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随筆「韓国は味方なのか?」

by KEN氏


 こんばんは,KENです。すいません,今回もレポートではありません。管理人の自己満足の極み,独り言であります。おまけに風俗とは全く関係ございません。管理人の独善に基づくもので,読まなくても結構ですし,韓国好きの方は読まないほうがよろしいです。

 過日,我が海上保安庁(Japan Coast Guard:敢えて英訳も併記する)の巡視船が,わが国の排他的経済水域"EEZ"(※1)において,違法操業を行っていた韓国籍の漁船に立ち入り検査(※2)を行うため停船を命ずるもこれに従わず逃走を図り,韓国の排他的経済水域内で韓国海洋警察庁の巡視船(新聞によっては警備艦と標記)がこれを保護し,日本側の捜査妨害と犯人を隠避する事案が発生した。
 この事案で,韓国メディアは,傷を受けた漁船員の姿を映像に流し,警棒で叩くなど海上保安庁の行き過ぎた捜査があった,と報道しているという。連中は移乗した海上保安官を羽交い絞めにしたり船橋から追い出す暴行を働いている。暴れる被疑者を制圧するのに警棒の使用は正当であるし,その際,若干の負傷は法律の予定するところだ。街中を歩いている人を警棒で叩いたのとは訳が違う,そうした負傷を負った原因を報道もせず,結果だけにスポットを充てる韓国メディアのやり方は,対日報道におけるお得意の捏造報道だ。おまけに,韓国政府は漁船を捕捉したのが韓国のEEZであるから韓国側が捜査すべき,と主張し,韓国海洋警察庁

「海上保安官が暴行したことへの謝罪と損傷した漁船の損害賠償二千万ウォン(約二百十三万円)の要求が盛り込まれた」

と発表したそうだ。現場では現場で

「日本側(海保)を漁船の器物損壊,乗員を負傷させた傷害で取り調べたい」

とまで言い放った。厚顔無恥も甚だしいというか,よくも政府機関がそのような発表が出来るなと,かなり神経を疑う。

 そもそも,EEZは領海ではない。字面通り,排他的に「経済活動」を行う事が認められた海域に過ぎず,これは公海である。EEZに総ての主権が及ばないのは自明の事であり,犯罪捜査に関し,韓国側には何の権限もない。逆に日本側は自国EEZ内で発生した経済事犯についての捜査であり,追跡を継続している以上,領海内はおろか,公海上でも,場合によっては他国領海内でも捜査権限(主権)を行使しうる立場にある。くどいが本犯は韓国側EEZ内の犯罪でも,公海上の一般犯罪でもない。単に韓国海洋警察庁がEEZと言う公海上で,自国漁船を匿っているに過ぎない。早い話しが韓国海洋警察庁も「犯人隠避」の刑法犯である。

 結局今回も韓国の言うとおりに決着した。おまけに韓国政府は今回の事件に関連し

「韓国漁民と船を守ることができた」(※3)

とし,30名ばかりが表彰されると言う。馬鹿にするにも程がある。
 韓国漁船が対馬周辺海域で一体何をしているのかご存知だろうか?もちろん,韓国当局は黙認している。以前報道されたものを何度か見たが,平気で巡視船に体当たりをし,物を投げつけてくるのだ。そして,高速で逃走し,韓国領海ではご丁寧にも韓国の巡視船がそれら違法漁船を出迎え,海上保安庁の捜査はそこで終わる。。官民一体の違法操業なのだ。
 この事件の数日前に,沖縄ではやはりEEZで台湾漁船が水産庁の漁業取締船に拿捕されている。台湾漁船は停船命令に従い停船し,立入検査に応じ,拿捕された。もちろん,台湾海軍も出動していない。これが普通なのだ。韓国政府にこの対応を見てもらいたいものだ。

 現場の海上保安官の労苦はどれほどのものか,私には分からないが,荒れる日本海で逃げようとする船に接舷し,移乗する事だけを見てもどれだけ危険かは分かる。桟橋に係留されている船に乗船するにも手すりにつかまらないと海に落ちそうになる,それを彼らは波のうねりが激しい海上で飛び移って乗り移るのだ。海に落ちたら,船に挟まれるかもしれない,後方の推進器に巻き込まれるかもしれない,冬ならその危険は何百倍にも増す。正に命がけの取り締まりだ。何も漁業権を守るためにそこまで,などと言う人が居れば,それは大変な間違いだ。これは漁業権を守るだけでなく,国家の主権を守る防衛に並ぶ重要な業務なのである。一事が万事,こいった事の取締りに手を抜けば,さらに日本は韓国に舐められ,より大きな主権の侵害に発展する事は目に見えている。
 きっと今回の決着で最も悔しい思いをしているのは,現場の海上保安官たちだろう。いくら命を張って頑張っても,政府がこの弱腰では彼らは報われない。

 政府は日韓関係の発展のために妥協したようだが,何故ここまで譲歩しなければいけなかったのか,納税者に具体的に説明して欲しいと思う。一方的な譲歩は,これ,交渉でもなんでない。屈服だ。今回も両国政府が解決したのではなく,日本政府が屈服しただけだ。
 韓国はその昔,日本国内で,政府機関が誘拐を行った実績(※4)のある国である。正に主権の侵害だ。別に私は金大中がどうなろうとそんな事はどうでもいい,日本の主権を侵した事が問題なのだ。そして今回また主権を侵害した。竹島(※5)も未だに占領したままだ。教科書問題や首相の靖国神社参拝問題と恐ろしいほどの内政干渉をしてくる。教育問題は,防衛と並び国の根本的な事業だし,国家のために戦った人々を追悼する権利まで奪うとは権利のみならず,精神にまで干渉する,そんな国と何故いつまでも妥協していかなければならないのか?事ある毎に「過去の清算・謝罪」を持ち出し,問題をすり替える事しかしない国に,何故いつまでもわが国は振り回されなければならないのか?何度も謝罪をし,経済援助もしてきたにも拘わらず,彼らは「まだ謝り足りない,もっと誠意を見せろ」と壊れたお喋り人形のように同じ文句を繰り返すだけだ。去年,彼の国の大統領は

「任期中は歴史問題を持ち出さない」

と仰っていたはずだが,物忘れが激しいのか,それとも,元首までも約束を守らない国民性のなせる業なのか分からないが,いずれにしろ,平然と約束をあっさり反故にするような国と真っ当に話せる訳もない。
 韓国では,終戦後,反日熱が高まった。それは韓国における反日教育の賜物である。確かに,日本は韓国を併合した。彼らは植民地にしたと言うが,欧米的な基準で言うそれとは明らかに違うだろう。植民地とは本国が搾取するだけで社会資本の充実や教育・防疫に力を入れることなどないはずだ。現在の韓国の基幹的鉄道網を完成させたのは何処の国か?治水・治山を行い耕地面積を飛躍的に増大させたのは何処の国か?身分制度を廃止させたのは何処の国か?学校制度の基礎を築いたのは何処の国か?そんな教育は一切していないだろう。インドの鉄道と韓国の鉄道網を比較してみて欲しい。インドの鉄道網はイギリスが輸出品である綿花の輸送のため鉄道を敷設した。そのため都市間輸送はあまり効率が良くないと聞く。が,韓国は違う。軍事用という側面もあったが,社会資本の一つとして鉄道を建設したのだ。
 植民地なら軍の正規将官に植民地人を登用するのか?国立大学を建設し植民地人を入校させるのか?そんな植民地経営はないはずだ。イギリス軍にインド人の正規の少将がいたと聞いたことはないし,フランス軍にベトナム人将校がいた事も聞いた事がない。しかし,帝国(日本)陸軍には韓国出身の将官がいた。最高位は私の記憶では中将(もしかしたら少将かもしれない)で,名前も改名せず(要は韓国での日本風の改名は強要された訳ではないということだ)在籍していたし,京城帝国大学(※6)(京城は現在のソウル)には韓国人の学生も多くいたと言う。
 日本が朝鮮を併合し,権利の制限(参政権等)を受け,言語の強要(日本語は「国語」として教育された。当初はハングルの教育も平行して行っていたが後に廃止し,教育は日本語に一本化)などがあったのは事実であるし,併合当初は反日分子の粛清も行われた。現在の目から見れば尋常でないと見られるが,当時の状況も勘案して,冷静に見る必要がある。少なくとも,それ以上に酷い植民地経営を欧州諸国はしていたし,それが世界の常識であり,国際法上も当然に容認されていた。日本はその基準に照らしてどうだったか?少なくともイギリス人よりは紳士的に行動したはずだ。韓国人は日本が悪いと言うばかりではなく,何故,日本に併合されてしまったのか,その事を少しは考えてみるべきだ。絶対に日本が100%悪いことはありえない。

 私は大使館員の引き上げ程度の措置はしなければならないのではないか,と思う。個人的には国交断絶が最もいいのだが,それも大人げがない対応であろう。
 先ず,巡視船の修理費用と,今回の出動に要した費用の要求をすべきだろう。燃料費,保安官の出動に伴う各種手当等,連中が犯罪者の犯罪に伴う損害を請求するなら当然の費用だ。
 次に,法律の制定を求める。韓国漁船が他国EEZ若しくは領海内で無許可で操業した場合の罰則規定と他国が要求した時は身柄の引渡しもする旨の規定を盛り込んだものを。

 さらに,竹島からの早期の撤収,日本国内の韓国人による犯罪に対する謝罪と賠償も要求すべきだろう。韓国が常に「過去の問題」を持ち出して絡め手で交渉してくるなら,こちらも徹底的に僅かでも連中の不利を攻め立てるべきだろう。
 当然の事ながら,会談もキャンセルしてしかるべきである。

 今後も海上保安庁には是非頑張ってもらいたい。より高速の巡視艇を建造し,武装も強化したものを。さらに毎日の韓国違法操業の実態を公開するのもいいのではないか。web上で本日の違法操業船数を公開し,取締時は動画で記録し,韓国漁船の実態がいかに酷いものか,逐一公開するようにしてもらいたい。時折テレビの番組改変期だけ放送される特番ではなく,常時,そういった映像を国民に公開した方が,国民も分かりやすいと思う。

 私は今回の事件で,日本がもう少し強気に出てくれると期待していた。こんな事を続けていては,いずれ取り返しのつかないことになる。サイレントマジョリティは確実に反韓国に傾きつつある。散々韓国に叩かれ続けてきた代償は,彼の国に根強い不信・反感を生むだけである。もう日本の民衆は辟易している。「日本は叩けば言うことを聞く。過去を持ち出せば何も言わない」と韓国は思っているのだろうが,カードを切りすぎたのではないだろうか。最近の日本の新聞の論調と20年前の新聞の論調を比較してみればいい。日本の姿勢が確実に変わりつつある事が分かるだろう。ここ5年ほどで日本国民も「ナショナルプライド」をようやく身に着け始めてきている。これがどういう意味か。。いずれ日本も我慢の限界に達する時が来る,その時,韓国はどう対処するつもりなのだろうか。。。
 私には生まれてから今の今ままで家族同然の付き合いをしている在日韓国人の知人が居る。私の母を彼らは「お姉ちゃん」と呼び,彼らの母を私は「オモニ」,父を「アボジ」と呼ぶ。そんな間柄だ。ブラザーフッドに涙し,韓国料理は昔から食べていたし,我が家では普通の食事だ。一般的な方よりは,韓国・朝鮮というものに理解がある人間と思っている。そういう人間がここまで考えている,その事実を,日本政府はもとより,韓国政府も考えた方がいい。

 最悪の事態を避けるためにも,日本政府はそろそろ強気の姿勢を出すべきと信じる。

 追記
 日曜日の朝,TBSの番組に出演していた法政大学の女性教授だかがとんでもない馬鹿なことを言っていた。日本側が挑発しているように見える,最近対中・対韓関係でそれがエスカレートしている,と。。。こう言うバカな進歩的文化人とやらのために,今までどれほど日本国民は煮え湯を飲まされてきた事か分かっているのだろうか?言論の自由だから仕方ないが,こんな事は大学の中だけで言っていて欲しいものだ。所詮は出演料を貰ってお気楽に自説を後先の考えもなく話しているだけだろう。個人的に利益を受けている,すなわち,私利私欲の言論に,果たして自由を保障する必要があるのか疑問な所だが,この映像を韓国メディアが利用する可能性もあるのだ。その時,この教授の言っていることがあたかも日本の大衆世論の意見のように紹介されてしまう事が十分に危惧される。流石に他の出演者も相手にしていないような雰囲気がブラウン管からも伝わったのは,唯一救われる点だ。

※1 http://www.geocities.co.jp/WallStreet/7009/mg000827.htm

※2 http://www.houko.com/00/01/S24/267.HTM

※3 http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/06/03/20050603000045.html

※4 http://nyt.trycomp.com/hokan/0014.html

※5 http://www.pref.shimane.jp/section/takesima/top.html

※6 http://www.geocities.jp/nakanolib/rei/rt13-103.htm

 日本ピンサロ研究会 会長 KEN (H17.06.06)

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