〜©日本ピンサロ研究会〜

研究ノート「大阪ピンサロ奇考録〜総括編〜」

by ナイト内藤氏


列島激震行脚2009[大阪ピンサロ奇考録]総括編☆
☆列島激震行脚2009!☆
<<It is early, is cheap, and delicious!!>>
(早い・安い・うまい!!)

 ウッス(・∀・)ノシ☆ ナイト[このツアーを全ての日ピン研会員に捧げる]内藤です♪
 小生自身の勝手気ままな自己満足風俗店巡りイベント[列島激震行脚]の2009年度シリーズ「大阪ピンサロ奇考録」無事終了しました。
 2万円で5件の風俗店を周遊し、1日ヌキまくる道楽ツアー!!2009年のピンクサロン業界の現状が分かる今回のツアー・・・その軌跡を振り返りたいと思います。

列島激震行脚2009"大阪ピンサロ奇考録"ツアー!

★「ルージュ」@総合満足度:★★★★★

★「ドリームハウスOPA」@総合満足度:★★★

★「club DAKARA」@総合満足度:★★★★★

★「ナース物語」@総合満足度:★★★★

★「スチュワーデス物語」@総合満足度:★★★

最終残金:100円

 2万円で5件・・・予算内で何とか周遊成功!「1日限定&ピンクサロン5件を2万円」という内容でしたが、しっかり予算内で収まりました!!これって何げに凄いですよ!?

 今回、ピンクサロンという業態の最大のセールスポイントである「安さ」と「手軽さ」というピンクサロンの醍醐味を満喫できました。やはり低予算でも気軽に遊べる敷居の低さは特筆すべき点であり、他の性風俗の業態において類を見ない独特の雰囲気と場末感がありました。

 さて、それでは今回の列島激震行脚2009"大阪ピンサロ奇考録"ツアー!で得た経験を踏まえた上で、2009年のピンクサロンという業態の現状と改善点について小生の考察を述べたいと思います。

 ピンクサロンという業態は抜き有り風俗の中では特に「安さ」と「手軽さ」に特化した業態で、何よりも料金が安いという事は不況の渦中に身を置く風俗好きにとっては大きなメリットです。現在の風俗業界におけるピンクサロン、その「安さ」と「手軽さ」のメリット!!
 それは・・・
「低料金に起因する金銭面でのリピート(再来店)の容易さ」
「安かろう悪かろう前提の心理面での期待感の薄さ」
・・・でしょう!!この2点が最大の強みではないでしょうか!?それに加えて「予想以上の良嬢との出会い」や「(自分の心中において)価格以上の満足感を得た時の充足感の大きさ」がプラス材料として付帯し、集客の牽引力となっていると小生は考えます。
 2009年の現在、ホテルヘルス・デリバリーヘルスに代表される無店舗型風俗全盛の時代において、ピンクサロンに代表される店舗型激安風俗というカテゴリーは非常に貴重な存在です。
 しかし、それだけ大きなセールスポイントを持ちながらも衰退を続けるピンクサロン業界。そこには店舗側が提供するサービスと顧客側が求めるニーズにおいて大きな差異が存在する様に思えます。
 それは「安さ」と「手軽さ」のメリットを凌駕するほどの温度差となって業界全体の冷え込みを呼び込んでいる様な気がします。その中でも特に現在全盛の無店舗型風俗店との温度差には相当な違いを感じます。
 無店舗型風俗店…一部の例外もありますが、基本的にホテルヘルス・デリバリーヘルスの基本相場というものは概ね¥10000以上であり、地域差はありますが大まかな平均相場で60分総額¥13000〜¥15000といった高額料金となります。
 一般のサラリーマンや庶民的職業の人であれば、現在の無店舗型風俗の料金相場というものはそれなりにリスキーな金額設定と言わざるを得ません。小生にも経験があり、¥17000支払って超ド級のサービス地雷にブチ当たるという事例もあります。
 しかし、そういったリスキーな部分を差し引いても業態としてのホテルヘルス・デリバリーヘルスの隆盛は今や不動のものとなっています。その理由として挙げられるのは高額ゆえのドキドキ感・密室の高揚感&嬢と1対1の差し向かいなど、高額を支払っただけのクオリティーが存在しているというのが大きな要因と考えられます。
 ぶっちゃけ、無店舗型のサービスは受付さえ済ませれば、ホテル・自宅・プレイ用簡易施設など様々な場所でのプレイが可能で、当然箱物店舗ではないので自由恋愛的本番できるかな幻想が大きな魅力なのでしょう。
 箱物風俗店ではなかなか味わえない(味わいにくい)無店舗型特有の自由恋愛的達成感を満たす部分も現在の風俗業界のニーズの一つとなっていると考えられます。

 2009年現在ではただ漫然と射精するというサービスは当たり前となり、ピンクサロンという壁の無い業態では得られない(得られにくい)、それ以上に顧客満足度の高い射精が求められていると小生は感じています。
 それはピンクサロンの衆目監視の中での射精よりも人の目につかない個室において嬢と差し向かいでの射精に価値を見出す人の絶対数の違いが、そのまま現況として具現化されている様にも感じます。
 ピンクサロン業界が無店舗型風俗に代表される他ジャンルの風俗業態に遅れをとっている部分はそれだけではありません。手法が前時代的で古めかしい部分などは特異的かつ致命的と言わざるを得ません。
 その代表例と言えるのがweb情報の薄さと紙媒体への依存度の高さです。
 今やインターネット全盛時代であり、このHPですらweb上です。当然、風俗業界の宣伝媒体も広告や求人もアナログからデジタルへの移行が目立ちます。新聞や情報誌などに代表される広告費用を自店HPの開設や増強へとシフトしているのが最たる例です。
 その時代の流れについていけていないのでしょうか!?全体的に見てもピンクサロンという業態の店舗HPは他の風俗業態と比較すると少ないのが現状です。
今回の5件の中でも2件が自店HP無し、1件が形骸化した簡易HP、2件が自店HP有りという結果でした。

 2009年の現在の風俗業界において当たり前となっている自店HPの開設。ソープランドやファッションヘルス、無店舗型風俗店の多くは回線の高速化に伴い、HP上でド派手なフラッシュムービーや演出を施し、在籍嬢の見せ方や紹介手法においても創意工夫を凝らし、HPの完成度の高さで鎬を削っています。
 しかし、古くから営業を続けているピンクサロン店舗の多くは未だ後進的であり、そういったデジタル媒体に適応した環境が不完全なのが業態としての現状です。
 勿論、全ての店舗が後進的とは言いません。しかし、店舗を構え固定電話回線を持ちながらも新聞広告や風俗情報誌、口コミだけで営業を継続して、自店HPを持たないでいるピンクサロン店舗が多いのは事実です。
 デリバリーヘルスなど無店舗型風俗店においては個人契約のPHS回線しか存在しない薄霞の様な店舗でもHPだけはしっかり存在している場合がほとんどです。
 ピンクサロンの経営者サイドが旧態依然の考え方のまま、前述した新聞広告や風俗情報誌、口コミだけで営業を継続できている(利益が出ている)という負の連鎖が現在のピンクサロン冬の時代の呼び水になった事は間違いありません。

 今回の行脚においても小生の様な顧客サイド(エンドユーザー)と店舗側の考え方に明らかな温度差を肌で感じてしまいました。風俗店に限らず情報の取得方法は情報誌や新聞を見て店舗へと赴く方法から携帯電話やパソコンを経由したリアルタイムの店舗情報へと移行しています。
 そういった情勢の中で現在ピンクサロンという業態はデジタル媒体における情報量が圧倒的に不足しているのです。お目当ての店舗があったとしても、そこがどういったお店で料金は?女の子は?サービスは?といった必要な情報がweb上で出てこないのです。
 web上で詳細情報が確認できない店舗は自然と客足が鈍ります。それは今や「情報の最大の入手先である店舗HP」といった顧客ニーズを掴めていないからに他なりません。

 そう、今やピンクサロンは時代のニーズから外れはじめているのです!!

 これらの要因に加え、摘発に端を発する営業許可の取り消し・新規店舗の開店(営業許可申請)の難解さなどが加わり、衰退に拍車をかけているのが現状です。それ以外にも安価なハードセクキャバや手コキ専門店の台頭など、現在のピンクサロンという業態を取り巻く環境は厳しさを増すばかりです。

 それでもピンクサロンの灯を消してはならない!!

 ・・・そう、小生は声を大にして言いたい!
 数々の時代の潮流を乗り越え、摘発の波にも飲み込まれない歴史は持っています。大阪ではソープランドが消滅し、マンションヘルスも壊滅の憂き目に遭いましたが、それでもピンクサロンは残りました。
 ミナミ(難波)やキタ(兎我野)の浄化作戦で相当数の打撃は受けましたが、京橋ではホテルヘルスに負けていない未だ元気な業態です。ピンクサロンはこのまま終わらない、終われない!

 2009年は自民党政権の混迷から歴史的大敗を喫し、民主党が政権を掌握するといった政権の歴史的交代劇という大きな事件がありました。願わくば、ピンクサロンも第一党に復権する様な隆盛の一時代を再度築き上げて欲しいと切に願います。

 これにて列島激震行脚2009「大阪ピンサロ奇考録」閉幕!! 日本ピンサロ研究会の研究の一助となれば幸いです。ありがとうございました!

 親衛調査隊本部 参謀 ナイト内藤 (H21.12.30)

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総務部から補足事項
本レポートの寄稿者,ナイト内藤氏が運営しているサイト「風俗放浪記」も是非お立ち寄り下さい。
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