by KEN氏
いつも閲覧頂き,ありがとうございます。KENです。
このたびは,当会の15周年にあたり,総務部長より,標記題目にて一筆認めよとの指示により,駄文ですが投稿させて頂きます。
実は当会が今年15周年だと言う事は,当会のデータマンこと19の昼さんが,懇親会の席で教えてくれて初めて気が付いた次第です。。。なんとも情けない話です。毎日更新をしていると,逆に年単位の感覚と言うものが麻痺してしまうようです。
わたくしの当会とのかかわりは,遡ります事15年前,平成10年に入会した事から始まりました。当時はわたくしで14人目の会員と言う事で,とてもこじんまりした会だったわけですが,平成12年に管理人及び会長業務を引き継いだときは,42名だったように記憶しております。
既に管理業務を引き継いで13年が経過したのですが,感覚としては,つい昨日のようなに感じます。
わたくしにとって日ピンは,既にライフワークであり,生活の一部と言うか人生の中心になってしまいました。実は平成15年12月14日から今日まで,休み無く更新してきたわけですが,10年毎日している事は他に。。。小便と呼吸くらいかもしれません。食事だって,欠かす事があるのに,更新は欠かさなかったこの事実,これについては,素直を自分を褒めてあげたいと思います。
ただ,その更新も,わたくしがいくら行いたくても,コンテンツが無ければ出来ないわけで,これは会員諸兄の助力が無ければ出来なかったのも,間違いの無い事実です。
一応は「会長」などと呼ばれていますが,実際のところ,なんら権限のない「会長」です。指揮命令関係のない集団での会長なので,これは当然なのですが,それでも,会員の皆さんがわたくしのことを大切に扱って頂いているな。。。と感じることが多々有ります。いつも非常に申し訳ない気持ちで一杯です。
といいますのも,当会の会員の皆さんは,非常に優秀な方が多いのです。それどころか,社会的な地位・立場など,読者の皆さんが聞いたら,驚くような立派な方が多く在籍されています。ある会員が「もし日ピンの会員だけで会社を作ったら,凄い会社が出来ますね」と言っておりましたが,恐らくその通りだと思います。わたくしがその方の会社なり団体なりに職を得ていれば,間違いなく,雲の上の存在になる方が多数居られます。ほとんどの方が,社会的にはわたくしよりも,信用も,地位も,名誉もある方ばかりです。
そんな方々から「会長」と呼ばれるのは,とても恐縮しております。
わたくしが常日頃心がけているのは,やはり謙虚であれ,という事に尽きます。人間,会長などと呼ばれると,勘違いを始めてしまうものですが,そんな思いを絶対持っていけません。わたくしは人の上に立っているのではなく,単に会員の鎹であり,たまたま,サイトの運営管理をしている一会員である,と常に言い聞かせております。というか,それが当会会長の正しい姿と思っております。
有る会員は当会を「大人の遊び場」と表現しておりましたが,非常に絶妙な表現で,そこには上下の関係はなく,水平の関係があるだけです。わたくしは,その遊び場の砂場の地ならしをする用務員でなければなりません。
振り返ってみると,当会に出会って,わたくしの人生は,実は劇的に変わってしまったと思います。まさか15年前は,これだけ日本各地をグルグル回るなど思いもよりませんでした。既に46都道府県に行き,全都道府県に足跡を残すのも時間の問題となりましたが,日ピン研に入っていなければ,間違いなくそのような事はなかったと思います。
また,会長職をして,マネジメントと言いますか,組織運営の難しさを体験できたのも,貴重な経験です。企業や役所は,人事や予算,職務命令などを通じて,上意下達が出来るわけですが,当会のように,指揮命令関係も無い場合は,組織を束ねるのは,人同士の信頼関係しかありません。命令できない以上,ある意味,実社会の組織運営より遥かに難しい運営かもしれません。そのため,簡単なメールは別として,メールも,一語一句を精査して,相手に対して不快な思いをさせていないか,命令調になっていないか,自分の意思が伝わるか,を自問自答し,書き上げてから時間を置いて再度見直して送信しております。
よく,人事は人を育てる,と言いますが,正にわたくしがそれで,学歴も,社会的な地位も信用もない人間ですが,当会の会長となってから,非常に色々な事を考え,一呼吸置いてから踏み出すようになりました。恐らく,わたくし以外の方が会長になっても,少なくともわたくしと同程度の事は出来るものと思いますし,わたくし以上の素晴らしい仕事をする方がほとんどだと思います。
また,当会会員の皆さんも,○○支部長や○○課長などに異動となると,自然とそれに相応しい活動をされている姿を見ても,やはり,人事は人を育てるんだな。。。とつくづく思います。
そんな事を実感できたのも,当会を運営していたからこそです。
そんななか,一番得たものは,やはり会員の皆さんでしょうか。日ピンに入会していなければ,絶対に袖さえも触れ合う事が無かったであろう方々と知己を得て,色々勉強させて頂いたのは,何物にも代えがたい,無形の財産です。無形なるが故,お金でも買う事が出来ない,貴重な財産です。
15年間大変な事もありましたが,わたくし自身を大いに成長させてくれた,当会と会員諸兄には,改めて御礼申し上げます。
そして,これからもどうぞよろしくお願いいたします。
日本ピンサロ研究会 会長 KEN (H25.09.12)