〜©日本ピンサロ研究会〜

ピンクサロンにおけるパフォーマンスに関する一考察

by JT氏


1.始めに

現在ピンサロに求められているパフォーマンスを、他の風俗と比較検討する事によって風俗における優位性を検証してみたい。

2.風俗としてのピンサロの特徴

 1)徹底的に、コストを削減した営業形態。
 2)サービスの簡略化。
 3)薄利多売の実践。

以上に集約される。これは、通常の販売業態に当てはめるとディスカウントストア(以下DSと略す)経営の特徴と同一であるが、ピンサロは風俗のDSでは無いし、そうであってはならない。何故かというと、風俗のなかでもピンサロは特異な存在だからであり、独自の文化を構築しているからである。それは、風俗で満足を得るプロセス別に分類すると理解しやすい。

3.風俗のプロセス的分類

1)本番そのもので満足を得るもの:ソープランド、ホテトル、など
2)擬似本番で満足を得るもの:ヘルス、イメクラ、SMクラブなど
3)抜きその物で満足を得るもの:ピンサロ
4)付帯的な要素として、抜きがあるもの:アジアンエステ、性感エステ、回春エステなど

以上のようになる。これを、分析するとピンサロがいかに最低限のプロセス(局部刺激)で、満足を得られるかがわかる。しかも基本的に一方通行のサービスが原則で尚かつ、献身的なサービスをである。
 風俗産業はどんな業態であれサービスを受け、それに対する対価を支払う場所である。基本的に、対価を基準にした場合、コストパフォーマンスとして表され、技術を基準とした場合テクニカルパフォーマンスとして表される。
 しかし、一般的にピンサロは、他風俗より認識度が低く、明らかにコストパフォーマンスに優れた風俗としての認識しか持たれていない。しかしそれだけでは無い事は事実である。そこで次項でこれらを検証し、ピンサロの優位性を証明してみたい。

4.ピンサロ文化の優位性

 通常サービスを受けるという事は、ユーザー側が受動的立場になり、サービスを行う側が能動的立場になるが、風俗に関しては、あくまでも選択肢の一つではあるが、この逆が成立する。ソープやホテトルなどは最終的に本番を行う過程で、ヘルスなどは、プレーのシステムのなかに盛り込まれているが、唯一ピンサロだけが採用されていない。逆にそれが、ピンサロの優位性に関係してくる。
 ピンサロは、テクニカルパフォーマンスにおいて、他風俗よりハイパフォーマンスである。その理由は、前技的テクニックを用い、ユーザーに満足感を与えなければならないからであり、そのために、卓越したテクニックを駆使する必要があるからである。更に短時間そして、狭い空間という条件がつく。言い方を変えると劣悪な環境においてサービスを行わなければならない。しかし、これがコストパフォーマンスにおけるピンサロの優位性を支えているのも事実であり、またピンサロ独自のテクニカルパフォーマンスを生みだしたといっても過言ではない。それは、次の通りである。

1)サービスに演技が無い。
2)個人差は有るが、口でのサービスに卓越したテクニックを持っている。
3)一部ではあるが、花びら回転と言う独自のシステムがある。

1).2)は、ピンサロの生命線であり、まさに真剣勝負の世界である。そして、他の風俗には無い特徴であり、優位性でもある。
2)に関しては、他風俗でも重要なファクターである。しかし前記したようにピンサロにはこれしかない無いのである。あくまでも他風俗はトータルサービスの中の一部であり、付随する物である。

5.総括

 ピンサロは、日本が世界に誇る独特の風俗文化である。否、真似できない文化である。これほど繊細、且つ、大胆で男性本位の風俗は、他の風俗では成立しないのではないだろうか。又、この事が、ピンサロの存在価値を示しており、独自の文化を築いていると思われる。この文化を守りつつ発展する事を願って止まない。

 東京西支部 八王子事務所長 JT