by 黒川洋介氏
こんにちは。
先日投稿しました歴史編に続き、地区別と業態別に九州地区の体験レポート掲載状況について明らかにしてみたいと思います。
西暦2009年(平成21年)12月31日までに掲載された九州7県の体験レポート総数「1180本」が対象となります。
九州を8地区に区分しております。
長崎、大分、熊本、鹿児島、宮崎は、各県別でそのままカウント。
福岡については、筑前地方は、経済圏としても性風俗の規模からも
・福岡地区(福岡市と近郊)
・北九州地区(北九州市と近郊)
と大きく二つに区分しました。
久留米を中心とた筑後地方は、地勢経済圏としての取り扱いで佐賀県に組み入れて
・佐賀地区(佐賀県と福岡県久留米市と近郊)
としてカウントしておりますのでご了承ください。
<地区別の体験レポート掲載本数>
日本三大歓楽街のひとつ「中洲」と九州交通網の要衝「小倉」を擁する福岡県筑前地方の体験レポートが、圧倒的な数(全体の60%)を占めています。
驚くべき事に、sin氏ひとりで、九州全域(8地区)の体験レポートの13%を書き占めています。
地区で見ると、北九州地区は、2人(アリー氏とユッシモ氏)で体験レポートの44%を占め、宮崎地区は、たった1人(ぶりっつ氏)で体験レポートの52%を占めています。この2地区はある意味、寡占状態と言えるかも知れません。
<業態別の体験レポート本数>
九州全域で200店舗以上ある性風俗の王様ソープランドは、お店が10店舗以上存在する地区が6ヶ所(中洲・小倉・熊本・別府・嬉野温泉・宮崎)あり、体験レポートでは群を抜いています。
<業態別の詳細>
各地区の業態別に体験レポートをカウントしたのが、下のグラフです。
各地区に存在する店舗型性風俗の数とほぼ同じ傾向を示しており、やはり、中洲と熊本のソープランド店の体験レポートが数を占めている事が分かります。
「歴史編」で書きましたが、西日本本部180部隊による二度に渡る九州遠征により、九州ソープ(特に熊本流ソープ)は会員諸氏の間で憧れとなり、その後のレポート投稿増加に大きな影響を与えています。
ソープ体験レポート状況(店舗数はレポート掲載店数、閉店も含む)
熊本 36店舗127本(平均3.5本/店) 5本以上レポあり:10店(10/36=28%)
中洲 89店舗182本(平均2.0本/店) 5本以上レポあり: 7店( 7/89= 8%)
*空港系5店舗57本(平均11.4本/店、熊本ソープ体験レポート中45%)で、熊本ソープの人気を独占していると判ります。
(お断り:熊本の名称不詳19本の内、17本が空港系で数に含め、2本は外しました。中洲の名称不詳1本は外しました)
各業態別に地区別の体験レポートをカウントしたのが下のグラフですが、いくつかの傾向があります。
・デリヘル・ヘルスで福岡地区が圧倒的なのは、「紫電効果(*)」であると思っています。
・ソープランドは、店舗数にほぼ比例していると考えられます。
・セクキャバで北九州が突出しているのは、ユッシモ氏の絨毯爆撃の賜物です。
・その他風俗で佐賀地区が伸びているのは、久留米市花畑地区のちょんの間が人気であるためです。
(*)紫電効果については歴史編で命名しましたが、詳しくは後日研究ノートで述べます。
<3業態の時期別体験レポート掲載本数>
ここで、店舗型性風俗のソープランド、ヘルスと無店舗型性風俗のデリヘルの掲載時期別の体験レポート掲載数を下記の通りグラフ化すると、3業態ともここ3年間で着実に伸びています。
2007年〜2009年の伸長率
・ソープ 214%
・ヘルス 203%
・デリヘル 408%
特にデリヘルの伸びは大きく、2010年には、年間の体験レポート掲載数がソープランドを追い越すのは確実と思われます。
デリヘル店舗の数(連絡入り口の多さ)や多様性(女性の質や人数)、駆け引きの楽しさから、会員諸氏の嗜好がデリヘルに移り変わってきているのが、九州でも傾向としてはっきりと現れていると言って良いかと思います。
もっとも合同調査での参加者の行動を見ていると、一晩で2店舗から姫を呼んでみたり、ソープ(ヘルス)で戦ったその夜食にデリヘルを呼んでみたりと、デリヘルの利用回数の多さがレポート投稿数に反映されているとも言えます。
最後になりましたが、先に投稿しました歴史編に引き続き、皆様の貴重な体験レポートにより本研究ノートは完成いたしました。ここに皆様のご努力と性力に対してあらためて敬意と感謝の意を表します。利用させて頂きありがとうございました。
独断と偏見の上、乱文で申し訳ありませんが報告いたします。
May a pinsalo be with you.
研究部 風俗産業・経済研究室長 黒川洋介 (H22.02.25)