by ナイト内藤氏
風俗業に携わる人、必見!
今回は前回の[神様の行動規範]に対しての逆説論。前回はコーヒー猫26さんの協力の下、「お客様は神様です。」(客=神)の「神様の行動規範」について「客」(神)としての心構えを説いたお話でした。
今回は「神」である「客」の視点からみた風俗の現場について述べようと思う。
※なお、今回は不特定多数の風俗ファン20人に回答して頂いたアンケートを基に小生の考察を交え論じたい。
ズバリ、論点は3つ!
●風俗店の従業員で「不快に感じる」ポイント。(接客する嬢は除く。)
●接客担当の風俗嬢で「不快に感じる」ポイント。
●「客」視点で考える「良い風俗嬢」「風俗嬢の理想像」。
・・・以上、3点。「客」の立場・視点を中心にした場合、どの様な傾向が望まれて、嫌がられるのでしょうか?今回は敢えて「店舗」(ハコ)の概念を除いています。あくまでも「人」についての考察です。
では早速、一つ目の論点「風俗店の従業員で不快に感じるポイント」についての回答を見てみましょう。
●風俗店の従業員で「不快に感じる」ポイント。
(接客する嬢は除く。)
▼徹頭徹尾、事務的・無機質な従業員。(a-Type)
▼システム・料金を把握していない従業員。(a-Type)
▼横暴な態度で客を客だと思っていない従業員。(a-Type)
▼声が小さく、何を言っているのか解らない従業員。(a-Type)
▼「いらっしゃいませ」の一言すら言えない従業員。(b-Type)
▼指名の強要など強引なセールストークの多い従業員。(b-Type)
▼客の面前で部下や女の子に怒鳴り散らす従業員。(b-Type)
▼従業員同士で客に聞こえるような声量で雑談をする従業員。(b-Type)
▼頭がボサボサ服はヨレヨレの清潔感の薄い従業員。(b-Type)
まぁ、どれもこれも酷い従業員の一例です。しかし、これらの意見を分析すると大きく2つの不快感に分類されます。それは「個人レベルの不快感」(a-Type)と「店舗レベルの不快感」(b-Type)です。
「個人レベルの不快感」(a-Type)、これは小生を始めとした「客」と相対し、接客した従業員個人の人間的レベルの低さや魅力の薄さが問題となっているものです。これらは個人としての「質」への不満であって、店舗サイドに対する不満というわけではありません。
しかし、「店舗レベルの不快感」(b-Type)。これはかなり深刻で問題があります。なぜなら、問題となっている「不快感」が店舗に蔓延している空気…つまり意識レベルや教育レベルの低さによって呼び起こされているからです。「店舗レベルの不快感」は幹部社員のずさんな営業方針が招いている愚かな事例です。「店舗レベルの不快感」(b-Type)を味わった事のある店舗は要注意です。
「たまたま態度の悪い店員に当たって不快な気分を味わう」のと「毎回行く度に不快な気分を味わう」では、その違いは歴然としたものでしょう。いくら馴染み(指名)の女の子がいたとしてもフロントマンが不快感を与える態度を露出している様では通う足も自然と遠退くというものです。
では、次に「客」に実際に一番近い場所で接する事になる「接客担当の風俗嬢で不快に感じるポイント」を見てみましょう。
●接客担当の風俗嬢で「不快に感じる」ポイント。
▼会話が成り立たない嬢。
▼一方的にしてくる話が長い嬢。(特に彼氏の話題)
▼風俗に来る男を見下した話をする嬢。
▼すぐに終わらせようとする嬢。(時短)
▼基本サービスのキスを拒否する嬢。
▼手コキなどで明らかな手抜きをする嬢。
▼客の望むサービスを黙殺(無視)する嬢。
▼体調不良を理由にサービスが出来ない風俗嬢。
▼サービスの最中にため息を漏らす風俗嬢。
▼明らかに過剰反応・演技爆発の感じたフリをする嬢。
▼従事する風俗の仕事を「こんな仕事」と言い放つ嬢。
▼客を無視して勝手気ままに振る舞う嬢。
以上が、接客担当の風俗嬢で「不快に感じる」ポイントです。
ちなみに一番多かった不快指数の高い回答は「会話」。意外ではありませんか?「客」は「サービス」以上に接客担当の風俗嬢との「会話」に対して過敏に不快感を示す事が多い様です。確かに雰囲気作りの第一歩は「会話」から始まります。その第一歩で嬢の一方的なマシンガントークを聞かされたり、嬢が見下した対応で会話してきたら不快感は容易に高まる事でしょう。肉体的欲求の解消は当然として、精神的にも癒されたい欲求が具現化した結果と言えるでしょう。
では、次に「サービス」についてはどうなのでしょうか?「客」が感じている「サービス」に関しての不快感は実は一極集中しています。それは総じて「手抜き」に対してのものです。嬢のサービスの「上手い・下手」に対する不満は挙げられていません。これにより「客」が嬢に求めているものがサービス(仕事)に対する「テクニック」(技術)よりも「やる気」や「誠実さ」、つまりここでも精神的なものを求められているのです。いくら嬢自身に高度な技術があったとしても時短や手コキに代表される「手抜きプレイ」が入ってしまっている様では満足は得られないのです。
つまり、接客担当の風俗嬢に求められているものは「技術的満足感」よりも「精神的満足感」なのです。精神的充足が高まれば、不快感も自然と消滅する事でしょう。
それでは、前項の「接客担当の風俗嬢で不快に感じるポイント」を踏まえた上で、最後に「客」にとって「良い風俗嬢」「風俗嬢の理想像」について考えてみましょう。
●「客」視点で考える「良い風俗嬢」「風俗嬢の理想像」。
▼些細な事でも気が利く嬢。
▼サービス精神が旺盛な嬢。
▼感受性豊かで表情の柔らかな嬢。
▼客の気持ちを上手く盛り上げてくれる嬢。
▼聞き上手で、客の話題にきちんと対応出来る嬢。
▼勘違いさせない程度の細やかな気遣いが出来る嬢。
▼時間が余った時の対応(添い寝や膝枕など)ができる嬢。
▼客に合わせたサービスの組み立てが出来る嬢。
▼客の事を記憶していて、再来店の時に喜んでくれる嬢。
▼客の(精神的に)喜ぶツボを心得ている嬢。
▼「風俗の仕事が好き」とはっきり言える嬢。
▼仕事に対してやる気とプライドを持っている嬢。
▼客を大事にしていると感じられる嬢。
これが「客」の求めている「良い風俗嬢」「風俗嬢の理想像」についての回答です。
接客・サービス業において至極当然の事ばかりなのですが、風俗業も接客業の一種でありサービス業です。基本の積み重ねが「良い風俗嬢」となり、その発展型として「風俗嬢の理想像」に近づくのだと思います。
回答に目を移してもらうと前述の回答の箇条書きを上から下に降りていくにしたがって、フリー・初来店客の求める事例→常連・指名客の求める事例…と、変化の過程がよく解ると思います。
さらに述べるならば、箇条書きを上から下に降りていくにしたがって「良い風俗嬢」→「風俗嬢の理想像」に近づいていくものとも考えられるのではないでしょうか?前項の「接客担当の風俗嬢で不快に感じるポイント」の解消後、現場の風俗嬢に求められる事こそ「良い風俗嬢」「風俗嬢の理想像」についての回答に具現化されていると考えられます。
人によって考え方は千差万別ですから「これが正しい答えだ!」とは正直、言える自信はありません。しかしながら、「当たらずとも遠からずな答え」である事は間違いないと自負しています。
3つの論点…風俗店の従業員で「不快に感じる」ポイント(接客する嬢は除く。)・接客担当の風俗嬢で「不快に感じる」ポイント・「良い風俗嬢」「風俗嬢の理想像」・・・について、ある程度の答えを導き出したと思います。「客」の立場・視点で望まれる事、嫌がられる事とは何であるのか?
「客」である貴方の通っているお店で、風俗店の従業員→接客担当の風俗嬢…の流れに不快なポイントが何処かにあるのであれば、小生は「風俗放浪」を勧めます。
逆に、店舗運営側の貴方!大事な顧客に不快な思いをさせて逃がしていませんか?「逃した魚は大きい」といった言葉もあります。再度、足元を見直してみては如何でしょうか?
ここまで仰々しく論じてきましたが、実は貴方にとっての本当の「答え」は貴方自身の胸の内にあります。今回の駄文が、その答えの一助となれば幸いです。
※今回の質問に答えて下さった方々、本当にありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。
京都支部長 ナイト内藤 (H16.03.20)