角が顕れつつあります。

・ぶりっつ九州南支部長
  今回の主務。怪しげなお店調査が大好きな孤高の人。宮崎風俗界では「そのまんま知事」よりも有名で、氏が書く体験レポートの与える影響力が恐れられているのは、ここだけの秘密です。「みんなで集まって調査するのは楽しいな」とつぶやいていた気持ちよく判ります。

・黒川洋介風俗産業・経済研究室長
  今回の幹事。健康診断でウエストを測ったら、看護師さんから「大台ですね」と言われたしまったメタボ親父。

 今後の合同調査について
 次の候補地は、長崎県、鹿児島県、宮崎県ですが、合同調査を企画するに当たっては、ある程度まとまった数の調査対象となる風俗店の存在が必要ですので、宮崎県が最有力かなと思っいます。ソープ、ヘルス、ピンサロ、デリヘル、宮崎流スナックと揃っていますが、ただひとつ問題があるとしたら、ぶりっつ氏によってぺんぺん草も生えないくらい制覇され尽くされている点でしょうか。

 以上で合同調査の業務報告といたします。参加された皆様、お疲れ様でした。また、参加出来なかった会員の皆様、次の機会にお会いできる事を楽しみにお待ちしております。
 May a pinsalo be with you.

 研究部 風俗産業・経済研究室長 黒川洋介 (H22.10.13)

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