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研究ノート「治験ボランティア体験記」

by 越谷竜氏


 合体大好き「越谷竜」です。今回は風俗レポではなく、治験の体験談をご報告します。

 当方、実はアラフィフであり、風歴は約25年です。若い頃は抵抗力もあり、性感染症は他人事でした。しかし、35歳を過ぎた頃より少しずつ抵抗力が衰え「淋病」を発症。そして、昨年「性器ヘルペス」を受傷してしまいました。

 「淋病」はNFで感染した模様でした。ドクター曰く「女性の喉に菌が宿っていたんですね。女性の場合、自覚症状が少ないので発見が遅れがちです」とのこと。○体が大好きですが、G着ですので感染したのは喉としか考えられません。ですが、淋病は飲み薬で完治します。そして、今回の「性器ヘルペス」はといえば、ウイルス感染です。どこで感染したかは不明です。このウイルス、現代では完治することは出来ません。薬を使用してウイルスを封じ込めるだけしかできません。そして、厄介なことに再発を繰り返します。

 疲れの溜まった時や体調の悪い時に症状が現れます。現代医学では、この病気に対しては「症状をいかに抑えるか、いかにウイルスを封じ込こめるのか」、この治療方法しかないそうです。そして、この病気に対抗する薬は1種類しかなく外国製品で、おまけに高価なのです。

 そこで、今回、私が体験することになる「治験」ですが、国産の安い治療薬を開発しようというコンセプトで、全国で約300人の方が協力しているそうです。
 以前から、「治験」の話を聞いてはいたのですが、体験するチャンスには恵まれませんでした。しかし今回、たまたま「再発」してしまい、ドクターから「治験」を勧められ協力することにしました。
 早速、クリニックに行くとコーディネイターがお待ちかねです。治験薬の目的とその副作用をこんこんと説明され、リスクのあることを重ね重ね強調されます。私としては、今後この病気にかかってしまった同志を一人でも多く救うために、人肌脱ぐ決心なので同意書にサインしました。

 治験薬は、2種類を同時に飲みます。1つは新薬でもう1つは既成薬です。ですが、2種類の内1種類は全部ダミーの薬です。どうしてダミーが混じっているかと言えば、被験者が気分的に「新薬だから効かない」とか、「既成薬だから効いた」という、錯覚をなくすため、どちらを飲んだか被験者には分からない仕組みになっているからです。ですので、既成薬にあたる方と新薬にあたる方がいることになります。両者を比較してその効果をみるのです。完治まで5日間の試練が始まりました。

 治験スタートにあたっては、患部の写真撮影や血液検査、採尿があり、いよいよ薬を飲みます。副作用が出ないか心配です。意外とビビリなので、その夜はあまり良く寝られませんでした。こうして初日は終了です。患部に特に変化はありません。

 2日目、朝、患部を確認しますが状況はあまり変わらず、米粒大の潰瘍が2個所あります。そして、1日3回治験薬をのみ毎日通院します。そのたびに、患部の写真や潰瘍の組織を取ります。特に体調に変化はみられません。副作用の自覚症状のありません。

 3日目、患部が少し乾き始めました。こうなると大体治るサインです。体調に変化なし。通院も普通に行いました。薬が効いているのでしょう、果たして新薬なのか、それとも既成薬なのか・・・気になります。

 4日目、患部の状況は改善されていて、過去の経験から完治が近いことを悟ります。案の定、ドクターからは「治癒だね」のお言葉。でも、完治にいたるまで、新薬の効果なのか既成薬の効果なのかは判断はつきません。

 5日目、最終の採血と採尿で終了です。意外と、あっさり終わった感じですが、2日目の時には、副作用がいつ頃くるだろうか・・・という不安に襲われ、熟睡は出来ませんでした。

 でも、終わってみて「医学に少しは貢献できたのかな」という感じはしています。このまま、副作用が出ないことを祈ります。

 今後、不幸にもこの病気にかかってしまい、ドクターから「国産と外国製と2種類の薬がありますが、どちらにします?」と聞かれたら、私の体験談を思い出していただければと思います。そして、この体験談を読んでいただいた皆さんには、風俗にはリスクが付き物だと覚悟して遊んでいただきたいと思います。

 最後になりましたが、治験に協力すると若干の手当が支給されます。完治の祝いに○体しにいきますか・・・。

 最後まで、お付き合いいただきありがとうございました。

 (H22.07.04)

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